故障かな?っと思って、修理業者に修理を依頼される前にご自分でエアコンを点検してみましょう。
<注意事項>
本ホームページの内容を見て作業されたことによる責任は一切お請けできません。
ご自分で判断し、解らないことや不安な場合は専門の業者に点検してもらってください。
点検の前に、製品の取扱い説明書をよくお読みください。
●エアーフィルターの点検
エアーフィルターの目詰まりは、風量が低下するため故障の原因となったり
冷え(暖まり)方が悪くなる原因となります。
目視して汚れている場合は、取外して水洗いしてください。
●吹出し風の点検
冷房の場合は設定温度を一番低い設定で、暖房の場合は設定温度を一番高い設定で
運転し吹出し風の温度を測ってみてください。
この際吹出し口の内部に手や物を絶対入れないでください。
しばらく運転した後、吹出し口の温度と吸込み口の温度の差が10℃位ある場合はおおむね正常です。
また、吹出し風の出方にムラがないか確認してみてください。もし風が出ない箇所があったりする場合は
ファンや熱交換器の汚れが考えられます。エアコンのクリーニングをお勧めします。
●リモコンの点検
ワイヤレスリモコンの場合、リモコンの電池を交換してみてください。
一部の機種では、アルカリ電池でないと動作不良を起こす場合があります。
●水漏れ時の点検
室内機側で水漏れが発生する場合、ドレンホースが詰まっている可能性があります。
ドレンホースの出口から水が出ているか確認してみてください。
出ていない場合はホースの内部が詰まっている可能性があります。
水分の吸える掃除機等で吸ってみるのも一つの手です。
●運転ランプ等の点滅について
機種により運転ランプの点滅やLED表示にて、異常状態を教えてくれるものがあります。
どのランプが点滅しているか?点滅の回数は?コードが表示される場合そのコードは?
などをメモして問い合わせてみてください。
機種や異常コードがわかっていると、故障部品の想定ができ、早く修理できます。
●室外機の周囲の確認
室外機の周りに風を妨げるものがないか、風通しがよいか確認してみてください。
たまに草や木が室外機の中に入り込んでファンの回転ができなくなるケースもあります。
草や木は、小動物が機械の中に侵入しやすい状況を作る為、室外機の周りはきれいにしておきましょう。
●吹出し風の点検
しばらく運転した後、吹出し口の温度と吸込み口の温度の差が8℃位ある場合はおおむね正常です。
なお、条件によっては室外ファンが止まったり、強風・弱風が切り替わったりします。
●熱交換器の点検
熱交換器(車のラジエータのようなフィンの部分)が詰まっていないか確認してみてください。
よく動物の毛や綿ホコリなどでフィンが詰まっている場合はブラシなどで汚れを取り除いてください。
フィンは素手でさわるとけがをします。手袋などをして作業してください。
●圧縮機の音(運転状態)の点検
圧縮機が運転していると、正常な場合一昔前の冷蔵庫のブーーンという運転音がします。
異常に音が大きい場合や運転直後にうなってすぐ止まる場合は圧縮機等の故障が考えられます。
専門業者に見てもらってください。
●電源ブレーカー(テンパール)の点検
エアコンが全く動かない場合、電源ブレーカーが下りている可能性があります。
電源盤を確認してみてください。
電源ブレーカーを入れてもすぐ下りる場合は機械に異常がありますので
専門業者に見てもらってください。
●コンセントの点検
ルームエアコンはコンセントから電源をとっているものがあります。
この場合エアコン単独のコンセントになっていなければなりません。
タコ足配線などでエアコンを運転するのは非常に危険ですので
電気工事店に専用コンセントを取付けてもらって下さい。
多くのエアコンは電源を一旦切ることによって、異常がリセットされます。
電源リセットで、運転できることもあります。
再び動かなくなる場合は、故障の要因が必ずありますので必ず専門業者に見てもらってください。