『作成にあたって』マイコン部 部長 T.I.さん

 私たちは東員町の小学生向け問題集を作成しました。東員町の小中学校では2021年4月からのタブレット導入に合わせて自動で問題を出すアプリケーションを求めていました。私たちはGoogle Apps ScriptとGoogleスプレッドシートを使用してアプリケーションを開発しました。私たちの活動は中日新聞やラッキータウンTVのYoutubeにも掲載されました。

 それらの実績から木曽岬町役場の方々から、防災対して非常に力を入れているので、防災に対してのICTでできることはないかと依頼をいただきました。

 我々マイコン部は、防災問題集の作成を行いました。ランダムに10問出題され、問題ページと解答・解説ページが交互に表示されます。10問終了後、出題された問題とその解答・解説が一覧で表示されるものになっています。最後の振り返りと繰り返し問題を解けるので何度も取組んで防災への意識を高めてほしいと思います。

 マイコン部の目標は、「世の中が便利になるようなモノを提供できるようになること」です。私は今年で卒業ですが、これからもその意識で行動をしていきたいと思います。

その他の部員による作成にあたっての思い

この『桑名郡木曽岬町防災問題集』は三重県立桑名工業高等学校のマイコン部が作成しました。マイコン部メンバーの作成にあたっての思いを掲載します。

S.A.さん

今回、防災問題集の作成をして私はただ作るだけでなく、使う人のことを考えて作る大切さを学びました。せっかく防災問題集が出来てもその問題集が役に立たなければ意味がありません。最初は問題集を作ることを目的としていましたが、作っていくうちに実用性について考えるようになりました。私は将来プログラムを用いた仕事に就きたいと考えているので学生のうちにこのような経験が出来たことはとても貴重なことだと思います。今回のプロジェクトで学んだことを生かして高校を卒業した後も成長していけるように努力していこうと思います。

R.I.さん

a little knowledge is a dangerous thing.

英語のことわざで「少しだけの知識はかえって危険なものになる」という意味です。

今回の問題集は10問という少しの出題からなるものなので、自らの命を守るためにも、出来れば複数回解いて貰いたいです。

1部の選択肢の中に多少の遊び心を加えたため、少しでも楽しんでもらえれば幸いです。

Y.I.さん

木曽岬町防災問題集の作成に携わり、間違いや誤りがないように作るのはとても難しいものでした。ですが、マイコン部の部員達で相談し資料を元に先生方にアドバイスをもらいながら、楽しく作成できました。とても良いものになったと思います。3年生は最後の活動ということもあり、皆根気強く作業することができ1年生にも良い姿を見せることができたと思います。

T.S.さん

今回問題集を作って学んだことは人にわかりやすく伝わるものを作るということです。参考資料がない状態での開始だったのでインターネットを使って調べながら作りました。間違った情報を書いてはいけないので合ってるかどうかを確認しながら作るようにしました。自分は分かる表現でも人にどう伝わるのかがわからなかったので自分なりの表現をするのではなくわかりやすく理解してもらえるように努力して作りました。あとから要望が来た時は直すのが大変でしたがいい経験になったと思います。

S.S.さん

今回の防災問題を作るにあたって、どのようにしたら老若男女問わずためになる問題を作れるか、災害に対する疑問に答えることができるのかを意識して作りました。知っておきたい防災知識を伝えるにはどのような問題にすべきかを考えることに苦労しました。この問題集を通して命を守るための知識や防災に対する考えを深めてもらえればいいなと思います。

H.T.さん

初めて防災問題の作成をし問題作りの楽しさを知ることができとても貴重な体験になりました。

R.N.さん

今回防災の問題を考えてみて、まだまだ知らない知識があるなということに気づかされました。どのような問題ならわかりやすく伝えることができるか考えるのが難しく、木曽岬町のことについて調べたり地震、津波などがそれぞれどのような基準で強さが決まっているのか、避難所はどこが最適なのかなど調べないとわからないことだらけでした。ですが、問題集を作ることはとても楽しむことが出来ました。少しでも多くの人のためになることが出来れば問題を作った甲斐が有るのでより多くの人に今回作成した問題集を解いて欲しいです。

そして、この問題集を通して防災の意識を高めて欲しい です。

R.F.さん

木曽岬町の問題集はいつ災害が起きてもすかさず対応できるようにしてもらいたくて作成しました。ただ問題集だけでは、その問題に対して対応できるだけであって問題集とは違う困難に直面してしまったときに対応ができないので、常に防災のことを意識して、どのような場合でも対処できるよう災害についての知識を深めてほしいと思いました。