♪昔 勝間の浦人は 月の夜更けに菅公を 優しく迎えてあげました♪勝間小学校校歌の2番は、このような歌詞で始まります。勝間地区は、菅原道真公とはとても関わりの深い場所で、学校のすぐ近くには御旅所があります。これにちなんで、本校では毎年11月の学習発表会で「勝間の浦人」という劇を、5年生が受け継いで演じています。この劇は三幕で構成され、時代は今からおよそ1100年前にさかのぼります。第一幕では、左遷され太宰府に流される菅公を、慰めてあげることを思いつく浜子たちの様子を、親方を中心にコミカルに演じます。そして第二幕では、いよいよ菅公や周防国司の土師信貞が登場し、浜子たちが酒や浜子踊りで菅公をもてなします。ここで校歌の独唱も入ります。第三幕は、時代が現在となり裸坊祭りの様子をにぎやかに表現します。子どもたちはこの劇が大好きで、一生懸命練習をします。今年の5年生も今から楽しみにしています。歌詞は、この後♪その真心のしのばれる 潮の遠音にしのばれる われらの勝間小学校♪と続きます。時代は変わっても、やさしい心の大切さは変わりません。勝間小学校では、この「勝間の浦人」をいつまでも大切に受け継いでいきたいと思います。