1年後のチーム再編成に向けて、現時点での中長期ビジョンと、そこから来る短期的戦略と戦術、そこに至るまでの意思決定プロセスの共有
1.メビウス製薬をM&Aしたことで、メンバーが増えました。
手始めに人事、総務、経理、といったメンバーには、ゆっくりとグループを横断的に活躍していってもらっていますが、
やがては1つところにまとまってもいいかな、と思っています。
でね、メビウス製薬のオフィスってバカ高いんですよ。
相場の3倍くらいで借りてる。具体的には坪7万円超えるくらい。
丸の内の一等地の最高のビルの新築でもこんなにしないんじゃないかな。
で、2023年の10月まで契約が残ってて、出ていくのにも家賃全額払ってね、ってクソ契約なんで、
原状回復工事期間のこととか考えても、2023年の8月くらいまでは居ないともったいない、イヤだけど。
そこからは引っ越ししようと思っていて、それが2023年の8月くらい。
その時にはいい感じのチームで、よりよい形に向けた組織再編に臨みたい。だから1年後くらい。
最高に贅沢なプランは、
3倍の広さのところをメビウスは同じ金額払って、インスタイルは赤坂オフィスの1、2、5Fの分払って、
それにちょっと足したくらいの家賃で1ヶ所借りて、一つところにまとめる。
(まだ足すんかい、と思ったそこの君、正解笑)
一番現実的なお得プランは、
メビウスは家賃を相場相応の3分の1くらいに縮小して、
インスタイルとかエックスモバイルの近くに引っ越しさせて、利益を出す。
どっちにするかは、今後1〜2ヶ月でいろんなことを総合的に考えて答えを出します。
十中八九、俺は贅沢好きだから、贅沢プラン選ぶんだろうけどね。
まあ、そもそもオフィス不要論を20年以上前から言ってきて、
前に居た健太ってCDOに「オフィス借りて」って言われて、
じゃあせっかくだから贅沢すっか、って4年前くらいかな?借りたのが今の赤坂オフィスで、
人生初、俺の机のある自分のオフィスだからね。クライアントのとこにはあったけど。
どうせなら贅沢する、そうじゃないならいらない。
わかりやすいから昔から例えに使ってるだけで、最高だと思ってるわけじゃないけど、
焼肉食いにいくなら、どうせ外食も焼肉も贅沢だから、高級と言われている焼肉店に行くの。
そうじゃないなら、中途半端な焼肉とかいくくらいなら、吉野家でいいの。美味しいし。
吉野家「が」良いときだって全然ある。
だから社員旅行とかも、どうせ旅行という、なくてもいいもんを贅沢としてするなら、贅沢旅行すんの。
だから出張(仕事)の時のホテルより社員旅行のホテルの方が全然良いホテルなんだってば。
出張(仕事)なんて利益出す為なんだから、経費は低いほうがいいでしょうよ。
俺は何かにつけて極端だからさ、オフィスも同じ。
で、オフィスについて考えるとさ、最近はコロナとかも相まって、いろんな働き方の話になってさ、
もちろん、リモートとかフレックスとか、ワーケーションとか基本的には全部賛成さ。
極論、完全リモートだって別にいいんだけどさ、じゃあ完全外注でもいいなってなっちゃうし、
じゃあAIや機械でもいいんじゃ?とかになってくるじゃん。
結局、「仕事だけ、作業だけ」してくれりゃいいのか?
って思うから、完全に全社員・全社長・全日程・オールリモート、はしないと思う。
ジョブ型じゃなくてネットワーク型の組織をずっと作ってきちゃったし、
それでいいと思ってるしね。機械やAIに出せない組織、チームとしての価値を出していく為の仕事をみんなができたらいいなと思うし。
まぁ、あとは、俺がみんなに会えないと寂しいからね。
俺、寂しがりやの1人好きだから。
めんどくせえな、自分で言ってて。
2.俺ね、1980年生まれなんです。
2000年にハタチになるから、計算やりやすくて。
2020年に40歳、2030年に50歳です。
別に特段年齢に拘ってないけど、ざっくり昔から、
20代は波瀾万丈でいい。
30からは勝ち続けて死ぬ。
40からは余生だから、後輩に託してく。
って言ってたんですよ。
だから今となっては、毎年毎月、絶賛託してってる最中。
これを書いてる段階で41歳。
2022年だから、もうすぐ42歳。
だから、50歳まで、あと8年くらいかな。
俺が50になる、2030年くらいにはグループの年商が1000億くらいで、
そのうち900億くらいは俺以外があげてて、
俺は100億くらいを、ちょいちょいって売りあげてりゃそれでいいな。
完全に引退するとボケそうだし、つまんなそうだし、「仕事が趣味」だしね。
そんな感じになってたらいいなって思ってる。
これが強いて言えば中長期ビジョンなんじゃないかなぁ。
元々、5年前って俺がいなくても上がる売上、ってほぼ0だったんだけど、
今は666億のうち、200億くらいは、俺が居なくてもあがるんじゃないかな。
これって凄いことだな、と思ってて。
だから、8年後?の100億:900億=90%が
俺がいなくてもあがる売上と利益
って会社、グループに向けて、今も時間とお金を投資してる最中って感じ。
でも数字にこだわってないからね。
一番こだわってるのは全体の自由と幸福。
3.そんな未来に向けて、今どんなフェーズにいるか、
短期・中期・長期で、どんな事を考えてるか、それを書いてます。
で、なんでこんなこと言うかって、俺は「みんなに幸せで居てほしい」んですよ。
本にも書いたけど、幸せの定義って人それぞれだから、
それぞれの人がちゃんと考えて定義づけてほしいんだけど、
その為に俺がまずしなきゃいけないことって、適正な情報開示だと思ってて。
「会社、グループはこれから、こんなペースと方法で、こんなところを目指すよ」
ってのが前述の情報開示で、それと個人の方向性が揃ってたらある程度幸せなんじゃないかなと思ってるのでね。
だから、
「これからこの船はこの方向にこのペースで向かいます」って情報開示してて、
それを「自分で選んで」「好き好んで」やって欲しいんですよ。
奴隷船の様に首に縄つけて船に乗せられてるわけじゃないはずだし、
自分で選ぶと後悔は少ないし楽しいから。
やらされた事って、結局後悔するし、楽しくないから、被害者意識も生むしね。
そんな会社嫌なんだよ俺。
だからちょくちょく言うんだよね
「働かせてやってるとも言わねえけど、お願い申し上げて働いて頂いてもねえわ」って。
大人になって、「運動」じゃなくて「体育の授業」が嫌いだっただけ、
って気づく人がいたり、
「勉強」や「トレーニング」じゃなくて、「授業」が嫌いだっただけ、
って気づく人がいるのも、
それが理屈の一つでさ。
だから、どんなに辛くてつまんねえことでも、
自分で選んで、一所懸命やってりゃ楽しいし、
どんなに楽で面白いことでも、
他人に押し付けられて、適当にやってりゃつまんないと思うんだよね。
ジョン・スチュアート・ミルが「自由論」の中で、
「自分の感性や性格にそぐわない動機で行動したりすると、自分の感性や性格は熱く高揚するどころか、鈍くなり沈み込むのが落ちだ。」
って言ってたのもそう言うことだろうよと俺は思ってて。
だから、俺は自分の会社のメンバーくらいは、
「ほぼ100%」の人間が、「好き好んで」、好きなことを好きなように頑張ってるいいチームにしたいんだよね。
この割合に妥協できるんだったら社員数1万人とかに簡単にできるよ、俺。しないけど。
結局、俺はお金がない時から人やチームとあわせて
この価値観だけは大事にしてきたから、今ではお金もあると思ってる。
お金があるからこう出来るんじゃないよてことね。
俺は昔から嫌なことはしなかったし、
金の為に大事なものを犠牲にしたりしたことはないよ。
けど、
「お金じゃ買えない大事なものは、お金が無いと持ち続けられないことが多い」のも事実だからさ、
俺は自由でいる為にも、大切な人の為にも、お金は稼ぐし、楽しく仕事は続けるよ。
みんなそうであればいいなと思ってる。理想論だけどね。
きっとこれがいわゆるビジョンなんだろうけど、あんまり一言では言えないや。
ここは曲がらず伝えたいしさ。
だから今日もこんな感じで駄文を書き散らかしてるよ。
まぁいいじゃねえか、たまには付き合えよ笑。
4.人ってなんで働くんだろうね。
もちろん、ほとんどの人は働かなきゃ食っていけないから、
つまり、お金のためだね。そこを否定はしない。大事だから。
だから、まずは給料のいい会社でいたいなと思ってる。
飯屋は飯が美味くないとね、服屋は服がオシャレじゃないとね。
だってそれが目的だからね。
だから、会社は給料良くないとね。
「それだけ」が目的じゃない、「それだけ」良くてもダメ、なのは飯屋や服屋と一緒。
でも、まずは飯屋は飯、服屋は服、会社は給与。
でも、そのためには生産性上げて、利益出していかないといけないんだけど、それはまた次の話で。
今はここ(いい会社)をもう少し細かく言うと、
給料が高くて、休みが多いと、いい会社って言われることが多いけど、
それだけじゃないって人もいるし、それだけでいいって人もいる。
これは「働きがい」と「働きやすさ」の話だと思ってて。
楽しいと楽の違いにも近いもんがあるかな。
マトリックスにするとこんな感じ。右上でいたいなと思ってる。
お金や生活、福利厚生って働きやすさ、に関わって来る(左右の軸)
同僚や夢、将来の大きな目標って働きがい、に関わって来る(上下の軸)
どの軸で自分や他人や会社が話してるか考えた方がいい、お互いどこを重視して話したり考えたりしてるか、ってとこも。
面接でもよく求職者から聞かれるんだよね、
「どんな人を求めてますか?」
→素直な思考停止しないいいやつ
伝わるかしら。。。
最初のうちは仕事なんてできねえから、守破離の守を強要します。
俺が「はいとイエスとわかりました、しか言わせねえよ」とか言っているはそのせい。
けど、ずっとそのまま思考停止してても成長しないんだよね。
素直に言うこと聞いて、思考停止せず努力を続けて、
謙虚に教えを乞いながらも、いつも考え続けて、他の、次の可能性を考えて成長し続ける。
「将来なにがしたいですか?」
→おっさんに将来の夢聞いて来るとか正気か?て感じだけど。
まあ、ビジョンなんてずっとなんもなかったし、今もないよ、やっぱり。
強いて言えば、で前述のものが捻り出せるくらい。
自由でいたいし、いてほしいし、幸せでいたいし、いてほしい。
それだけ。
周りだけが幸せで自分が幸せじゃなくて、
よかったねって言ってやれるほど聖人君子じゃないし、
俺だけが幸せで、周りが幸せじゃなくて、
よかったわ、って言えるほどツラの皮厚くもねえんだよね。
それだけ。
だから俺を含めたみんなを幸せにするために俺は働いてるよ。
趣味だしね。
だから、つまらねえ喧嘩とかされると萎える。
別に金に困ってねえから、無理して働いていただかなくていいわ
ってなるから。
みんなが自分なりの「ここで働く理由、ここじゃなきゃいけない理由」を見つけられるといいなと思ってるよ。
「自分の仕事に真心をこめ、最善を尽くすなら、心は安らぎ、晴れやかになるが、そうでない言行からは心の平安は得られない。才能にも見捨てられ、創造も希望も生まれないだろう」
ラルフ・ウォルドー・エマソン「自己信頼」
5.いい給料、多い休み、いいチーム、環境を整えるためには、お金(利益)が要る。
だから、売上と利益をきちんと上げて、適正な分配率で「成長、獲得」していってほしい、ってのが俺の望みで。
だってグループの大体の人はご存知の通り、俺は1人でコンサルやってるのが一番効率よく儲かるんだし。
1人で年間30億くらいコンサルティングを最低でも売り上げるわけで、そこには家賃も人件費も原価も広告費もいらない。
それをしない理由は、今俺がいる場所はみんなから見たら「遠く」思えるかもしれないけど、俺はそう思ってないから。
「早く行くなら一人で行け。遠くへ行きたいならみんなで行け」
アフリカの諺だったよな?と思って念の為調べたら
岸田首相が所信表明に使ってたらしく、
ちょっとここに書くのためらったし、萎えたけど、まあそういうことで。
みんなと遠くに行きたいんだよ。
もともと、貧しい時からずっと俺はこうだったと自分では思ってるけど、
俺一人が豊かになっても楽しくないから、みんなにしっかり成長して獲得していって欲しくてね。
俺は機会平等、結果不平等を標榜している人間なんで、
そこを全員がわかった上で、適正に成長、獲得していってほしい。
会社は利益を追求する社会的団体のことだから、利益を追求しないといけない。
それは、会社が存続しないからじゃない、存続する価値がないから。
だって、ビジネス、仕事って、
価値を提供して、なんらか価格と価値の不等号が成立してこの状態になって、
価格<価値、それが受け入れられた時、YESをもらえた時、
売上がたつわけで、そこに付加価値がついてた時に利益が出るわけで。
その利益を長期的に見て一番いいようになる売上と利益の出し方ってのがあるわけ。
要するにその場限りの利益か、長期的に継続、成長してく利益かって視点でビジネスしないとねって話ね。
例としてGoogleでやるけど、このグラフでいう、ピンクの色の面積の最大化を目指すわけじゃん。
で、それぞれの三角形とかの形を見て、
ピークアウトした会社
成長企業
衰退企業
一発屋とかブラックビジネス
ってなるわけで。
この面積を長期的にみて最大にするために、全ての施策を考えましょう、て話ですよ。
だって、付加価値つけずに、価格だけいじって、
価値より価格が低いものを売るのは簡単でさ。
極端な話、1億の価値のある金塊を3000万円で売るのは簡単なわけでしょ?
その代わりひたすら赤字だけどね。
だから、世界に価値を生み出して、適正に貢献して、お足を頂戴していたいわけよ、俺は。
だから赤字が嫌いだし、存在価値がないと思うんだよね、慢性的な赤字企業には。
それ、世間様から求められてねえよって思うから。
6.だから、利益を出していくためには、
結果を出していくためには、全ての事柄でそうだと思うけど、
「正しい方向性で、正しい量」努力する必要がある。
俺は利益を出すために、正しい方向性の正しい量の努力を積み重ねていくタイプの人間なんで、無駄は嫌い。
でも、努力が嫌いなわけじゃないんだよね、
非生産的、非効率、不合理なことが基本的には嫌いなだけ。
計算して行う非生産的で非効率で不合理な行動はいいの。ちゃんと理由があるなら。
だから、利益を出すために、一人一人の生産性を上げていく必要がある。
将来的には
週休3日(土日祝日と水曜日が完全定休)で、10:00〜18:00勤務の週28時間勤務
ってとこまで持って行きたい。
(元々はさ、メビウスチームが9:00〜18:00が定時でさ、
INSTYLEチームが10:00〜19:00かじゃん?
だから「間を取って10:00〜18:00」って言ったら、社長陣笑ってたわ、
あんたらしいよ、でもそれ、間をとって、じゃなくていいとこ取りなって言ったやつもいたけど。)
ま、なんせ
30%の労働時間削減ってことは時給に直すと42.8%UPてことだから、
同じ仕事をこなすとしたら、30〜42%の生産性UPってこと。
1日7時間、週4日勤務=週28時間
1日8時間、週5日勤務=週40時間
→30%削減
週40時間で週給4万円だとして時給1000円
週28時間で週給4万円だとして時給1428円
ここまで、
贅沢プランでオフィス統合するにせよ、
節約プランでメビウスをより近くに引っ越しさせるだけにせよ、
あと1年ちょいで辿り着きたい。
この辺りで、メビウスチームと赤坂オフィスチームが、
ある程度目安的には揃った、労働条件や給与テーブル(この辺今までなかったからね、INSTYLE GROUP笑)で
オフィスの場所とか含めてまとまれるといいかなと思ってる。
で、そのチームで200億くらいの売上を上げてる状態になるのが、
そしてやがては同じくらいの人員で300億くらい上げられるようになってくれるんじゃないのか、
というのが現時点での目論見かな。
凄いことに聞こえるかもしれないけど、
このくらいのペースと割合で生産性、ひいては君らの給与をある程度上げていかないと、
君たちがほっといたら相対的に貧乏になっていくから、俺は急いでる。
2022年の6月にこれを書いてる時点で1ドルが 136円まで円安が進んで、
日本人の慣れていないペースでのインフレが、これからどんどん始まる。
お金の価値が下がるのに、税金や社会保険料は上がり続ける。
だから、成長して収入を上げていかないといけない。
俺は君たちには経済的にも精神的にも豊かで居てほしいのでね。
まあ、でも実はそもそもそんなに難しいことじゃないとも思ってて。
元々、週休2日にしたのは現パナソニックの創業者、松下幸之助で、
「1日は休養で1日は教養」って言ったのも今は昔。
もっと遡ったら1日に12時間、週に6〜7日働いてたし、
村全体で子供に学校休ませて田植えしてたのなんてつい最近だろうし、
もっと昔になったら食糧を得るためだけに狩猟採集で1日が終わった時代もある。
逆に言えば人類の生産性っていろんな技術の発展、発達で上がり続けてるのに、
社会常識だけが週40時間に拘泥している状態だとも思う。
だから、しっかり生産性上げて、IT化等で効率を上げていったら、
全然不可能じゃない数字だと思うんだよね、週28時間労働でいい成果出すって。
勘違いして欲しくないのは、ただ休み増えて、ただ労働時間減って、よかったよかった
って話じゃなくて、
「試合時間短くなったけど、とらなきゃいけない点は変わらないかむしろ上がってる」って事だからね。
このくらい極端なことしないと、余計なことするし、生産性上がんないでしょ、ってだけで、
ただ28時間しか働かないだけって誰でもできるからね?
だからと言って、みんなに日頃やってもらってることに対する感謝がないわけでもないよ、もちろん。
「ヒデさんそうは言うけど,ここがこう言うふうに大変だから、28時間なんて絶対無理」
って言ってきてくれる奴を待ってるフシがあるくらいよ。
そういうことをイノベーティブに、クリエイティブに乗り越えて行こうぜって話ね。
無茶振りしてごめんけどね。
同時に、ワークライフバランス取りたい奴は今以上に取りやすくなるだろうし、
振り切って働きたい社長陣とかはどうせどんなルールだって働くしさ、
極端にするって、いいこともあるんだぜ、こういうふうに、明確になるしね。
7.あとは、勘違いして欲しくないのはもう一つあるから、
これもあえてキツい言葉でよく言うけど、
「ここは学校じゃねえ」からさ、会社や上司には育てる義務とか、ないからね。
年功序列で横向いて寝てるだけで勝手に給料上がってく会社でもねえしさ。
給料上げてってやりてえなと思ってはいるけど、
ほっといて上がると思わんといてなてことね。
全ては投資で、て言うと見返り求めて計算してるみたいに聞こえるけど、
新人や仕事出来ない奴に物事教えたりするのって、PCやスマホの初期設定みたいなもんで、
最初は時間がかかるけど、その時間を投資した分、あとになって多く返って来る、助かる、
と思って投資してんだよね、時間なりお金なりを。
快適な環境も、教育も、全ては投資で、初期設定するのが目的じゃねえからさ。
だから俺は投資は好きだし、贅沢も好きだけど、無駄遣いは嫌いだし、
人柄見て採用してるから、最初は無能でいいって言ってるけど、
無能のままでいいとは言ってないんだよね。
どうせ仕事は将来できるようになるから、今だけを見て判断しないって言ってるだけで、
一生そこにいろ、居ていい、とは言ってない。
いつか一人で立てるようになって、チームに貢献できるようになれって言ってる。
同じように、早めにヘルプを出せ、って言うけど、毎日愚痴を言えとは言ってないし、
かと言って黙々と全員プロフェッショナルになれ、気合い入れろ、死ぬ気で働け、社長目指せ、とも言ってないわけ。
同じジムに通ってても、プロボクサー目指してる奴と、ボクササイズコースの子で、
かける負荷も期待も、出す宿題も頻度も会費も違うよね、て話でさ。
それぞれの人間が、それぞれ選んで、選んだなりにしっかりベストを尽くしていたら良いと思うよ。
8.ベストを尽くす。て言葉は簡単だけど、難しいよな。
悪い結果でも許されるのは誠実に愚直にベストを尽くした時。そんな時、結果は問われない。
手を抜いて適当にやったら結果を問われる。
ミスや失敗を許さないんじゃない。
手抜きを許さないんじゃない。
人はミスするし失敗するから、ベストを尽くせって言ってる。
宮沢賢治も「告別」の中で
「なぜならおれは すこしぐらいの仕事ができて そいつに腰をかけてるような そんな多数をいちばんいやにおもうのだ」て言ってる。
悪い結果が出るってわかってて、スタート地点まで時間が巻き戻って、
もう一度その場に立っても、同じ選択、行動をする。
そう言えるのが俺なりのベストを尽くして誠実に事に向かうって事だし、俺なりの筋論。
もし1年前に戻れるなら、もっとちゃんと勉強したな、
あそこで遊びになんか行かなかった、て言うなら、それはベストを尽くしてない。
逆に、もし1年前に戻っても、俺はあの日だけはどうしても大切な友達と会ってたな、
それで結果何か失ってたとしても、とかね。
俺はずっとそうしてきたつもりだし、
これからもそうしていくつもり。
だから、ミスった、間違えただけの時には俺は文句言わないはず。
まずは、この人たちに迷惑かけたくないな、とか、
こいつを仕方ないからこのミスから助けてやるか、とか、
このチームに貢献したいな、とか、この人好きだな
ってなれるようなチーム作りに腐心してきたつもり。
それがあるから、成長したいと思うんだしね。
「愛こそが、貧しい知識から豊かな知識への架け橋」てマックス・シェーラー
が言ったのもそういうことでしょうよ。
9.チームメンバーや会社、自分自身に向けて、愛情を持つことができて、
その結果、成長したいと思えたとして、
そこからはしっかりと時間を投資していかないといけない。
これを読んでるほとんどの人は俺よりお金がないはずだから、
金融資産を投資していくより、まず時間・努力・労働力を投資して、リターンを得ないといけない。
お金使うなってことじゃなくて、まず自己資本を拡張しろって言ってる。
で、例えば大人になってから、英語を喋れるようになりたいと思った時に、
平均的な日本人は、約2000時間の勉強が必要って言われてて、
その半分、学校で1000時間英語を勉強してて、あと1000時間足りない。
ちゃんと英語を話せないのは、やれ文法や読み書きに偏った教育が〜とか言ってんの聞いたことあるでしょ?
でも違うって。単純に量が足りてねえのよ。
だから、普通に大学出て1日3時間ちゃんと勉強したら英語喋れるようになるよ。
で、今なんでこの話(英語)したか、次が問題でさ、
「仕事できるようになりたい」って思ったのを
「英語喋れるようになりたい」ってのと置き換えたら、
すげえ楽なことに気づけるはず。
だって、毎日、1日8時間、週40時間(これをウチは28時間目指してるわけだが)、
月に180〜200時間くらい、年間2000時間くらいは少なくとも、「仕事」してんのよ、一般人は。
だから、それだけ毎年2000時間投資してたら、
イチから英語学んだとしても喋れるようになるくらいの時間だし
(だから、逆に言えば週に1日、1時間の英会話教室に通って喋れるようになった人をみたことがないわけ、俺らは)、
マルコム・グラッドウェルのいう1万時間の法則なんて、理論上5年で到達するわけさ。
逆に言えば、なんとなくぼんやり聞き流してても喋れるようにならないけど、
何かのプロになろうと思って、仕事しっかりやってりゃ、たった1年で、
「英語喋れるようになれるくらいの時間」は君たちは好むと好まざるとに関わらず、
意図してか、意図せずかに関わらず、使ってるのよ。
それを「投資」にするか「消費」にするか「浪費」にするかなんだわ。
英語喋れるようになりたいから必死に勉強するように、
何か目的があって、しっかりとした目標があって、
正しい方向性で正しい量の努力を積み重ねたら、人は大概のことは出来るんだよ。
だから、
これから愛を持ってチームに貢献したいって感情があったとして、
毎年2000時間下手したらそれ以上の時間をどう使うか、それを考えるんだよ、真剣にね。
俺はグループのみんなから見て一般的に仕事の出来る人なんでしょうよ
でもね、あたりめえだわって話で、
さっきの例に直したら、
社長歴、経営者歴、ビジネス歴26年以上だぜ?
1日少なく見積もって12時間は仕事について、考えてきたし行動してきたよ。
休みとかないよ、日本人で居ることを休まないでしょ、俺にとってはそれと一緒。
アメリカに英語喋れるように留学した人って、学校行かなくたって、24時間ずっと英語漬けじゃん、基本的には。それと一緒。
1日12時間× 365日×26年=11万3,880時間、俺は社長で仕事人なんだわ。
そら社長語、ビジネス語がネイティブレベルであたりめえじゃねえか。
英語を喋れるようになる、仕事が出来るようになる、法律がわかるようになる、
ワインを語れるようになる、エンジニアリングがわかるようになる、
不動産投資が出来るようになる、全てに時間や努力の投資がいる。
で、その分野が好きな分野で、その分野で毎日仕事することができたら、
英語喋れるようになりたいやつが、アメリカの英会話教室に務めるようなもんでしょうよ。
そもそも努力と思わんだろうしね。
だから俺は努力は夢中に勝てないって言うんだし。
それでも、例えば業務時間内で足りなければ、
やりたいことで人生の早い段階で身につけたかったら、
帰ってからも勉強するだろうしそうじゃないならほどほどにやるだろうし。
ほどほどにやったって、仕事にして年がら年中触れてりゃ上手くもなるわ。
世界には同じ国の言語でも、
弁護士語、会計士語、社長語、エンジニア語、社員語、不動産語、
成功者語、失敗者語、いろんな言語がある。
これからどうなりたいか?
どんな言葉をネイティブレベルで操れるようになりたいか?
アンソニー・ロビンスは
人は1年で出来ることを大きく見積もりすぎる一方で、
10年で出来ることを小さく見積もりすぎる。と言った。
例えば1年後、5年後、8年後、10年後の自分に、
今の自分が手紙を書くとしたらどんな手紙だろうね。
そして、
例えば1年後、5年後、8年後、10年後の自分が、
今の自分に手紙を書くとしたらどんな手紙だろうね。
大いに反省はしながら、後悔の少ない、良き人生を。
俺は、愛するお前らと、「思えば遠くにきたもんだ」って笑い合える為に、ベストを尽くしてるよ。
10.そして、君たち以外にもう一つ、俺が大切にしているものがあります。
それがたびたび伝えてきた、自由です。
自由という言葉は時として誤解を生む言葉でもあります。
長くなった今回の意思決定のプロセス共有も、終わりが近づいてきたので、
この辺で、このことについても話を。
元々、俺はどうしてこんなに自由にこだわるようになったんだろうか?
人生を振り返ってみて、小学校一年生でランドセルを捨てた時から、
俺は俺なりの自由や愛に対する理屈やこだわりがあって、そこにこだわって生きてきて、
3年生になって親の友達にギターと尾崎豊のテープ(テープよ、ええ笑)をもらった時から、
俺の中にあった不条理への反骨精神が言語化されたような気になって、
尾崎豊を好きになってさ、
初めて買ったCDはなんですか?って質問が昔あったけどさ、
(これは歳によってレコードだったりテープだったり、MDだったりするんだけど、
今はそもそも初めて買った~~って話にもならねえんだろうなあ、YouTubeとかTikTokで曲と出会うもんなぁ)
その答えは尾崎豊の「街路樹」ですって返事の、変な小学生だったよ笑。
ことさらに愛やら自由やらを歌い上げるアーティストを好きになったせいなのか、
元々の性分も手伝ってか、自由に対して俺は人一倍のこだわりを見せていると思う。
結局、自由でいるためにお金稼いでるから、お金にこだわりはないんだよね。
お金にこだわった人で、お金に囚われた人で、自由な人ってみたことないじゃんね。
経済的に自由であることが必要だから稼いでるだけで、
自由を邪魔する成分になるなら、お金はいらないやって思えるんだよね、やっぱり。
「責任の取れる範囲が自由の範囲」てのも昔から言ってる言葉で、
逆に言えば、だからできる限り全ての事に責任取ろうと思って生きてる。
できるだけ自由でいたいからね。
全ての社員が自由に(責任押し付けたいわけじゃない)、自分で考えて、
自分で行動できたら最高だけど、そこはバランスだとも思う。
自由を恐れる人もいるし、ある程度の決まりがある方がいい人は多いし、
俺だって一定量そういうところはある。世間的に見たらものすごく少ないんだろうけど、
TPOを無視した無法者でいたいわけじゃないからね。
だから、求める量の自由と責任のバランスが良く取れてればそれでいいし、
俺があんまり社員を怒らないのは、それが理由で。
結局一兵卒、一社員はそれでいいってのが持論でさ。
そういう普通の社員を率いてちゃんと結果出せるのが普通のリーダーでしょうよと。
だから、ルールでがんじがらめになってる企業で、意外と社員満足度が高いのも、
同じ理由で、「こっからここまで許されてて、こっからはだめ」ってのが明確だからだろうね。
明確なルールさえ守ってればokってのは人によっては全然良いことでもあるからね。
何度も言うけど、俺は無法者、無秩序でありたいわけではないので、上記のようなことも一定量理解する。
こういったことを、
セーレン・キェルケゴールは「不安は自由のめまいだ」と言ったんだろうし、
エーリヒ・フロムは「自由からの逃走」で、
封建社会では、各階層やギルドのなかで役割を与えられ、その役目を全うすれば、生活できていたけど、自由になった代償として自分で生きる自主性が重んじられるようになった。そして、かつて熱望されていた自由がいったん保証されるようになると、人々はその自由の重みに耐えられず、そこから逃走し、新たな権威への依存と服従を求めるようになる。
というようなことを述べたんだろうと俺は解釈してる。
だから、本当の自由はある程度の責任や秩序の上に成り立っている。
純粋な無重力空間に放り出されたら、逆に生活しにくいように、
(ここでは重力という不自由のお陰で、自由になれている)
「自分を一番自由にしてくれる不自由」を探すことが、人生を豊かにするコツだと思う。
だから俺は前述の1人で仕事するって自由よりも
みんなで仕事するっていう不自由を選んでる。
一番それが俺を自由にしてくれる不自由だと思ってるからね。
ないもんじゃなくて、あるもん数えろ、キリねえからよ
って言うのもおんなじで、
あれがねえ、これがねえって不満を言い散らかして、
それが揃ったら立派な仕事ができるのに、ってのたまうことなんて、
ちょっと賢い小学生にもできらあな。
そんなもん、一食メシ作るごとに全部イチから材料買い物しないと晩飯作れねえって言うようなもんで、
ありあわせの食材で美味いもん作れたらやっぱりプロっぽいし、
制約が何もない状態じゃないと良い仕事できないなんて、んなわけあるかよて思う。
全ての信号が青にならないとドライブに行きませんとでも言うのかよ、て思うからであってね。
目の前に無いものいくら言ってもキリないからさ、目の前にあるもんに感謝して生きていきなよと思うよ。
Liberté, Égalité, Fraternité フランスの国是だね。自由・平等・博愛。
シンプルに言って、俺はこれでいいと思ってるんだわ。
平等であるべきところと、
公平であるべきところは、俺は分けてるけどね。
公平と平等の差がわかんない奴はこれ見てね。
11.どうだった?長かっただろうけど、ちゃんと理解して欲しくて、言葉を尽くしたよ。
でも、変な話さ、これを読んでも読まなくてもいいし、理解してもしなくてもいいんだ、俺は。
ただ、「ヒデさん何考えてんのかわかんない。とか、会社がどこ目指してるかわかんない。」とかは
これ読んでないやつ、聞いてない奴は言うなよ、とは思うけどね。
読んだけど理解出来なかったってのはそいつの読解力と俺の説得力の足らなさだから仕方ねえけど、
俺も精進するから精進しろや、て話で。
1年後くらいには引っ越しして、会社をしっかり1ヶ所にまとめようと思ってるよ。
それまでにはルールやマナーを統一して、しっかりとした組織でさらに発展していくための整理整頓は終わっとこうな。
8年後には俺はセミリタイアっぽくなるから、毎年みんなに渡してくよ。
だから今からはこうするよ、っていう「こうする」の部分は、会社ごとに施策の差はあれど、
いい会社、いいチームにして、しっかり続けてくために、利益を最大化して、
各個人が生産性上げていって、週休3日とかいい待遇といい給与を獲得していってほしいからすることで。
ほっときゃインフレや円安で君たちは現状維持してるつもりでも貧乏になってく。
だからきちんと成長していこう、その為の投資。
でも、勘違いせず、調子に乗りすぎず、いつも誠実にベストを尽くそうね。
ずっと言ってるけど、俺は自由でいたいし、みんなに幸せでいてほしい。
それを実現する為に最高のチームであろう。
その為に各自がそれぞれの範囲でそれぞれ自分自身で選択して、でもチームで協力しあいながら、
トライアンドエラーをくりかえして、より良い個人と会社、チームの未来を作っていきましょう。
自分を最も自由にしてくれる不自由を見つけましょう。
例えば1年後、5年後、8年後、10年後の自分に、
今の自分が手紙を書くとしたらどんな手紙だろうね。
未来に向けて、考えてみよう。
例えば1年後、5年後、8年後、10年後の自分が、
今の自分に手紙を書くとしたらどんな手紙だろうね。
未来から逆算して、その望んだ未来に到達した自分が、
今の自分になんて声かけるんだろうね、考えてみよう。
俺は愛するお前らと「思えば遠くにきたもんだ」って笑い合える為にベストを尽くしてるよ。
まとめりゃこれだけで済むんだけどさ、
俺は極端だから、一言で済ますか、余す事なく伝えるかなんだわ。
たくさんの哲学者やらの言葉を引用してきたのも、
昔からよく生きようとする人の本質とかって変わらねえよな
って言いたいだけでさ、
だから最後は俺の大好きな親友の言葉で締めくくるよ。
ベイビーアイラブユーだぜ