ドイツ語圏文化は魅力がいっぱい。ここではドイツ語圏の魅力を紹介します。気になるものがあったら、これを機にドイツ語を学んでみませんか。
ドイツ語を学んで、ドイツから世界につながりましょう!
ドイツ語の履修手続きは簡単。担当者と曜日・時限を決めたら、初回の授業にそのまま参加して、あとは履修登録をするだけ。
※第2学期土曜日午後に開講される半期連続科目のみ事前登録が必要です。詳しくは、英語以外の外国語ガイダンスでお話しします。
ドイツ語はドイツ、オーストリア、スイスなど中央ヨーロッパ諸国で用いられている言語です。ここではドイツ語を学習する意義についてお話します。
大学でドイツ語を学ぶ意義として、主に次の3点が考えられます。第1に、ドイツ語圏の人々と会話が出来、ドイツ語の書物が読めることです。日本は、明治時代から法律、社会制度、教育制度などドイツから多くのものを学んできました。第2次世界大戦では共に敗戦国になり、そしてまた同じく経済復興を遂げ、似たような道を歩んでいます。しかし、世界の評価はどうでしょうか。アジアの諸国からいまだに不信の声が聞かれる日本は、すでにヨーロッパ諸国の信頼を得て、EUの中心的な国として、世界の中でも指導的な役割を担うドイツから学ぶことは多いのではないでしょうか。国際的なコミュニケーションの手段としては、英語が圧倒的な力を発揮して、「世界共通語」になりつつある現在、コミュニケーションを図るためだけであるなら、ドイツ人と英語で会話し、ドイツについての情報を英語で得ることも可能です。ドイツ語を学ぶ時間と労力を英語に注いで、英語力に一層の磨きをかけるのも一つの方策です。
言葉というものは、しかし、コミュニケーションのための「道具」であるに止まらず、その国あるいは民族の歴史と文化に深く関わっている、「道具」以上のものです。「世界共通語」になりつつある英語は、母国イギリスの文化を離れ、なかば「無国籍化」しています。これに対して、ドイツ語は、多くの国から成るヨーロッパの諸言語のひとつとして、ドイツの歴史と文化的背景を保持している言語です。ドイツ語学習は、ドイツの文化、さらにヨーロッパの文化を学ぶことに繋がっているのです。第2次世界大戦後の日本は、善きにつけ悪しきにつけ、アメリカ文化の影響を突出して受けてきました。しかし、その影響を無批判に受け入れないためには、それを相対的に捉(とら)える視点を養うことが必要です。ここに大学でドイツ語とドイツ文化を学ぶ第2の意義があります。ギリシャの債務危機に端を発して難しいかじ取りを迫られているとはいえ、ユーロがドルと並ぶ国際通貨に成長した今(イギリスはユーロを導入していません)、ヨーロッパから眼は離せません。EU内で最大の経済規模をもつドイツの言語であるドイツ語を学ぶ意義は一層大きいのです。
そして第3は、大学生の頭脳で新しい外国語を学ぶことによって、「言葉のしくみ」に対する興味と理解を持ち、慣れ過ぎてしまった日本語を意識的かつ相対的に捉え直すこと、言いかえると日本語への愛を深めることです。ゲーテの言葉を引用しておきます。
外国語を知らぬものは、母国語にも無知である。
Wer fremde Sprachen nicht kennt, weiß nichts von seiner eigenen.
(ヴェーア フレムデ シュプラーヘン ニヒト ケント、ヴァイス ニヒツ フォン ザイナー アイゲネン)
ドイツ語の辞書といってもいろいろなものがあります。初学者のみなさんはまずは入門用または初級用の独和辞典を一冊用意しましょう。中・上級用の辞典には初学者用の配慮がなされていませんから、まずは初学者への配慮をした入門~初級、初級~中級の学習者を対象にした辞書を使いましょう。大学の4年間で長く使うためには、下の表に挙げた『アクセス』『アポロン』『クラウン』あたりがお勧めです。
ときどき、家にあったという理由で、古い辞書を持ってくる学生さんがいます。しかし、これは勧められません。理由は2点あります。まず、古い辞書には初学者用の配慮が全くと言っていいほどされていませんから、みなさんが苦労します。第2に、ドイツ語では1998年から2005年にかけて正書法(語の綴り方)が新しいものに移行しました。新しい綴り方で学ぶためにも、比較的新しい辞書を使ってください。(なお、古い辞書の内容が悪いわけではありません。『木村相良独和辞典』など18世紀の文学や哲学を読むのには重宝します。)
それからコンパクトな辞書を購入する学生さんも散見されます。『デイリーコンサイス独和辞典』(三省堂)などがこれにあたりますが、これらは中・上級用としては便利な辞書です。やはり初学者の皆さんは、初学者のために作られた例文や説明が豊富な辞書を(重いですけど)使いましょう。
入門用・初級用の独和辞典で物足りなくなったら、中・上級者対象の独和辞典にステップアップしましょう。また、ドイツ語を書く機会が増えてきたら、独独辞典も欲しくなりますね。
「ドイツ語は難しいと聞きました。本当ですか?」
「発音とか、やばくないですか?」
「ドイツ語って役に立つんですか? 日本で使う機会がないじゃないですか?」
「自分には無理じゃないかと心配です...」
大丈夫です!さあ、ドイツ語学習を始めましょう!