慶應義塾大学三田キャンパスでの現地参加、Zoomウェビナーでのオンライン参加とも事前登録必須とさせていただきます。
Advance registration is required for both onsite participation at Keio University Mita Campus and online participation via Zoom Webinar.
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_Lk6LHnuKTMS90dLK5knKTg
テッド・ネルソン招へい委員会と、慶應義塾大学サイバー文明研究センター(共同センター長:村井純 慶應義塾大学教授)は、ハイパーテキストの生みの親として知られ、今日の情報空間の形成に大きく貢献したテッド・ネルソン氏を招き、特別シンポジウムを開催いたします。
Ted Nelson氏のハイパーテキストの概念がTim-Berners Leeを刺激して、World Wide Web が生まれたことはよく知られています。これは氏の1960年から始まったプロジェクト、Xanaduに起因しています。双方向のリンクやコンテンツと知財など始まってもいなかったインターネットを前提としたとしか思えないビジョンを見事に描いています。そして、1974年のComputer Libという著書では、パソコン出現の予見に基づいた、デジタル・ヒッピー文化と新しい個人の参加するデジタル民主主義を謳い上げました。
インターネット、WWW、そして、AI。本当に実現してしまったTed Nelsonの世界。
2024年だからこそ議論するにふさわしい、彼の業績と未来ビジョンを多くの人と共有してもらうために再び日本の地に立ってもらいます。
日付:2024年11月28日 (木)
14:00~17:30 特別シンポジウム(慶應義塾大学三田キャンパス 東館6階 G-Lab)参加費無料
18:00~20:00 懇親会(慶應義塾大学三田キャンパス 南校舎4階 ザ・カフェテリア)参加費 5,000円
場所:慶應義塾大学三田キャンパス(東京都港区三田2-15-45)アクセスマップ
開催方法:対面およびオンライン(Zoomウェビナー)いずれの場合も参加登録必須
使用言語:英語(通訳なし)
共催:テッド・ネルソン招へい委員会、慶應義塾大学サイバー文明研究センター、WIDEプロジェクト
テッド・ネルソンとは、米国のコンピューター科学者である。1937年生まれ。ハイパーテキストの基礎的研究を行い、ザナドゥ(Xanadu)プロジェクトを組織した人物として知られている。
1955年、ペンシルバニア州スワースモア大学に入学した。専攻は哲学。1959年に卒業するとハーバード大学大学院の社会学修士課程へ進学し、1963年には修士号を取得している。このハーバード時代に、コンピュータに接した。
ヴァネバー・ブッシュが1945年に発表した論文「われわれが思考するごとく」に接したネルソンは大いに感銘し、わが意を得たりと言うかのように、構想の実現へ取り組み始めた。このブッシュの論文にインスパイアされて形成された構想こそが、ネルソンが1963年に提唱した「ハイパーテキスト」であり、その発展型として1967年に提唱された「ザナドゥ」であった。以来一貫して同研究に精力的に取り組み続けている。 (用語解説出典 Weblio)
2002年、慶應義塾大学で博士号(政策・メディア)を取得。元・慶應義塾大学環境情報学部客員教授。