科学研究費補助金・学術変革領域研究(A)

「超秩序構造が創造する物性科学」

領域代表者:林 好一(名古屋工業大学)

 本学術変革領域研究の対象である「超秩序構造」とは、ドーパントや空孔・空隙によって形成される特異ナノ構造体を指します。具体例として、点として見なされる格子欠陥ではなく異種元素や空孔による複合欠陥、また、アモルファス中でもトポロジカル的なオーダーを示すナノスケール原子配列などが考えられます。このようなナノスケール秩序、すなわち「超秩序構造」は、「完全秩序」と「完全無秩序」との間に存在する中間的な構造状態としても捉えられます。「超秩序構造」は結晶やアモルファスに高機能性を付与する重要な鍵因子、つまり、材料機能性の宝庫となりうるため、その構造を高度に制御することにより無限の可能性を創出できます。本研究領域では、「超秩序構造」の観測・理解・制御の研究に取り組むことで、新しい材料設計のアプローチを開拓し、高機能材料を探索します。

今後の予定

2021年9月1日~2日 日本セラミックス協会 第34回秋季シンポジウムにおいて、協賛セッション【ナノスケール原子相関 ~実験・理論・データ科学による無秩序の中に潜む秩序の抽出~】を開催します。秋季シンポジウムプログラム

2021年9月11日 公募研究班のキックオフミーティングを行います。

2021年9月25日~26日 第2回成果報告会を宇宙航空研究開発機構(JAXA)で行います。

ニュース

2021年7月20日 研究成果:小原真司 博士、小野寺陽平 助教(手法班A02-1)らの 論文がJournal of Physics: Condensed MatterのTopical Reviewに掲載されました。非晶質材料に対する、X線回折を用いる構造モデリングと位相的データ解析に関する包括的なサーベイ論文です。[論文リンク

2021年715日 国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟の静電浮遊炉において、小原真司博士(手法班A02-1)が代表となる実験の様子がJAXAのHPで紹介されました 。[リンク]

2021年6月26日 第2回国際ワークショップ(オンライン開催)を行いました。[プログラム][アブストラクト] [開催報告]

2021年622日 研究成果北村尚斗 准教授(試料班A01-2)らの研究成果が、Physical Review B誌にLetterとして掲載されました。FeとNiがランダムに配列する不規則合金の局所構造を逆モンテカルロ法により解析し、Fe-Fe原子間距離の伸長/収縮が、熱膨張ゼロのインバー効果の起源であることを解明しました論文リンク][プレスリリース:東京理科大学広島大学SPring-8日刊工業新聞

2021年6月9日 小原真司博士(手法班A02-1)がSpringer NatureのAuthor Highlightsにおいて紹介されました 。[リンク]

2021年6月8日 研究成果林好一教授(手法班A02-1)らの研究成果がPhysical Review B誌に掲載されました。X線照射により欠陥を生成させることにより、モット絶縁体-金属転移を起こす有機材料κ-(BEDT-TTF)2Cu[N(CN)2]Brの欠陥構造を蛍光X線ホログラフィーを用いて明らかにしました。[論文リンク]

2021年5月22日~23日 第1回 若手の学校(オンライン開催)を行いました。100名以上の若手に参加頂き基礎講座やチュートリアルを行い、盛会となりました。東北大学の中村 祐輝 様と大阪大学のHarry Handoko Halim様が、Forest Awardを受賞しました。おめでとうございます。[プログラム][開催報告

2021年5月17日 研究成果鷹野優教授(理論班A03-1)らの研究成果がProceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America誌に掲載されました。 微生物によるN2O産生の主役である一酸化窒素還元酵素に着目し、結晶構造解析と赤外分光法、電子状態計算などの最先端の計測手法を組み合わせて、N2O産生の分子機構を原子・電子レベルで解明しました。[論文リンク][プレスリリース:兵庫県立大学理化学研究所広島市立大学

2021年5月11日 研究成果林好一教授(手法班A02-1)らの研究成果がACS Applied Energy Materials誌に掲載されました。化学的圧力で単結晶の欠陥を制御して最低熱伝導率を達成し、中性子ホログラフィーでマグネシウム錫化合物にドープしたホウ素の役割を解明しました。[論文リンク][プレスリリース:東北大学名古屋工業大学J-PARC茨城大学

2021年5月6日 A01-2班 代表:脇原徹 教授(東京大学)、 分担者:増野敦信 准教授(弘前大学)が日本セラミックス協会フェロー表彰に選定されました。(2021年6月4日に表彰式が行われる予定です。)おめでとうございます!

2021年4月1日 A02-1班 代表:小原真司 博士(NIMS)が主席研究員へご昇進、また、 A03-2班 分担者:大林一平 教授が岡山大学(学術研究院 環境生命科学学域)の教授に就任されました。おめでとうございます!

2021年3月26日 第1回国際ワークショップ(オンライン開催)を行いました。[プログラム][アブストラクト][開催報告

2021年3月23日 アウトリーチ活動理論班C02-1分担研究者の松下智裕 教授(奈良先端科学技術大学院大学)がSPring-8/SACLA先端利用セミナーにて講演を行いました。

2021年3月16日 アウトリーチ活動領域代表の林 好一 教授(名古屋工業大学)がSPring-8/SACLA先端利用セミナーにて講演を行いました。

2021年3月13日 日本物理学会 第76回年次大会において、共催シンポジウム【多様な物質に潜む「超秩序構造」〜構造物性研究の新展開〜】を開催しました。 [シンポジウムプログラム

2021年3月7-8日 第1回成果報告会を名古屋工業大学(ハイブリット開催)で行いました。[プログラム][開催報告

2021年2月23日 公募説明会の資料・ビデオのまとめを作成しました。公募研究への応募のためにご活用ください。

2021年2月23日 第2回公募研究募集説明会をオンラインにて行いました。[案内ページ] [募集チラシ

2021年2月18日 領域紹介ビデオを公開しました。[YouTube再生リスト

2021年2月18日 第1回公募説明会のビデオを公開しました。[YouTube再生リスト

2021年2月16日 アウトリーチ活動手法班A02-1代表の小原 真司 博士(NIMS)がSPring-8/SACLA先端利用セミナーにて講演を行いました。

2021年2月11日 第1回公募研究募集説明会をオンラインにて行いました。[案内ページ] [募集チラシ

2021年2月1日 YouTubeチャネルを開設し、領域紹介ビデオを公開しました。

2021年1月28日 ニュースレター1号を発行しました。研究領域を紹介しています。

2021年1月25日 研究成果中島 准教授(試料班A01-1)の研究成果がGreen Chemistry誌に掲載されました。新規合成したリン化ニッケルナノ粒子をハイドロタルサイトに固定した触媒は、バイオマス由来糖類から有用な糖アルコールを合成する水素化反応に対して高活性を示しました.本成果は環境負荷低減のための革新的触媒技術となることが期待されます。[リンク

2020年12月25日 研究成果世界一構造秩序のあるガラスの合成と構造解析に成功

2020年12月20日 アウトリーチ活動SPring-8秋の学校 (20/12/20-23) にて、松下智裕 教授(奈良先端科学技術大学院大学)(計画班:A03-2)がグループ講習18 ドーパント原子配列解析の講習を行いました。(講習に参加した生徒は計7名でした。)

2020年12月20日 キックオフミーティングを行いました。[プログラム

2020年12月9日 アウトリーチ活動MRM 2020 (12/7-11)にて、林好一 教授(名古屋工業大学)領域代表がチュートリアルを行いました。

2020年11月19日 本領域の研究を開始しました。

お問い合わせ(事務局)

奈良先端科学技術大学院大学
先端科学技術研究科 物質創成科学領域
 松下智裕

e-mail: secretary(あっと)hyperordered.org