防府市教育委員会では、21世紀をたくましく生き抜く子どもを育成するため、つながる・広がる・深まるをキーワードに、児童生徒の学習意欲の向上、コミュニケーション能力の向上、情報活用能力の育成をめざしています。児童生徒一人一台のタブレット端末(LTE)と、授業支援アプリを基本にしながら、従来の学習とタブレットを活用した学習のハイブリッド化を進めることにより、学校内だけでなく家庭や地域も学びのフィールドとした児童生徒一人ひとりに最適化された学習を展開しています。
〇 個別最適化された学びの実現
一人一台の端末を学習ツールとして活用し、ICT機器のもつ特性をいかして児童生徒一人ひとりの関心や個性に応じて、個別最適化された学びを進めていきます。また、児童生徒用端末はLTE仕様のため、学校の内外を問わず学びに使用することができます。
〇 これまでの学習技術とICTの特性をいかした授業改善
大型提示装置や授業支援アプリを使うことにより、多くの意見の共有や思考の可視化を進めるなど、児童生徒が主体的に学ぶために授業改善を進めていきます。また、ICT機器だけでなく、図書館や博物館等の良さを生かした幅広い学習を進めていきます。
つながる
・授業支援アプリで、学級内で一人一人の意見を大型提示装置で表示し、互いの意見を共有します。
・オンラインで教室間をつないだり、外部人材を講師に招いた学びを展開します。
・学校と家庭、地域をオンラインで結び、双方向につながる学びを創ります。 (例:遠隔協働学習 オンライン学習)
広がる
・多くの人の意見を共有し、協働することにより、自分では気づかなかったことや、新たな解決方法を発見するなど学びの幅が広がります。
・タブレット端末を学びのツールとして使うことで、複数の教科や学校行事で応用され、学びの幅が広がります。
・複数のアプリを使い分け、豊かな表現力や想像力を広げていきます。
深まる
・自分で課題を見つけて、様々な方法で試行錯誤をしながら課題解決に向けた主体的な深い学びを展開します。(例:プログラミング学習)
・自分の考えや思いを、ICTを利用して多くの人にわかりやすく伝えていく力を培います。
・多様な考えや生き方にふれ、これまでの学びを整理し、次の学びへと深めていきます。
児童用端末(LTE) 生徒用端末(LTE)
キーボード(有線) 教師用端末(Wi-Fi)
基本情報(2024.5現在)
〇学校数:小学校17校 中学校11校
〇児童生徒数:8,838人 教職員数:687人
〇児童生徒用端末:Apple iPad第7世代 Wi-Fi+Cellerモデル
有線キーボード(小学4年生以上)
〇教師用端末:Apple iPad Wi-Fi モデル
〇校内ネットワーク:Wi-Fi
〇その他の整備:充電保管庫・各教室に1台づつ大型提示装置
〇端末制御・管理:Docomo保守センター・JamfPro
〇授業支援ソフト:ロイロノートスクール他
〇プログラミングロボット:mBot 23台
〇ICT活用教育推進員:5名
DASH(Digital Advanced Study in Hofu)とはデジタル機器を活用した先進的な授業の研究を行う、教員や専門家などで構成するプロジェクトチームです。防府市のICT活用教育の推進を担い、ICT活用教育の方向性や現状把握とともに、校内外の研修の支援を行います。
◆各種研修会
ICT研修会(管理職・教職員・情報教育担当者)
ほうぷ塾(主として若手教員対象)
Premiumほうぷ塾(主として中堅教員対象)
ほうぷ塾MIX(全教職員対象)
◆ICT活用教育推進員
各校の要望に応じ、端末の設定・管理、授業支援(相談)及び校内研修会等の支援を行います。