日本の地層は東北日本と西南日本に分類されます。(東日本と西日本とはいいません)
その境界をフォッサマグナ(ラテン語で大きな溝の意味)と呼びます。むかしは海で周りからの土砂が分厚く堆積しました。そこが今は陸になり、日本列島がつながっています。このフォッサマグナの西縁が糸魚川静岡構造線と呼ばれる断層です。東縁は新潟県柏崎市から千葉県千葉市に掛けてといわれていますが、はっきりとしていません。
長野市はフォッサマグナの堆積物(砂・泥・火山噴出物)が分厚く堆積しています。西に向かうにつれてそれらが隆起して山地を作っています。ですからこのあたりの山々は脆く崩れやすいのが特徴で、地滑りが作った地形を見ることができます。白馬村に向かっていくと地形が変わっていきます。
北アルプス山麓がフォッサマグナの西縁で、浸食された土砂が堆積して湿原や湖を形成しています。糸魚川静岡構造線は北アルプスの東縁を通っており、姫川はこれに沿った河川で、糸魚川に向かって流れていきます。木崎湖を眼下に見ることができる小熊山山頂からはこれらの地形がよく分かります。また、フォッサマグナを突き破るようにしてできた火山群もその規模の大きさがよく分かり、日本列島の変動がいかに多いかを知ることができます。このような視点で地形や地質を見ていく巡検です。
第4回フィールド見学
長野県から糸魚川ー静岡構造線を越えよう!
案内人:田辺智隆(前戸隠地質化石博物館館長)
畠山正恒(前聖光学院)
開催日:2026年10月25日(日)
集合・解散場所:JR長野駅
集合時間:8:45
解散時間:16:45(予定)
※集合時間は下り列車に合わせています。上り列車利用の方はご相談いただければ考慮します。
持ち物:お弁当,飲物
参加費:3000円
参加費に含まれるもの:
フォッサマグナ堆積物でできている長野市から、フォッサマグナ西縁の糸魚川静岡構造線が通っている大町市や白馬村に掛けて、地層や地形がどのように変化していくかを観察します。晴天に恵まれれば糸魚川静岡構造線が作った地形が手に取るように分かります。
① 裾花凝灰岩の露頭観察(長野市安茂里小市4丁目)〈凝灰岩層〉
② 第三紀層の露頭観察(長野県小川村瀬戸)〈堆積岩層・生痕化石〉
③ 小熊山山頂(長野県大町市大町光明町)〈糸魚川静岡構造線が作った地形/木崎湖を上から見る〉
④ 松川の河原(長野県白馬村北城)〈北アルプスを作っている岩石を調べる/採集可能/松川の上流が白馬大雪渓〉
⑤ 2014年長野県神城断層地震の断層観察(長野県白馬村北城)
⑥ 2014年長野県神城断層地震の遺構見学(長野県白馬村神城)
⑦ 親海湿原(長野県白馬村神城)〈姫川源流〉
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