ご挨拶

最初に螺旋構造を機械に使用したのは、 通説では今から2000年以上昔のアルキメデスの発明といわれる円筒状の筒の中に大きな螺子を入れた揚水用アルキメディアン・スクリュー。ルネッサンス期にあたる1500年頃には、レオナルド・ダ・ビンチによってねじ部品を使った様々な装置が製作されました。日本に初めてねじが伝来したのは、1543年に種子島に漂着したポルトガル人の所有していた火縄銃とともにだったと言われています。

1857年にモーズリー由来でホイットワースが改良したねじ切り用旋盤が輸入された。1860年、遣米使節として渡米した小栗忠順はワシントン海軍工廠を見学後、西洋文明の原動力は「精密なねじを量産する能力である」と考え、1本のねじを持ち帰ったそうです。その後螺子は「産業の塩」と呼ばれ、現在では年間約3000億本生産されています。

弊社 有限会社小谷螺子製作所は大正13年に創業し、昭和20年 第二次世界大戦の東京大空襲にあって埼玉県北足立郡吹上町(現 鴻巣市)に疎開しました。当時はカメラ等のねじが生産の主流でしたが、時代の流れとともに精密小物切削加工が主体となっております。

ねじや精密小物加工において、プレスや成形が大量生産向きで精密加工向きではないという時代は過去の概念となるほどプレスや成形による精度が向上した現代において、切削加工は新たな領域を切り開く必要があると考えております。

弊社では、ひとつの精密小物をひとつの会社で造ることはもとより、各社の得意分野を活かして数社で造る精密小物に積極的に取り組み、快活な異業種交流を行い、その領域に参画するなかで社会貢献していく所存です。