このイメージ画像はMicrosoft Copilotで作成しました
「みんなを感じられる教育メタバース」を合言葉に教育専用のメタバース空間として生まれた「FAMcampus」。GIGA端末でも問題なく活用できる2Dメタバース空間を「協働的な学びの新たなプラットフォーム」として活用してみませんか。
鹿児島県は南北約600㎞に及ぶ広大な地理的環境にあり、離島やへき地、小規模校が多いという特徴があります。こうした環境下では、少人数指導によるきめ細かな教育が可能な一方で、多様な考えに触れる機会が少なく、協働的な学びの充実が難しいという大きな課題に直面します。メタバース(仮想空間)を活用することで、以下のような学習者が主体となる協働的な学びを実現できます。
デジタルがつなぐ「一つの教室」
物理的な距離を意識することなく、デジタル上の同じ空間で活動できるため、遠く離れた学校同士でもまるで同じ教室にいるような感覚で共に学ぶことができます。
児童生徒の主体性の向上
従来のWeb会議システムでのグループ活動では、教師がブレイクアウトルームを設定する必要がありましたが、メタバースでは児童生徒が自分の判断で自由に移動し、交流したい相手を選んでビデオチャットで交流を開始できます。教師も適宜、交流に介入可能です。
他者参照による学びの深化
クラウドサービスとの併用により、他校の友達の学びをリアルタイムで参照(他者参照)したり、意見をもらったりすることで、自己の学びを更に広げ、深めることができます。
FAMcampusは、「みんなを感じられる教育空間」をコンセプトとした、富士ソフト株式会社のサービスです。アバターで交流するバーチャル教育空間を活用して様々な教育活動を実施できます。
教育専用設計
1人1台端末(GIGA端末)でスムーズに動作し、ワンフロア150人まで活動可能。2Dメタバースにより、全体を俯瞰して見られるので児童生徒の見取りがしやすくなります。
アバターによる直感的な操作
自分の分身であるアバターを動かし、ほかのアバターと近づく(ぶつかる)だけでビデオチャットが始まるなど、対面に近い自然な交流が可能です。
外部ツールとのシームレスな連携
教室の座席に着席するだけで自動的にWeb会議システムが起動する機能を備えており、既存の授業スタイルに合わせた授業スタイルにも対応できます。
充実した学習支援機能
メタバース空間内のホワイトボードや本棚に教材や資料のリンクを設定でき、そこを起点に一斉指導から個別学習、グループワークまであらゆる形態に対応します。
不登校支援への貢献
顔出しが苦手な児童生徒のための「ビデオマスク」や、気持ちを可視化する「いまの気持ち機能」など、多様な児童生徒が安心して参加できる居場所としての役割も期待されています。
鹿児島県総合教育センターでは、誰一人取り残さない学びの保証を目指し、先端技術を活用した「遠隔合同授業」の可能性を検証してきました。
遠隔合同授業の「日常化」への挑戦
交流のたびに校時表を調整する負担を減らすため、一単位時間全てを接続するのではなく、「協働的な学びが必要な部分のみ接続する」という新たな学習スタイルを確立しました。
離島間(種子島・徳之島)での実践検証
直線距離で360km離れた中種子町立納官小学校と徳之島町立花徳小学校を結び、1年間にわたる継続的な交流を実施しました。詳しくは、スライドや動画を御覧ください。
今後の展望として
メタバース空間での活動はたとえ学年に一人しかいない環境であっても、協働的な学びを充実させられるプラットフォームになりえることが実証されました。今後は、当センターが準備したテナントでの体験を通じて、「心の距離が縮まる」「学びが深まる」といった効果を実感していただき、この空間を鹿児島県下のあらゆる学校の交流の場として活用されることを目指していきます。
鹿児島県総合教育センターによる、FAMcampusを活用した取組をまとめたイラスト
FAMcampusを活用した1時間の授業を3分にまとめた動画