特別セミナー 開催報告

2022年11月2日(水) 特別セミナー 

 今年度第2回目の特別セミナーは、第1回目同様、看護福祉学研究科の大学院説明との2部構成によりオンラインで開催しました。今回は2名の参加者に、本学がん看護CNSコースの在籍者1名、教員3名が加わり行われました。教員のうち1名は、本学大学院の修了生であり、臨床でがん看護専門看護師として活動した経験があります。

 セミナーでは、参加者が気になっている学業と仕事や子育ての両立について話し合われました。参加者は、就労しながら学びたいと希望する者もおり、実際に大学院での学修と仕事の両立について、在籍者から、大学院では自分が事前課題に取り組み授業でプレゼンテーションすることが多いため、日勤や夜勤後など時間を作り課題に取り組んでいること、この準備に思いのほか時間がかかるが、自分が何を知りたいか、何を得ながら学修が進んでいるか振り返ると実りが大きいことが伝えられた。また、子育て中の実習については、実習時期や実習先の選定には職場との調整が必要であることが確認されました。

 アンケートの結果は、「進学にあたり知りたい方法を得ることができ」「役に立った」「受験に迷っていたが、受験を前向きに考えるようになった」との回答でした。

 現在、今後も、このような取り組みを通して、大学院の進学やがん看護専門看護師の資格取得にむけサポートしていきたいと考えています。




2022年7月6日(水) 特別セミナー

 今年度第1回目の特別セミナーは、昨年同様に本学看護福祉学研究科の共催のもと2022年7月6日(水)に開催されました。特別セミナーは、多様なニーズに対応する「人と医を紡ぐ北海道がん医療人養成プラン事業」として位置づけられています。目的は、大学院受験希望者の積極的な就学支援であり、就学中の状況や修了後の勤務方法などについて在籍者から生の声による情報収集の機会を持てるように行なっています。昨年度から引き続き、新型コロナウイルスの感染予防のため、オンラインでの開催となりました。

 本プログラムは、看護福祉学研究科の沿革、教育方針やコース・教育内容と履修に関する説明会と特別セミナーの2部構成になっています。今回は3名の参加者に、本学がん看護CNSコースの在籍者2名、教員2名が加わり行われました。教員のうち1名は、本学大学院の修了生であり、臨床でがん看護専門看護師として活動した経験があります。

 セミナーでは、参加者が気になっている学業と仕事と子育ての両立について、修了後のフォローアップ体制やキャリアについてなど参加者の疑問について話し合うことができました。CNS養成課程における学習計画は、長期の研修が必要となるため、時間を確保するために職場の理解やサポートが必要となります。また、子育てとの両立では、子育て中の在籍者の体験談を交え話し合いが行われました。さらに、修了後のフォローアップについては、北海道CNSの会のがん看護分野との共催による事例検討会やCNS申請のための勉強会などが伝えられ、参加者の修了後のアンケート結果の満足度につながりました。キャリアについては、がん看護専門看護師が病院で活動するだけでなく、地域と連携しながら活動していくことも話し合われ、修了後の活動のビジョンのヒントになる話し合いが行われました。加えて在籍者から、大学院で学び始めたことで、自身の思考や患者に対する関わりの変化を実感しているという体験も伝えられました。

 アンケートの結果は、「役に立った」との回答が多く、内容については「想像していたよりも懇談の内容が充実していた」「自分のキャリアや可能性について考える機会を得た」「質問した内容に生の声で答えてもらいわかりやすかった」などありました。

 現在、本コースを修了したがん看護分野のCNSはいたる所で活動しており、今後も、このような取り組みを通して、がん看護専門看護師への道をサポートしていきたいと考えています。