測地学サマースクール2022
測地学で地球の動きを診る
測地学は地球の形やその時間変化を正確に測定し、地球で起きる諸現象を探究する学問です。今回の測地学サマースクールでは、測地学のさまざまな研究手法・研究対象について若手研究者にご講演いただきます。また、参加者自らが測地学的な観測・測量を行い、その結果について参加者どうしで考察・議論を行います。詳細は以下の通りですので、皆さまのご参加をお待ちしています!
講師(発表順・タイトル)
加納将行さん(東北大学): GNSSを用いた地殻変動観測と地震研究への応用
富田史章さん(東北大学): 海底測地観測から診る地球の動き
成田翔平さん(京都大学): 合成開口レーダーがあぶり出す火山活動のダイナミクス
松尾功二さん(国土地理院): 重力衛星でみる地球の動き
スケジュール(予定)
1日目: 9月12日(月) ★この日のみオンライン参加が可能です★
13:00 集合・開会
13:00-13:30 趣旨説明・自己紹介
13:30-15:30 講義①(加納さん・富田さん)
15:30-15:45 休憩
15:45-17:45 講義②(成田さん・松尾さん)
2日目: 9月13日(火)
9:00-10:00 実習説明
10:00-12:00 測地観測実習①
12:00-13:00 休憩
13:00-15:00 測地観測実習②
15:00-15:30 休憩
15:30-17:30 測地観測実習③
3日目: 9月14日(水)
9:00-11:00 実習結果のまとめ・考察・議論
11:00-12:00 京都大学内の測地基準点や花折断層の見学
12:00 閉会・解散
実習内容(予定)
さまざまな測地観測によって地球の半径や周長を推定し、実際の値と比較します。測地観測は以下の内容を予定しています。
歩測による距離測定
GNSS観測
ケーター振子による絶対重力測定
相対重力計による相対重力観測
コロナ感染予防対策について
本サマースクールは、現時点では予定通り開催の見込みです。対面開催においては、体温のチェック、換気の徹底、3つの密の回避、アルコール消毒など、感染予防対策を徹底いたします。対面参加の皆様におかれましては、ぜひ以下の点に注意してサマースクールの準備や参加に当たってください。ご協力をよろしくお願いいたします。
サマースクール開催までの期間、感染予防対策を続けてください。
居住地~京都間や、京都市内の移動においても、感染予防対策に努めてください。
移動手段やホテルの予約は、直前に何かあった時のために、キャンセル可能なプランの予約をお勧めします。
京都市内のホテルは1人の空間を保てるような部屋(ビジネスホテルのシングルルームなど)の予約をお勧めします。
なお、対面参加で申し込んだ後に、体調不良や感染への不安がある場合、オンライン参加への変更が可能です。このような場合、世話人(京都大・風間)のメールアドレスまでご連絡ください。
参加申し込み
参加をご希望の方は、リンク先のフォーム よりお申し込みください(7月1日より申し込みいただけます)。
現地参加もオンライン参加も申込〆切は 8月末日 を予定していますが、定員に達し次第、現地参加の申込受付を終了する予定です。
お問い合わせ
世話人: 風間卓仁(京都大学大学院理学研究科)
メールアドレス: takujin@kugi.kyoto-u.ac.jp
お問い合わせに対する回答(随時更新)
申込受付の連絡はいただけるでしょうか?
→ Googleフォームの記入後、Googleより自動メールが送信されます。また、世話人(風間)が新規受付を確認後、個別に受付済みのご連絡をしています。google.com や kugi.kyoto-u.ac.jp からメールが確実に届くよう、メールの設定を事前にご確認ください。なお、世話人が出張している際にはご連絡が遅くなるかもしれませんが、個別のご連絡は後日必ず行いますので、しばらくお待ちください。現在の申込人数を教えていただけますでしょうか?
→ 世話人(風間)のTwitterの このスレッド にて、申し込み状況を随時報告する予定です。このサマースクールに参加するために、どれほどの知識やスキルなどが必要でしょうか?
→ 特に必要ありません。初日の講義にて、時間は限られていますが、測地学に関する基礎的な内容にも触れる予定です。また、2日目の実習についても実習内容を分かりやすく指導・解説いたします。ぜひ安心して申し込みを検討してください。