Changing

新感覚のカラフルリバーシ!?

サイエンスアゴラ2021・プレアゴラ 2021年10月10日 に出展しました!

当日のアーカイブ動画がサイエンスアゴラ公式サイトから視聴できます。

共創型ボードゲーム「Changing(チェンジング)」とは

「Changing(チェンジング)」は、実践女子大学エデュテイメント研究所で開発中の共創型ボードゲームです。

プレイヤー(2〜6名)は、異なる色のコマで挟んで「混色」しながら「6×6」のボードを完成させていきます。

最後、ボードが完成するまでのプレイの軌跡が「音」に変換されます。

現在、エデュ研ではデジタル版(アプリ)とアナログ版(色認識積み木)の開発を並行して進めています。

デジタル版プロトタイプ(アプリ)

アナログ版プロトタイプ(積み木)


Changing ! のおもな特徴

「共創」

Changing は、基本的には勝ち負けを競わない協力ゲームです。どんな盤面を目指すかは一緒にプレイする人次第。その一期一会を楽しもう!

光と色の科学

新感覚のカラフルリバーシ。遊びながら「色光の三原色(RGB)・加法混色」と「色材の三原色(CMY)・減法混色」の特性を学べます!

日常からの「発見」

デジタル版では、プレイヤーがコマになる6色を身の回りから探し、その画像をコマとして使用することができます。どんな色が「発見」できるかな?

感覚の変換

Changing では、最後に盤面の色(視覚)が音(聴覚)に変換されますひとつの作品を目と耳、異なる2つの感覚器官で楽しんでみよう!


Changing! のルール

【はじめに】 本ゲームで用いる6色は、色の表現方法にならい「CMYグループ」と「RGBグループ」に大別されます。

CMYグループ(減法混色)

  • 「色料の三原色」とも呼ばれる、シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)の3色で構成される

  • 「減法混色」では、色を重ねるごとに暗くなり、3つの色が重なると黒(正式には黒に近い色)になる

  • ポスターやチラシなどの印刷物に用いられる色

RGBグループ(加法混色)

  • 「色光の三原色」とも呼ばれる、赤(R)・緑(G)・青(B)の3色で構成される

  • 「加法混色」では、色を重ねるごとに明るくなり、3つの色が重なると白になる

  • パソコンなどのディスプレイから発せられる色は、加法混色で表現されている

※ CMYとRGBの関係

  • 「減法混色」のうち2色を同量ずつ混色すると、「加法混色」の1色になる

  • 「加法混色」のうち2色を同量ずつ混色すると、「減法混色」の1色になる

CMYグループ(減法混色)

RGBグループ(加法混色)

【遊び方】条件を満たすよう、6 x 6 ボードに色コマを配置していきます

1)プレイヤーは、異なる2色でマスを挟むよう色コマを配置する(1回1コマずつ)

2)異なる2色で挟むと、その間のコマの色がその2色の「混色」に変化する

3)次のプレイヤーが同じように色コマを配置する(以上、繰り返し)

<条件>

  • 異なる2色は同じグループ内の2色でなければならない(CMYグループ or RGBグループ)※同じ色では挟めない

  • 1人目は CMYグループ、2人目はRGBグループ、3人目はCMYグループ、...といったようにアクティブな色グループが入れ替わる

  • 挟み方は、縦横斜めのいずれでもOK

  • 配置する場所のライン上に同じグループの色が複数ある場合は、配置したマスと一番遠い位置にある色と挟む

  • 間に挟む色は、基本的には何色でも構わない(同じグループでも、異なるグループでも、配置する色と同じ色でもOK)※配置して挟もうとする2色の間にあるコマすべてがすでに「混色」後の色だった場合は配置できない

  • 配置できるマスがない場合はパス


音化】36マスすべての配置が終了すると、プレイの軌跡が「音」に変換されます

音化のルール(2021年8月31日現在 ※音化のルールは今後大きく変更する可能性があります)

  • 6色にヨナ抜き長音階配置されている: シアン(ド)・マゼンタ(レ)・イエロー(ミ)・赤(ソ)・緑(ラ)・青(ド※1オクターブ上)

  • 「C3」マスから渦状(時計回り)に「A6」マスまで、各マスに重なった色すべてが、配置に従い「音」に変換され、再生される。

【追加ルール】基本ルールでは物足りない場合、ルールを追加することもできます

※ 本ゲームは、基本的に「勝ち負け」のないゲームです。ただしプレイヤーの年齢等によっては、たとえば以下のような目標を設定してプレイすることで、ゲームをより戦略的に楽しむこともできます。

e.g. 「より多くのマスの色を変化させよ」「最終的な盤面で最も多い色を〇〇にせよ」「A1はシアンで終了せよ」「最後まで〇〇色は使ってはいけない」などなど


チーム単位で設定する場合

  • 複数のチームで同時並行して実施するときにおすすめ

  • 達成できたチームすべてが勝者となる


プレイヤーごとに秘密の目標を設定する場合

  • 一緒にプレイするメンバーのなかでもちょっとした刺激として競争要素を取り入れたいとき

  • 秘密の目標カードを配り、プレイヤーはそこにかかれた複数の目標のどれかを達成すれば良い。(カードによって目標が少しずつ異なる/自分が引いたカードに書かれている目標であれば、途中で目標を切り替えてもOK)


Changing 資料集