2023年度

高校1年(選択絵画・デザイン・書道)

高校3年(選択美術)

美術書道展

金賞受賞作品

20241月17日()~22日()

S館1階 展示ギャラリー

高校1年・3年 金賞受賞作品

高校1年選択絵画 「ドライポイント版画」


 ドライポイントは髪の毛ほどの細い線を重ねていく版画技法です。「虚構の存在」をテーマに様々な写真を組み合わせた「コラージュ」を制作し、それを元に独自の世界観を版画におこしました。
 この金賞受賞作品は、構成に独自のユーモアが感じられ、虚実が交錯する空間を白黒の濃淡を生かし豊かに表現しています。 

  

高校1年選択デザイン 「お店のマークのデザイン」

 架空のお店を設定し、それにふさわしいマークをデザインするとともにシルクスクリーン版画の技法で手提げなどに印刷しました。
 この作品は、ユニークなキャラクターが印象的であり、マークとしてのまとまりを持たせながらもそれを崩すような構成が動きを与える作品になっています。 

高校3年選択美術 「フットライトのデザイン」

 ステンドグラスでフットライトを制作しました。色ガラスを電動のこぎりや電動やすりでパーツにして組み合わせ、パーツ同士を半田付けで接着、銀色の半田を黒く染めました。
 この作品は「蝶のソワレ」という題名で、月夜に蝶と花の舞台が繰り広げられています。蝶の羽や花の葉が2色の同系色でまとめられていて、少し深みが出ています。ぽってりと半田が付けられていて、柔らかな感じが出ています。 


高校1年選択書道

 漢字の臨書・仮名・漢字仮名まじり文に取り組んだ作品を軸装しました。
 本作は初唐の欧陽詢が書いた「九成宮醴泉銘」で古来より「楷書の極則」と言われている洗練された楷書を臨書したものです。この古典の特徴である縦長で直線的な線を丁寧に表現し、字つぶの大きさや字間と行間の余白を上手く生かした全体的にバランスの良い作品です。