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岐阜クリエーション工房2022のWebサイトへようこそ。
岐阜クリエーション工房は、高校生などの若者が、メディア表現に取り組む「アーティスト」たちと一緒になって作品をつくることを通じて、発想力や創造力を学ぶワークショップです。
昨年度の様子については『岐阜クリエーション工房2021ストーリーブック』をご覧ください。
岐阜クリエーション工房2022
成果報告・講評会
1. モノからクッション
概要
デザインするってなんだろう? パソコンやデジタル工作機械の普及により、デジタルデータから手で触れらるモノを個人でつくることが容易な環境となりました。このワークショップではオリジナルのクッションカバーをつくることを通してデザインすることを体験し、参加者同士のデータ交換からデジタルファブリケーションの楽しさを知ることを目標としています。自らの目で捉え、考え、創り出す。デザインするために必要な思考力を養います。
学びのポイント
日常を多様な視点で捉えることができるようになる
「観察」「発見」「編集」「構成」「試作」といった、一連の流れを通して、デザインの基礎を学ぶ
データの共有と改変を楽しみ、デジタルファブリケーションを体験する
スケジュール
7月23日(土)10:30-15:00:フィールドワーク、ソフトウェアの基礎を学ぶ
7月30日(土)10:30-16:00:グラフィックデザインデータ作成
9月3日(土)13:00-15:00:クッションカバー製作会 ※自由参加
9月24日(土)10:30-15:00:発表会
募集人数
10名
参加条件
インターネットに必要十分な速度で接続できる環境を準備できること
Adobe IllustratorおよびPhotoshopの必要システム構成を満たしたPCを準備できること(ソフトウェアのライセンスは提供します)
デジタルカメラを準備できること(スマートフォンでも可)
針や糸等の手芸セットまたはミシンを準備できること(無くても可)
使用予定のオンラインサービスおよびソフトウェア
Zoom
Google ドライブ
Illustrator
Photoshop
Discord
講師
高見知里
2008年岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS]卒業。2012年より市民工房や教育機関に設置されたファブ施設での技術支援のほか、デジタル工作機械を活用したワークショップやイベントの企画・運営を行う。興味関心があることは、人が集う場づくり。好きなデジタル工作機械はカッティングマシン・レーザーカッター・デジタル刺繍ミシン。
西垣由紀子
2008年岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS]卒業。出版物、広報物、展示やサインのデザイン、展示の企画制作やマネジメント、教育等に携わり、グラフィックデザインを中心に、平面から空間までさまざまな領域で活動している。武蔵野美術大学非常勤講師。
2. 自分の電子楽器をデザインしよう!
概要
楽器というとピアノ、ギター、ドラムなど…音楽室にあるものを思い浮かべるかもしれません。しかし、世界には様々な楽器があり、文化を形成しています。 コンピュータを使えば、自分で簡単に楽器を作ることができます。音と音楽の違い、楽器デザイン、演奏方法について探究し、表現の可能性を探ってみましょう。Ableton認定トレーナーの岡村綾子(Laatry)、楽器メーカーや木下研究所に所属する斉田一樹がワークショップ企画、講師を務めます。
学びのポイント
「音」と「音楽」の違い
音の基本(音楽制作を体験することにより)
楽器やシンセサイザーの仕組み
電子工作やコンピュータの仕組み
自分で楽器を創作し演奏する方法
スケジュール
7月24日(日)11:00-14:00:音について考えよう
8月20日(土)10:00-15:00:電子楽器をデザインしよう
8月28日(日)10:00-14:00:電子楽器を作ってみよう
9月18日(日)10:00-15:00:自作楽器で演奏してみよう
※要望があれば、11月に展示準備のサポート講座をします
募集人数
10名
参加条件
インターネットに必要十分な速度で接続できる環境を準備できること
PCを準備できること(スマートフォンも準備できることが望ましい)
紙、筆記用具、セロテープを準備できること
※音楽や電子工作の経験は問いません
使用予定のオンラインサービスおよびソフトウェア
Zoom
Google Chrome
Google ドライブ
Discord
講師
岡村綾子(Ayako Okamura)
IAMAS卒業。音響・映像信号、センサーやネットワークを応用し、プログラミングを用いたオーディオビジュアルやインスタレーションを研究。現在は、広告制作 / IT教育 / メディアアート / 楽曲制作 / メディア開発に従事。ギターと、Push / Ableton Live / Max for Liveを使用した、リアルタイム性のあるエレクトロニカ、ハードウェア連携した楽曲を制作。MUTEK.JP、日本科学未来館、FabCafe、リットーミュージックなどで、Ableton Liveのワークショップを担う。アート集団「Laatry」にて活動。
Webサイト:http://laatry.com/
Twitter:https://twitter.com/ayakooo_o
斉田一樹
電子楽器製作者。2006年から2019年まで、メーカーにて電子楽器開発、現在は木下研究所名義で細か目な楽器の開発と販売をしている。ステージ上で楽器を0から組み立ててライブをする「Breadboard Band」、自作楽器テクノユニット「車輪の再発明」等でライブ多数。その他、シンセサイザーや電子工作についての書籍、「Make:Analog Synthesizers」、「エレクトロニクスをはじめよう」の2冊の監訳など、電子楽器製作に関する活動を幅広く行っている。
3. NFTとGenerative Art
概要
プログラミングによってアートを作り、NFTとして販売するまでの流れを学びます。 NFTとはなんでしょうか?どうして高額になりうるのでしょうか?そんな素朴な疑問を真摯に考え議論していきながらNFTについて学びます。 また、NFTにするアートをプログラミングでつくっていきます。たくさん画像を作れ、作り手でも予想できない絵をつくれるといったおもしろさがあるからです。
学びのポイント
複雑な概念をおもしろがり、考えを言葉にする力
プログラミングでアートをつくる力
NFTに対するリテラシー
スケジュール
8月6日(土):Generative Artとは?
10:00-12:00:プログラミングでつくるアートの歴史と考え方(座学)
13:00-15:00:つくってみよう(ハンズオン)
8月27日(土):NFTとはなに?
10:00-12:00:NFTの仕組みと直近の状況(座学)
13:00-15:00:良い点・悪い点を議論してみよう(ディスカッション)
9月10日(土):NFTプロジェクトを企画してみよう
10:00-12:00:アイディアを出し合ってみよう(ディスカッション)
13:00-15:00:NFT発行やアート制作について(座学)
※各モジュールの間で、動画収録等によりフィードバックします
募集人数
10名
参加条件
インターネットに必要十分な速度で接続できる環境を準備できること
ZoomとGoogle ChromeがインストールされたPC(Windows・Mac)を準備できること
プログラミングに興味があること(経験は問いません)
使用予定のオンラインサービスおよびソフトウェア
Zoom
Google Chrome
Discord
講師
永松歩
インスタレーションやXR演出システムの企画・開発をおこなっているフリーランスのプログラマ・アーティスト。
学部にて美術史を学んだ後、インターネットサービス会社にてシステム開発のPMを経験。並行してアプリやジェネラティブアートの制作を始める。2018年、IAMAS メディア表現専攻修士課程修了。
NIINOMI
NEORT株式会社代表 / Media Artist。国内メガベンチャーでのWebサービス・アプリ開発を経て、2019年にNEORTを創業。Digital Artのオンラインプラットフォーム「NEORT」の開発を中心に、テクノロジーを駆使した新しいArtの可能性を探求する。