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以下に示すのは、書店員の木村綾子さん（B&B）による、ある本の紹介文である。

この本はビブリオシアターにも所蔵している。この本を特定し、ビブリオシアター所蔵図書の資料ID（図書館バーコードラベルに記載されている８桁の数字）を調査して回答せよ。

恋愛の話で人とわかち合えたことがほとんどありませんでした。でも、この本を読んで、もし角田さんとお話しする機会があれば、悩みを打ち明けられる気がするって思ったんです。終盤に山田さんが友人にいう、たたみかけるようなセリフで、「みっともなくたって……」というのがあるのですが、女の怖さ、痛さ、歪んだ感情をまざまざと突きつけられて、だけれどそれでもいいじゃないかと訴えかけられたようで、とにかく震えましたね。結末にもちょっと鳥肌がおさまらなかったです。あまりに純粋な女性を描いたすごい恋愛小説です。

➡（半角数字）