2024.01.01 TEAM INSTYLE のみんなへ
2024.01.01 TEAM INSTYLE のみんなへ
新年あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします
毎年言い続けてる、
「あっという間だったね。あれからもう一年経ったんだ、早いね」
そんな台詞を実感を伴って共有できる仲間が増えた状態で、今年も新年を迎えることが出来ました。
M&Aがきっかけでグループインした会社だったりすると、
「今まではこんなふうに時間軸の長い話ができなかったんですよ
(早いねって言い合う奴がもう会社にいない)」
っていうチームもいたりするので、仲間が増え、組織が安定して成長していることは、
ありがたいことだなと改めて思っています。
今年も、みんなより一足はやくハワイに来て、
なんとなくこの一年に思いを馳せながら、
またこの駄文を連ねています。
「月単位でカレンダーに隙間を作らない」って課してんのか?
と思うくらいには、楽しくやらせてもらいました。
(自意識過剰だけど)流石に上に「イベント」として記入するのは憚られたけど、
みんなに新しいオフィスで誕生日を祝ってもらったのもいい思い出です。
ありがとう。(いや、無かったことにされてんぞ、とか思われても嫌なんで書きましたけど、次のおねだりではないよ笑)
2023年、みんなにとっては、どんな年でしたか?
俺にとっては相変わらず、
あっという間で、
みんなといられて楽しく、嬉しくて、充実しているけど、
何も成し遂げられずにいた気がする一年でした。
俺は、君たちの大切なものを、大切にできただろうか?
きっと、その答えに自信を持ってYESと言えないから、
何も成し遂げられずにいた気がするんだろうし、
俺はまだVISIONを見つけ切れていないんだろうと思っています。
俺は、俺自身にとって大切なものを、大切にするために、ベストは尽くしたけど、
君たちの大切なものを大切に出来たかはやっぱり自信がない。
俺の大切なものの多くを占める、大きなものは間違いなく君たちで、俺はそれを大切にするためのベストを尽くした自信はあるけど、君たちが大切にしているものを、キチンと大切には出来なかったんじゃないかと今年も思っている。
みんなをハワイ(など)に招待するのも、
いい目に一人であっても意味はないと昔から思っていたから、
(昔からうまいもんはみんなで食いたい)
みんなにいい目にあって欲しいし、ってのと、
みんなに、
申し訳ないけど、
知らないうちに、気づかないうちに、迷惑をかけてるし、なんらか皺寄せしてるし、
きっとなにか傷つけてしまっているから、
せめて謝罪と感謝を形にして伝えたいからこうしているってのも大きい。
いつもごめん、ありがとう。
逆に言えば、
VISIONを見つけ切ったら、
「この⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎ってVISION達成のためなら、このくらいのことはしょうがないだろ!」
って開き直れて、感謝や謝罪が少なくなるのかもしれない。
功罪あるね、やっぱり。
何せ正しいVISIONには敵が必要で、
去年制定した我々のVISIONである、Happy Endingには敵はいない。
それがよくもあり、悪くもあると思っていて、
「この⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎ってVISION達成のためなら、このくらいのことはしょうがないだろ!」
ってお互い言い合えるような⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎が必要なんだと思っています。
BED j.w. FORDにとってはおそらく、
クリエイティブ、ショー、ショーで表現する世界観などなどが、
例えばそれにあたるんだと思います。
BED j.w. FORDのVISIONは、
『世界で次の時代をつくれる存在になる』が近いのかな。
だから、世界のトップメゾンがライバルで、ある意味で敵。
『世界で次の時代をつくれる存在になる』ためには彼らは少々のことではへこたれないし、
不平不満を言わない。
そのためにやってるから。
甲子園目指してる高校球児が、部室が臭えとか、トレーニングが厳しいとかの不平不満を言わないのと一緒で。
だから彼らにとっては「手抜き」も敵だし、
「不誠実」も、「嘘」も、「虚栄」も敵なんだと思う。
それで戦える場所じゃないからね。
世界中から僅か50前後のブランドが集まって、
鎬を削る場所ってのは。
だから、
VISIONまでいかなくても、
最近よく俺が「センターピン」的な話をするのはそのせいです。
2024年は各自に、この「センターピン」を見極めて仕事をして欲しいなと思います。
2024年の、個人的に仕事をする上でのもの、
所属部署、会社の最重要項目を見極めて、意識してやってほしい。
それさえ出来てりゃ大体のことは解決するなってことで、
逆に、外したら絶対ストライク(ボウリング)にはならないのが、センターピンです。
KGIでもいいのかもしれませんが、少し違う。
それさえ出来ていれば大体解決するもので、
外したら絶対上手くいかないもの。
例えば、
経理だったら、毎月の(主に)月末の締め支払いをきちんとすること、だろうし
BED j.w. FORDにとってはいい服つくること、年に2回のショーでしょう。
VERITEにとっては、いい物件作って売れればそれでいいし、
XGJにとっては毎年のX GAMESやWORLD SKATEを成功させること。
などなどの方が優先だから、そしてそれが俺や周りと同意が取れているから、
それらは例えば「毎日必ず、朝10時に会社にいること」よりも優先されるから、
「遅刻にならない、遅刻しても許される」んだと思う。
不動産の社長はしっかり売れてりゃ、
BED j.w. FORDのデザイナーはいいもん作れてりゃ、
俺はイケてりゃ、
それでいいんだよ、と。
このセンターピンを全員が意識できて、
大事なものを大事にするための行動ができると、
また一つ、筋の通った、規律ある、
けど自由でクリエイティブな組織になれると思っている。
俺は
「グループやクライアントの全体利益と幸福の最大化のために、俺にしかできないことに集中して、1日たりとも止まらない」
のが、最近?ここ10年くらい?のイケてるなと思える為のセンターピンで、そのために朝寝坊しても、遅刻しても許されるし(あんましないけど)、
クライアントからも「まあ結果出してるからね、あいつ」で終わる。
逆に、
「グループやクライアントの利益を蔑ろにして、誰でもできること、俺じゃなくてもいいこと、をせっせとこなして、ダラダラと休みがちに働く」のはダセえなと思ったから(今も思う)それはしていない。
だから軽井沢やハワイ、パリやニューヨーク、香港などなど、
世界中で一人になる時間を(飛行機含め)作る理由も、俺にしかできないことに集中してクリエイティブであるために、強制的に時間と場所を変えている。
その時その時で、一番いいと思う行動を取っている。
そんなわけで、若造りしたいわけでも、時代に迎合したいわけでもないが、
冗談でもなんでもなく、この国には丁髷がイケてた時代があるのだし、ある程度あやふやなことを言っている自覚はあるが、
2024年も大事なものを大事に、客観視を忘れず、
「格好良い」とか「イケてる」も時代や年齢によって変わるから、43歳なり、2024年なりに良いものを目指していたい。
つまり俺にとっての⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎、センターピンは(もちろん自由であった上で)「イケてる」とか「粋」で、敵は「ダサい」とか「野暮」とかなんだろう。
(俺の名誉のために念の為言っておくけど、、、
俺かっこいいでしょう?イケてるでしょう?と言ってるわけではないですからね、、、良いものを目指している、って話です)
だから、
「ヒデさんそれダサいよ」って言われたら、「マジで?ごめん、やめるわ」ってなるんだと思う。
(俺の止め方の話です)
そんな前提条件のもと、
今年も共有したいことがあります。
ひとつは2024年からの働き方について
もうひとつは姿勢のルールについて
です
まず、2024年からの働き方の改訂についてですが、
水曜特別休暇を廃止して、
テレワークやフレックス出勤制度を新しい形で導入します。
テレワーク・フレックス出勤権利のチケットを毎月グレードに則した枚数だけ支給する制度です。
新卒や仕事できない人間が管理されずにただひたすらにテレワークとフレックスを繰り返しても成果も出ないし成長できないと思うし、最初はある程度型を身につけた方が良いと思うけど、
習慣を続けるには「毎日やる量を決める」よりも「毎日同じ時間に始めること」らしい
きちんとできる人間は自分で管理してやってくれって趣旨です。
基本的に俺は会社を性善説で経営してきたし、
まずは信用するところから入っているから、これからも
その基本が侵されない範囲で、織学や経営の基本をしっかりと
インストールしていきたいと思っています。
俺は普段から、各自が各自なりのベストを尽くしてくれていると思って信用しているので、
通院やら体調管理やら、プライベートの充実、ワークライフバランスなどは、
各自うまくやってほしいと思っている派です。
だからモチベーションコントロール、
モチベーションマネジメントをあまりしてきていないし、
今後もするつもりはないんだけれど、
最近「モチベーション」が誤解されているなと思う局面があったので、少し説明しておきます。
俺はプロとして、モチベーションを当てにして仕事をしてきたことはありません。
モチベーションが上がらないから、今日はこのくらいでいいや、という仕事をしてきていたら、今俺はここにいないでしょう。
モチベーションが50%の時は、責任感50%で埋めて、
100%の仕事を納品してきたし、基本的には責任感100%で生きているから、
モチベーションはバフやボーナスであって、基本的に計算に入れていません。
そもそも好きなことしかしていないので、
あまりモチベーションを必要としないというのもあります。
あとはモチベーションってものの性質をみんなよりは理解しているのでしょう。
ここからが「誤解されていると思う」モチベーションの性質についての話ですが、
例えば、
ディズニーランドが好きな人に、
「ディズニーランドに行くモチベーション」をマネジメントする必要はありません。
ただ楽しんでいればいいのです。
ここでは、
「会社をディズニーランドのように楽しいものとして受け入れろ」
とか
「うちの会社はディズニーランドのように楽しいだろう」
とか言い出したいわけじゃなく、性質の話をしています。
続けますが、
極論、そんなディズニーランドでもモチベーションがわかないときはあります。
例えば体調不良とか、ひどい二日酔いとか、足折ってる、とかです。
つまり、モチベーションというものは、
「プラスのもの、アクセル」を増やすのではなく、
「マイナスのもの、ブレーキ」を減らすほうが湧きやすい、
という性質があるのです。
だから俺は会社の近くに住んで(もしくは会社を家の近くにして)、
「満員電車に乗るのめんどくせえな」とかそういったマイナス要素を一つ一つ潰してきているんです。
その結果、毎日いい感じに出勤できているんです。
その状態にみんなも健全に持っていきたくて、
「今日はちょっと体調悪いんだよな」
とか
「ちょっと飲みすぎちゃった」
とか
「生理重いな」
とかそういったブレーキになり得ることを、
うまく減らすことで、それを自分で選んでコントロールできることで、
結果的により自発的にモチベーション高く働けるんじゃないかと思ってこの制度を設計しました。
うまく想定通りに機能して、みんながより自由にクリエイティブに、
モチベーション高く自発的に、快適に働けたら嬉しい。
次に、姿勢のルールについて、公開します。
あとは、
ざっくりとした現時点での2024年のイベントカレンダーというかスケジュールと、
予算感を共有しておきます。
いつもこういった少し大きな全体感のあるものを共有すると、
例えば俺のコンサルティングなんて何も自分にできることはないと思ったり、
関係ないと思ったりしてしまうかもしれないけれど、
例えば俺の秘書二人は安定して会社にいてくれて、細かい俺が面倒なことをやってくれているから俺がめちゃくちゃ助かっていて、
その結果、俺が無茶とか無理とか無謀と言われるようなあり得ないことにしっかり挑戦して結果を出せていたりするんです。
その信用や安定の源泉の一つは、
「毎日きちんと決まった時間に会社にいて、いつも笑顔でちゃんときっちり仕事する」
って当たり前というか誰にでもできることを凡事徹底して、誰にもできないくらいやり切ってくれることで、俺を助けてくれています。
だから、特別なことでも、大きなことでもないことで、
グループ全体に良い影響を与えることが全員にできるんです。
同じように、X-mobileの社長の営業なんて、コントロールできないよ、って思うかもしれないけど、
例えばその社長の営業の、ブランド力の元に今なっているのは、コラボ携帯で、
コラボをしっかり成功させることが彼の色々な営業の成功につながる。
じゃあコラボ携帯をどうしたら成功させられるか?
コラボ携帯のバックグラウンド、バックオフィスがちゃんとしているから、
コラボ先が、X mobileを選ぶ。数多あるMVNOの中から。
ということはバックグラウンド、バックオフィス、仕組みやマニュアルがきちんとしていることが大事。
それなら各自ができる、とか、
過剰な経費にならないようにアラートを立てる、とかも各自ができる、とか、
遠い、大きなことに見えても、
地続きですぐみんなの手元足元に繋がってるんですよ。
世界一の教会・大聖堂は、君たちの手元のレンガから出来ていて、思っているよりその影響や役割は大きなものなんです。
だから、みんなが俺でも、みんなが俺の秘書のような人でも、みんながX-mobileの社長のような人でも、もちろんダメで、それが俺が歯車って言ってる本当の意味で。
その歯車が、それぞれが正しく噛み合ったとき
本当の意味で大きなチカラがでる。
チームでマンモスを狩りに行く、ってのは
みんなが槍を持てってことじゃなくて、
狩りに行く為の服を縫う奴、
罠を作る奴、槍を作る奴、そして槍を持つ奴。
それぞれが噛み合って、大きなことを成し遂げる。
それがチームでマンモスを狩りに行くってことでしょう。
だからこれからも、
より自由で快適にクリエイティブにいるために、
センターピン、イシューを見極めて、それに集中して解決、成長、達成、獲得する。
快適に新しい権利を使いこなすためにも、
基礎としてしっかりと義務や姿勢のルールと行動のルールを定めて、
スケジュールと予算を達成して、
やがては1000億の企業体というこの企業のHappy endingに向けて、
各個人それぞれのHappy endingに向けて、
2024年も一緒に頑張りましょう。
俺もベストを尽くします。
新年明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします
INSTYLE GROUP 代表
西村豪庸