仲田 資季 なかた もとき
Motoki NAKATA

総合教育研究部  自然科学部門  准教授  博士(理学)
Faculty of Arts and Sciences, Associate Professor, Ph.D
駒澤大学
Komazawa University


理化学研究所  数理創造プログラム  客員研究員
RIKEN iTHEMS, Visiting Scientist

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自然・生物・社会を形づくる集団には、『ながれ』『渦』が現れます。

ミクロに見れば乱雑な運動でも、ひとたびマクロに視野を広げてみれば、ながれや渦のダイナミクスは様々な時空間パターンや幾何構造(カタチ)を生み出していることに気がつきます。

ミクロな世界では単純な法則に従って運動しているはずなのに、『たくさん集まって相互作用する』ことで、予想だにしなかった集団としてのながれの構造や性質がマクロな世界に現れる。まるで新しい法則を知ったかのように...

そんな美しくも不思議でダイナミックな集団現象の原理を、物理学・数理科学・情報科学の理論と計算で紐解く研究を行っています。



―  研究トピック例 (これまで & 最近の取り組みや関心)  ―

 運動論と流体論の基づくプラズマの乱流現象と構造形成

 人工恒星(核融合エネルギー)の輸送解析と閉じ込め磁場の探索

 歪んだ空間に束縛された乱流と流動形成

 宇宙・天体をかたちづくる”渦と磁場と重力”の非線形ダイナミクス

 生物ロコモーションのデータ駆動解析と数理モデリング

 量子情報として見る乱流場の情報と縮約

 テンソルネットワークによる量子・古典混合型の流体計算

 波と乱れの伝搬現象に関する量子力学的定式化

 観測困難な複雑場構造を推定する深層学習

 マルコフ連鎖モンテカルロサンプリングによるカオス力学系のランドスケープ解析