奥津哲夫教授が2016年度光化学協会技術賞を受賞

群馬大学 理工学部 化学・生物化学科 奥津研究室

2016.9.7

分子科学部門の奥津哲夫教授は「光化学反応を利用したタンパク質結晶化促進プレートの開発」で光化学協会技術賞を受賞した。この技術はタンパク質の結晶を育成させるものである。タンパク質の結晶を育成することは、タンパク質の構造と機能の相関を解明する分野において重要な科学と技術であり、また創薬における必須の工程である。

奥津教授は光化学反応を駆使して結晶化を制御する研究に取り組んできた。タンパク質の光誘起結晶化を世界に先駆けて見出し、その機構を解明するとともに、結晶化を促進する結晶化容器の開発・実用化を行った。その成果は実用化され和光純薬工業株式会社から販売されている。実際にこの製品を使用した製薬企業の技術者から「大変効果があった。今までにないものだ」との評価を得ている。以上の理由により、奥津教授が開発・実用化したタンパク質結晶化促進プレートは、構造生物学・創薬分野において求められるタンパク質結晶育成の技術を前進させた世界で唯一の製品であり、光化学協会技術賞に相応しいと判断された。

Copyright © 群馬大学理工学部化学・生物化学科 光物理化学研究室, All Rights Reserved.