岐阜クリエーション工房

お知らせ

岐阜クリエーション工房とは

高校生などの若者たちに、テクノロジーとは何かについて深く考える機会を提供する事業です。あるテーマに応答し、メディア表現=人文知と工学知の界面に取り組む「アーティスト」たち講師も含めた全員で考え、つくり、試行錯誤を繰り返しながら取り組みます。これにより、発想力や創造力、さらには何かをつくるという態度を学びます。これまでに扱ったテクノロジーは、AI、VR、ブロックチェーン、音楽、食など多岐にわたります。

これまでの開催記録

2019年度

概要

  • Furniture in Kiosk—家具/空間を感覚的に検討するワークショップ

    • 講師:冨田太基・金原佑樹(LAP

    • 内容:「幅」や「高さ」などのパラメータによって変化する家具の形状を、寸法(=数字)を意識しない「感覚的な検討」によって決定し、デジタルファブリケーション機器を活用して制作しました。同時に、目的の用途に合うようにそれらをレイアウトした空間(=Kiosk)のデザインも行いました。

  • 日常をハックする—ブロックチェーンで考えるぼくらの未来

    • 講師:加藤明洋・高見安紗美(drawCircle合同会社

    • 内容:日常の中での疑問やルールなどのハックをテーマに、ブロックチェーン技術において重要な「ルールを作ること」「大事な情報を扱うこと」「それが実装された社会で自分がどうする / したいのかを考えること」などの要素を繋げたボードゲームを制作しました。

開催記録

岐阜クリエーション工房2019の様子を記録した動画です。

成果報告書

岐阜クリエーション工房2019の成果報告書です。

2020年度

概要

  • 現役VTuberによるVRアバターワークショップ「Happy Rebirthday」アバターの人生を綴ったビデオレターを作成する

    • 講師:よーへん・じゅりこ(Holographic

    • 内容:アバターの人生を記録したビデオレターの制作を通じて参加者の間で議論し、死後のインターネットアカウントのあり方、デジタルキャラクターなどの生や死、「これからの日常」のインターネットリテラシーについて考えていきました。

  • “新しい日常”から生まれる DanceDrivenMusic〜音楽を見つけるためのワークショップ〜

    • 講師:森田 了・大石 桂誉・大和 比呂志(Signal compose

    • 内容:本ワークショップ用の合奏システムを活用し、体を動かすことで音を鳴らし、それを繋げた踊りから音楽を生み出すことを通して、人と距離を取ることが求められるこの“新しい日常”における自分たちの新しい音楽を発見することに取り組みました。

成果報告会

2020年12月5日に、DIYの祭典「Ogaki Mini Maker Faire 2020」関連イベントとして開催したオンラインイベント「岐阜クリエーション工房2020成果報告会」の記録動画です(成果報告会は2時間11分頃より)。

本イベントでは、2つのワークショップの内容や成果について、それぞれを担当した講師が共有しました。その上で、今回の取り組みを通じて見えてきた可能性や課題について、全員で議論しました。

成果報告書

岐阜クリエーション工房2020の成果報告書です。

2021年度

概要

  • 食のパーソナライゼーションから考える新しいコミュニケーション——つくって、たべて、考えよう。

    • 講師:木村亮介(株式会社GOCCO. 代表取締役)・平塚弥生(株式会社Coneru 代表 フードコンサルタント/製菓衛生師)

    • 内容:自分でベーグルを作り、誰かと一緒に食べ、第三者にシェアした時に発生したコミュニケーションまでを記録しました。その過程での自身と他者との感覚の差異や気持ちについて議論することを通して、「おいしい」について考察を深めました。

  • 未来の”まつり”を創造する——影絵と音楽で紡ぎ出すオンラインアソシエーション(共同体)

    • 講師:宮内康乃(作曲家、「つむぎね」主宰)・川村亘平斎(影絵師、音楽家)

    • 内容:オンライン上のコミュニケーションが増え、祭りも消えゆく昨今、どうやってアソシエーション(つながり・共同体)を築いていくのかについて、未来にありえるかもしれないオンライン上の祭りを、影絵と音楽という手法により想像、創作しながら考えました。

  • AIのまなざしと作るPhotobook​——AIを通じて世界を再発見しよう

    • 講師:青木聖也(Artist, Visual & AI researcher)・中嶋亮介(Programmer at Qosmo, inc)

    • 内容:私たちの生活を便利にするためにつくられた顔認証AIを使って「顔のように見える植物」を探すなど、そのAI本来の使い方ではない「誤用」により一味違ったPhotobook作りに挑戦することを通じて、AIと私たちの関係について考えました。

成果報告会

2021年12月16日に開催したオンラインイベント「岐阜クリエーション工房2021成果報告会」の記録動画です。

本イベントでは、3つのワークショップの内容や成果について、それぞれを担当した講師が共有しました。その上で、今回の取り組みを通じて見えてきた可能性や課題について、全員で議論しました。

ストーリーブック

岐阜クリエーション工房2021の成果報告書です。このワークショップの面白さを伝えるべく、それぞれのチームの物語としてまとめました。