ここではセンサ(RFID)を使ったプログラミングの説明を行います。
RFIDは電波を用いてICタグを読み取って非接触でデータの読み書きを行える技術のことです。m5StackにRFIDユニットを繋ぐことでRFIDを用いたアプリの開発が可能です。
まずは、RFIDユニットとm5Stackを接続しましょう。m5StackのUSBケーブルの挿し口の隣に拡張Unitの挿し口があるのでそこにケーブルを差し込みます。RFIDユニットはICタグの情報を読み取ることが可能です。タグとタグを貼るカードもセンサー類の中にあります。
RFID用のブロックは初期状態ではないので、追加する必要があります。画面左下のUnit追加のアイコン(黄矢印で挿した+アイコン)をクリックしてください。
拡張可能なUnit一覧が表示されるので、RFIDのUnitを選択して、画面右下の「OK」をクリックしてください。多くのUnitが表示されるので”RFID"で検索すると見つけやすいです。画面にはRFIDの検索結果が出ていますが、「UHF-RFID」ではなく「RFID」を選択してください。(アイコンで拡張Unitの見た目が表示されます)
追加すると"Units"の項目にRFIDが追加されていて、クリックするとRFID用のブロックがあります。上2つのブロックがICタグのデータの読み書き用のブロック(今回は使用しません)。"card near" はカード近づいた時に「True」になるブロック、"card uid"は読み取ったICタグのIDを格納するブロックです
2つのブロックを組み合わせてシンプルなID表示プログラムを作成しましょう。RFIDユニットにカードが近づいたらラベルにIDを表示し、カードが近づいてない時はラベルに”NoRead”と表示します。(作成前にIDを表示するためのラベルを配置するのを忘れずに)
実行してみましょう。ICタグのついたカードをRFIDユニットにかざすとm5Stackの画面にIDが表示されます。