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國學院大學栃木短期大學日本史フィールドは、前身である日本史学科時代から太平山の文化財調査を実施してきました。平成28年より、太平山神社のご協力を受けて、神社で所蔵する絵馬の調査を行っています。本HPでは、その成果を発表しています。現在は、歌麿まつりにおいても、公開活動や普及活動も行っています。
なお、下記の助成も受けて調査を続けてきたいことを明記しておきます。
平成28~30年 大学地域連携プロジェクト支援事業(栃木県)
令和元~2年 地域連携活動支援事業(栃木県)
國學院大學栃木学園参考館蔵
太平山は古くから信仰の対象でした。当山に鎮座する太平山神社は、第53代淳和天皇の時代(在位823〜833年)に風水害が多発し、疫病が蔓延したために天皇の命で造営されました。瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)や天照大御神(あまてらすおおみかみ)など多くの神を祀っています。現在は栃木市を中心に多くの人々から篤い信仰を受けています。
絵馬はもともと祈願や報謝のために、生きた馬の代わりに寺社に奉納する馬の絵の額のことです。次第に馬以外の絵も描かれるようになりました。
我々が調査している太平山神社の絵馬には小型のものから大型のものまで奉納されています。大型の絵馬には祈願の内容や行為を象徴するものが実景をもって描かれています。また、写実的な描写をしていることも多く、広義の風俗画としての意味を持っています。それ以外にも奉納者の住所や名前、祈願内容などが記されていることがあり、これらの情報を研究することにより奉納した人や地域の文化レベル、信仰圏などを読み解くことが可能です。
例年、毎年夏と冬に絵馬の調査を行っているのですが、コロナ禍においてはサークル活動ができず、調査を行うこともできませんでした。毎年の調査成果の一端を歌麿まつりにおいて展示してきましたが、令和2年より密を避けるために、ホームページ作成というかたちで関わることにしました。
また、本学園参考館では、常設展示として絵馬のパネル展示を行っています。その他にも例年は年度末に本学園教育センターで地元向けの報告会を行い、調査した絵馬のデータを報告書にまとめています。