令和6年3月1日(金)今日の献立は,クロワッサン・牛乳・ミルメークコーヒー・ペペロンチーノ・ミネストローネ・セレクトケーキです
3年生のみなさん。小学校から約9年間続いた給食も本日が最後です。
小学校から数えて一体何回の給食を食べてきたでしょう。
「学校に通うと給食がある」こんな当たり前だったことが,本日で終わりになります。
当たり前って実は大事なことで,すごく貴重なことですね。
今までは,班のみんなと会話をしながら給食の時間を楽しんでいましたが,コロナ禍になって,感染拡大を防ぐために「全員前を向いたまま,黙食」というスタイルが定着してしまいました。
会話をしながら楽しい給食時間を過ごしていたのが,突然一変し,みなさんにとって我慢を強いられることも多かったと思います。
みなさんが大人になったときに,きっと給食を懐かしく思い出すときがくると思います。
これからは,自分の健康は自分で管理し,感謝の心をもって,「食」を大切にして下さい。
令和6年2月29日(木)今日の献立は,ごはん・牛乳・ポークカレー・春雨中華サラダ・カスタードプリンです
今日で2月最終日、明日は3月に突入です。
さて、3年生のみなさんは、中学校を卒業したら、多くの人は給食を食べることがなくなります。
食事を自分で選ぶ機会が多くなると、自分の好きなものや好きな味だけを食べがちになってしまいます。
毎日を健康に過ごすために、次のことに気をつけてください。
まず1つは、栄養のバランスです。
家での食事を栄養計算して毎日きっちりする必要はありませんが、バランスの良い献立に近づけるために、主食・主菜・副菜をそろえて食べることや、食べ物の旬や見た目のいろどりを考えて食べるように心がけましょう。
食事は毎日3回ありますので、全部の食事を100点にするのはとても大変ですし、専門知識があってもなかなか理想通りにはいかないものです。
食べすぎたり、野菜が少ないなと思ったときには次の食事で気をつけるようにしましょう。
もう1つは、感謝の気持ちを持つことです。
この放送でも毎日お話しているとおり、食べることは自然の恵みをいただいていること、そしてたくさんの人に支えられて食べています。
今のクラスで食べる残り少ない給食の時間を、楽しく、和やかに過ごしてください。
令和6年2月28日(水)今日の献立は,ごはん・牛乳・ふりかけ・唐揚げ・ほうれん草のごま和え・白菜とごぼうのみそ汁です
2月も今日を含めてあと2日で終了です。
まもなく卒業や進級を迎えますが,1年間の反省や振り返りはできているでしょうか?
毎月の給食目標や食事のマナーなどの振り返り,できたことと,できなかったことを確認していきましょう。
さて,1年間を通して皆さんにお話してできたことの1つに「早寝・早起き・朝ごはん」があります。
成長期で活動量も多い中学生のみなさんにとって,朝ごはんは大切です。
朝に食事をきちんととることで1日のリズムを作り,体と脳が働くためのエネルギー源になります。
授業中に眠くなったり,体育の授業や部活動で体を動かしたときにすぐに疲れてしまう人はいませんか?
そんな人は食事を見直すと改善されるかもしれません。
食事の習慣は,そのほかの生活習慣とも深い関わりがあるので,食事だけでなく生活リズムを整えて,元気に過ごせるように心がけましょう。
令和6年2月27日(火)今日の献立は,ごはん・牛乳・さばのみそ煮・塩釜サラダ・ぶなしめじと大根のみそ汁・レモンタルトです
今日は,「はしの持ち方」についてお話します。
日本人の食事に欠かせない「はし」は食事をするための優(すぐ)れた道具です。
「はし」は、中国、韓国、ベトナム、そして日本など東アジアとよばれる地域で使われています。
とくに日本の食事は、汁物を椀によそうことで、箸だけを使ってほとんどの食事が
できるのが大きな特徴になっています。
「はし」を正しく持つと、まず「つまむ」ことや「はさむ」ことができます。
さらに「すくう」「きる」「ほぐす」「おさえる」「くるむ」「よせる」「まぜる」ことなどもできます。
ただ一つだけ、してはいけない使い方があります。
それはたべものを「さす」こと「さしばし」ともいいます。
「さしばし」をすると、はしの先以外のところも汚れてしまいます。
はしの先も傷(いた)めてしまいます。
「食べる道具である、はしを大切に使って食べましょう」ということから、「さしばし」は、してはいけない食べ方になったのです。
令和6年2月26日(月)今日の献立は,米粉パン・牛乳・メンチカツ・パックソース・ごぼうサラダ・肉団子入りコンソメスープ・道明寺です
今日のデザートは,和菓子です。
和菓子とは、日本の伝統的なお菓子の総称のことです。
一般的に,米や麦,豆類といった植物性の食材を使うのが特徴で,ふんわりやさしい甘みと上品な風味を楽しむことができます。
和菓子の歴史は古く,その原型が誕生したのは、なんと縄文時代のころといわれ,諸説ありますが,細かく砕いたくだものや木の実を丸めた「団子のようなもの」が起源だといわれています。
これが日本の伝統文化のひとつ「茶の湯」や,中国の「唐菓子」,ポルトガル,スペインなどからもたらされた「南蛮菓子」などの影響を受けながら「和菓子」へと発展していくのです。
ちなみに,一般市民が和菓子を日常的に食べられるようになったのは,江戸時代に入ってからといわれています。
砂糖の輸入量が増加したのをきっかけに,日本中に広まったのだそうです。
京都を代表する「京菓子」をはじめ,現代でも親しまれている和菓子の多くは江戸時代に生まれたとも言われています。
今日の和菓子の名前は,「道明寺」といいます。
一般的に,桜餅の方が聞き慣れている方の方が多いと思います。
桜餅は,小麦の生地をクレープみたいに薄く焼いて,餡を包んでいるのに対し,道明寺は,蒸した餅米を使って作られています。
春を代表とする和菓子をよく味わって食べてみて下さい。
令和6年2月22日(木)今日の献立は,蒸しパン・牛乳・ソース焼きそば・中華風コーンスープ・モンブランピーチです
今日の給食は,焼きそばです。
焼きそばは,中華麺を肉や魚介類,野菜などを一緒に炒めたものや,焼いた中華麺に具材をあんとしてかけたもので,その起源は中国の「炒麺(チャオメン)」といわれています。
焼きそばが日本で誕生したのは,終戦直後の1950年頃といわれています。
炒麺の味付けは,塩と醤油が中心で,日本でも最初はそのような味付けでした。
当時は,小麦粉が高価なためになかなか手に入らなかったので,キャベツを使って量を増やしていたそうです。
その結果,味が薄くなった分、味の濃いソースで補うようになりました。
今では,焼きそばといえばソース味を思い浮かべるひとが多いのではないかと思います。
ソース味の焼きそばや,麺を揚げる堅焼きそばは,日本独自で工夫がされたそうです。
焼きそばは各地域によって,それぞれの特徴があります。
味付けや麺,使用する食材など,その地域特有の焼きそばが,ご当地グルメとして親しまれています。
令和6年2月21日(水)今日の献立は,ごはん・飲むヨーグルト・ハッシュドポーク・ブロッコリーサラダ・ティラミスです
今日は「ヨーグルト」についてお話します。
ヨーグルトのパッケージの表示をよくみると「発酵乳」と表記されています。
発酵乳とは,ミルクを乳酸菌や酵母の働きで発酵させたものです。
発酵乳はとても古くからある食べ物で,ルーツは数千年前にさかのぼると言われています。
牛のほかにも,山羊,羊,水牛,馬などの乳を原料にしたものもあります。
ヨーグルトは,乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が含まれているので,腸内環境を整える働きがあります。
この善玉菌を摂取すると,肌の状態に悪影響を与える,悪玉菌が増えにくくなり,身体の外から侵入してくる雑菌に対する抵抗力が高まります。
また,免疫力を高める効果があります。
ホエーと呼ばれる,ヨーグルトの上澄みに含まれる,ラクトフェリンが免疫力を高める働きがあり,ウイルスによる感染症の予防効果が期待されています。
免疫力をつけるためにも,毎日,ヨーグルトを食べる習慣をつけていきましょう。
令和6年2月20日(火)今日の献立は,
背割りソフトパン・牛乳・フルーツ生クリーム和え・ペンネソテー・コーンスープです。
今日は「ビタミンB1の働き」についてお話します。
ビタミンB1は日本人の主食であるご飯やパンなどの炭水化物が体内で分解されてエネルギーになる過程で必要となります。
ビタミンB1が不足すると,栄養素が体内でエネルギーに変わることができず,疲れやすくなってしまいます。
また,私たちの脳や神経機能を正常に保つためにもエネルギーが必要なため,エネルギー不足になると,イライラしたり集中力が低下してしまうこともあります。
ビタミンB1は豚肉やうなぎ,たらこ,ナッツ類に多く含まれています。
日常的には豚肉が一番とりやすい食品ですね。
不足しないようにバランスよく食べることを心がけましょう。
3年生は受験に向けて頑張っていると思います。
力を十分に発揮するためには、食事をきちんととることも大切です。
時間がない中でも、規則正しく生活することを心がけると、勉強にもより集中して取り組めると思います。
栄養をしっかりとって、寒さや疲れに負けないようにしましょう。
令和6年2月19日(月)今日の献立は,
ごはん・牛乳・中華飯の具・水餃子のスープ・山形県産米つや姫ジェラート です。
山形県産のブランド米「つや姫」は,甘みや旨味,ツヤに優れた品種であるとされています。
県農業総合研究センターの食味官能試験結果では,日本で一番美味しいお米とされるコシヒカリよりも評価が高く,近年注目されているブランド米です。
今回,山形県のジェラート工房でつくられた「山形県産米つや姫ジェラート」をデザートにいれました。
お米を糖と乳で柔らかく炊き,お米の食感とミルクジェラートの味を楽しめることができます。
すっきりとした甘さと口溶けの良さで食材の味を引き出しています。
よく味わって食べてみてください。
令和6年2月16日(金)今日の献立は,
メロンパン・牛乳・ポテトソテー・マカロニスープ・いちごです。
今日は「ビタミンCを多く含む食べ物」についてお話します。
ビタミンCの働きは皮膚の健康を保つ、のどや鼻の粘膜を守る、ストレスへの抵抗力を高めるなどの働きがあります。
今の寒い季節には風邪予防にも役立ちますので,しっかり摂るべき栄養素です。
ビタミンCを多く含む食品は,皆さんにもおなじみの果物が代表的です。
特に冬から春にかけてかんきつ類やいちごなどが多く出回り,旬を迎えますが、
これらの果物もビタミンCをたくさん含みます。
ブロッコリー,ほうれん草,ピーマンなどの野菜や,じゃがいもなどのいも類,緑茶などにもビタミンCは多く含まれています。
ビタミンCは水に溶けやすい性質があります。
ゆでることでビタミンCが少なくなってしまうので野菜類は注意が必要です。
下ゆでせずに食べられる野菜は,スープのような汁ごと食べられる料理に使うと
無駄なく食べられます。
食材だけでなく調理方法にも注意するとより多くの栄養素をとることができます。
令和6年2月15日(木)今日の献立は,
わかめごはん・牛乳・鮭のねぎソース・きんぴらごぼう・ひき菜汁・ずんだもちです。
今日は,宮城県の郷土料理「すんだ餅」についてお話します。
ずんだ餅という名前にも諸説あり,甚太という農夫が創作したという説,伊達政宗公が陣太刀の柄で枝豆を砕いた説とさまざまです。
江戸末期にはこの和え衣がずんだとして定着していったということで,すでに枝豆が利用されていたといいます。
また,豆を打つ音「ずんだ(豆ん打)」を表したとの説もあります。
ずんだはつくるのに手間がかかるため、かつては子どもたちがさやから豆を取り出す作業をおこなうなど、家族総出でつくっていたといいます。
緑色の鮮やかなずんだ餡は,砂糖や塩で味付けされるが,餅にからめるときは砂糖のみで味付けをされることが多いです。
令和6年2月14日(水)今日の献立は,
ごはん・牛乳・タコライスの具・キャベツの千切りスープ・しゅわしゅわフルーツポンチです。
今日は沖縄県の郷土料理「タコライス」についてお話します。
タコライスは,メキシコ発祥だと思われがちですが,本当は沖縄県が発祥地と言われています。
1980年代,米軍の兵士を相手に商売をしていた飲食店の店長が,「米兵たちが、安価でおなかいっぱいに食べられるように」と,当時沖縄に持ち込まれていたタコスをアレンジして誕生したオリジナル料理です。
沖縄の戦後の歴史が生んだ新しい郷土料理です。
本場では、少し辛いのですが給食では食べやすいように,辛くないミートソースのような味つけにしています。
3年生の給食は、今日を含めて残り12回となりました。
9年間食べてきた塩竈の給食とも、もう少しでお別れとなります。
中学校を卒業すると,給食がなくなり,自分で食事を選択する機会も増えます。
嫌いなものもあるかもしれませんが,残りの給食をよく味わって食べてもらえたらうれしいです。
令和6年2月13日(火)今日の献立は,
ごはん・牛乳・いわしの梅煮・大根とツナのマヨネーズ和え・豚汁・ぽんかんです。
今日は愛媛県産の「ぽんかん」についてお話します。
ぽんかんは,インド北部が原産地で,明治時代のときに日本へ伝わりました。
1896年明治29年に台湾総督府より鹿児島県に苗木がもたらされたのが最初と言われています。
中でも,愛媛県はぽんかんの年間収穫量が全国一位の産地となっています。
みかんより甘みが強くて酸味は控えめ,果肉はやわらかくて果汁も多く,香りのよい柑橘です。
12月から2月中にかけてが,一番おいしいです。
令和6年2月9日(金)今日の献立は,
ごはん・牛乳・鶏肉のレモン煮・かにかまとわかめの和え物・高野豆腐と白菜のみそ汁・抹茶のシューアイスです。
今日のデザートは,抹茶のシューアイスです。
抹茶は,緑茶の中の一つの種類です。
旨味と甘みがより強く,渋み,苦みが少ないのが特徴です。
緑茶は,茶葉を発酵させずに製造した不発酵茶で,煎茶,玉露,番茶,抹茶,焙じ茶など,さまざまなお茶をまとめた呼び名を指します。
その中で抹茶は,他のお茶と製法が異なります。
一般的に飲まれる煎茶は,太陽の日差しを浴びて伸び伸びと育てた茶葉を蒸して,揉みながら乾燥させる製法を用います。
抹茶は石臼で碾茶を挽きます。
粉末になった物をお湯に溶かして喫するのでそのまま栄養が体に吸収されるので,栄養もダイレクトに体に吸収されます。
この栄養の中には「食物繊維,茶カテキン,テアニン,カフェイン,ビタミンE」が豊富に含まれております。
茶カテキンも豊富なので免疫力も上昇し殺菌効果もあります。
令和6年2月8日(木)今日の献立は,
いなり寿司・牛乳・カレーうどん・もやしときゅうりの中華和え・ミニチョコドーナツです。
今日は,「食べ物と健康」についてお話します。
みなさんはどうして毎日食事をするのか、考えてみたことがありますか。
私たち人間は、毎日いろいろな食べ物を食べることで、体を動かす力や体をつくるもとになる様々な栄養素を取り入れて生活しています。
食べ物はみなさんの体の状態や気分にも大きく影響しているのです。
では、何をどのようにたべたらよいのでしょう。
「好きなものだけでいいや」なんて思っている人はいませんか。
好きなものや食べたいものだけを食べているとどうしても栄養がかたよってしまいます。
給食では、栄養のバランスを考え、そして皆さんにいろいろな食べ物を知ってもらえるように毎日の献立ができています。
給食は残さずに食べることで、栄養のバランスが整います。
食べたことのないものや、苦手に感じるものもあるかもしれませんが、一口でもぜひ食べてみてください。新しい発見があるかもしれません。
このように自分の健康を守るために大切な食べ物ですが、魔法の薬ではありません。
食べるだけですぐに病気が治ったり、たちまち頭が良くなるものはないのです。
毎日バランスよく食べていないと、体の調子が悪くなったり、頭がはたらなくなります。
食事の大切さを知り、自分の健康を考えながら毎日食べることができる人になってください。
令和6年2月7日(水)今日の献立は,
ごはん・牛乳・ショーロンポー・青椒肉絲・坦々スープです。
今日は中華料理メニューです。
その中でも,「青椒肉絲」についてお話します。
「青椒肉絲」の「青椒」はピーマン,「絲」は細切りのことで,”ピーマンと肉の細切り” を意味します。
現代の一般的な調理法としては,下味を付けた豚肉または牛肉の細切りと,ピーマン,タケノコ,たまねぎ,もやし,ねぎなどの野菜を細く切ります。
調味料は醤油,酒,しょうが,にんにく,胡椒,オイスターソース,片栗粉,そして油は胡麻油が使われることが多いです。
青椒肉絲の起源は古く,豚肉を調理した福建料理ともいわれていますが,現在では四川料理の代表的な料理となっています。
現代においては辛みよりも旨みを重視する広東風のものがポピュラーであり,オイスターソース,酒,砂糖などを使って甘辛く調味されます。
一方,四川風のものでは豆板醤や醤油などを使って辛味を効かせて仕上げられています。
中国だけでなく,北米,ヨーロッパ,日本などの華僑により伝えられ世界中でポピュラーな中華料理として定着しています。
アメリカでは,豚肉よりも牛肉が好まれるため牛肉を調理し濃いめの味付けがされているなど,材料や味付けを変えてその土地の嗜好に合わせた料理に変化してます。
令和6年2月6日(火)今日の献立は,
低塩パン・牛乳・ミルメークコーヒー・ハムチーズピカタ・ブロッコリーとマヨネーズのサラダ・ミネストローネです。
今日は,「ミネストローネ」についてお話します。
ミネストローネは,給食でもおなじみのイタリアの野菜スープです。
イタリアでは地域や季節によって具材も様々で決まったレシピはありません。
田舎料理や家庭料理のようなものにあたり,日本で言うとみそ汁のような存在です。
ミネストローネという言葉は「具だくさん」や「ごちゃ混ぜ」という意味を持つそうです。
名前のとおり,にんじん・玉ねぎ・じゃがいも・セロリ・ベーコン・トマトなどたくさんの材料をつかって煮込みます。
日本ではトマトを入れた赤いスープが一般的ですが、決まったレシピがないということからもわかるように,本場イタリアでは必ずトマトが入るわけではありません。
具だくさんのスープなので,野菜やベーコンの旨みがたっぷりと出ています。
ひとつの料理でたくさんの野菜が摂れるのでおすすめです。
今日の給食では、にんじん・たまねぎ・じゃがいも・キャベツ・ベーコンを入れて、トマト味で煮込みました。
野菜の旨味が凝縮されて,とてもおいしく仕上がりました。
トマトスープ系が苦手な子どもが多いですが,この日は残食が少なかったです。
しっかり食べて栄養を補給するようにしましょう。
令和6年2月5日(月)今日の献立は,
ごはん・牛乳・春巻き・豚肉とにんにくの芽の炒め物・わかめとたまごのスープ・りんごゼリーです。
今日は,「にんにくの芽」についてお話します。
にんにくの芽には,にんにくと同じように,身体を温める効果があります。
また,アリシンという香り成分には,エネルギー代謝をよくしたり,疲労回復や身体の成長に役立つビタミンを吸収しやすくする働きがあります。
風邪やインフルエンザが流行しやすいこの季節に,にんにくの殺菌効果や身体を温める効果にはもってこいですが,にんにくだけをたくさん食べると,胃に負担をかけてしまうことがあります。
しかし,にんにくの芽はにんにくと同じように,身体を温める効果もあり,さらには,にんにくにはない免疫力を高めるという効果があります。
今日のソテーのように豚肉と組み合わせると,豚肉のビタミンBとにんにくの芽のアリシンで疲労回復に効果抜群です。
令和6年2月2日(金)今日の献立は,
背割りソフトパン・牛乳・ケチャップ&粒マスタード・ロングウィンナー・チーズポテト・きゃべつとしめじのスープです。
皆さんは,じゃがいもは植物のどの部分を食べているか知っていますか?
土の中にできるので根っこと思っている人も多いかもしれませんが,じゃがいもは茎の部分を食べています。
正確には地下の茎と書いて「地下茎」と呼ばれる部分で,地中にある茎を食べています。
じゃがいもを掘ると,土の中で茎が枝分かれして伸びていて,その茎の先が膨らんでいるのが分かります。
この茎の先が大きくなってじゃがいもになります。
じゃがいもには「でんぷん」が多く含まれていて,とろみをつけるのに使う片栗粉もじゃがいもを原料にして作られています。
じゃがいものでんぷんは炭水化物のひとつで,脳が活動するためのエネルギーになります。
他にじゃがいもには「ビタミン」も含まれています。
中でもビタミンCは,100gあたりで見るとみかんと同じくらいの量が含まれています。
ビタミンCには熱に弱い性質がありますが,じゃがいもに含まれるビタミンCはでんぷんで守られているので加熱しても壊れにくい性質があります。
令和6年2月1日(木)今日の献立は,
ごはん・牛乳・のりの佃煮・五目厚焼きたまご・野菜炒め・根菜汁です。
2月の給食目標は「食事と生活習慣病について考えよう」です。
生活習慣病とは糖尿病や肥満、脂質異常症などさまざまなものがあります。
どれも日ごろの生活習慣を見直せば予防できるものです。
毎日の生活習慣は長く続けていると変えるのは難しくなります。
中学生のうちから規則正しい生活や食事のルールを作っておくと大人になっても困りません。
今日は生活習慣のチェックをしてみましょう。
あてはまるものがいくつあるか確認してみましょう。
①食事は朝・昼・夕と規則正しくとっていますか。
②主食・主菜・副菜がそろった食事ですか。
③おやつは時間を決めて食べ過ぎないようにしていますか。
④夕食は寝る2時間前に済ませていますか。
⑤緑黄色野菜を食べていますか。
⑥揚げ物やスナック菓子など油の多いものを控えていますか。
⑦うす味を心がけていますか。
⑧よくかんで食べることを心がけていますか。
⑨定期的に適度な運動をしていますか。
⑩早寝・早起きをして、睡眠は十分にとれていますか。
10個のうちいくつ当てはまったでしょうか?
生活習慣を見直して元気に過ごしましょう!
令和6年1月31日(水)今日の献立は,
ごはん・牛乳・ポークカレー・小松菜とわかめの中華和え・いちごのクレープです。
今日は,「小松菜」についてお話します。
小松菜の甘みが増えて一番おいしいといわれる季節は冬です。
昔は冬に採れるため冬菜・雪菜などと呼ばれていましたが、東京都の小松川が原産地でたくさん収穫されていたため,〝小松菜〟の名が付きました。
小松菜は緑黄色野菜の代表で,成分はほうれん草に似ていますが,一番の特徴はカルシウムが非常に多いことです。
カルシウムはほうれん草の約5倍も含んでいて,骨や歯を丈夫にし骨粗鬆症予防に役立ちます。
神経の興奮性を適切に保つ働きもあるので,ストレスによるイライラ感を緩和してくれます。
豊富に含まれるカロテンは肌荒れを予防し健やかな肌を保ってくれます。ビタミンCはシミ・しわを防ぐ働きをしますので美容の強い味方にもなってくれます。
今日は,小松菜とわかめを和えた中華和えにしてみました。
わかめは鉄分と食物繊維が多く含まれているので,ミネラルたっぷりの和え物になりました。
野菜が苦手な人も,一口食べるよう努力してみましょう。
令和6年1月30日(火)今日の献立は,
チーズパン・牛乳・ペペロンチーノ・キャベツの千切りスープ・オレンジです。
今日は,イタリア料理の「ペペロンチーノ」です。
ペペロンチーノは,にんにく・唐辛子・オリーブオイルで作ったスパゲティです。
正式には「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」と言うそうです。
イタリア語で「アーリオ」がにんにく,「ペペロンチーノ」が唐辛子という意味です。
本場イタリアでは「絶望のパスタ」と呼ばれることがあります。
貧しくてパスタに具を入れることができず絶望したことが由来とされています。
ほかにも,シンプルなレシピゆえ「シェフがこれ以上手を加えることができずに絶望した」という意味もあるそう。
給食では,たまねぎやにんじんなどを加えて,一味唐辛子で辛さを加えて,食べやすいように調理しています。
今日は3年生が私立入試のため,1・2年生だけの給食です。
よく味わって食べてください。
令和6年1月29日(月)今日の献立は,
ソフトパン・牛乳・かぼちゃのコロッケ・ミモザサラダ・白菜のクリーム煮です。
今日は「かぼちゃ」についてお話します。
かぼちゃの原産地はいろいろな説があるようですが,中南米といわれています。
日本には戦国時代にポルトガル人が種子島に漂着したときに,鉄砲と一緒に持ち込まれたとされています。
そのときにポルトガル人が持ってきたかぼちゃがカンボジアから持ち込まれたものということで,カンボジアがなまり日本では「かぼちゃ」という名前がついたと言われています。
かぼちゃは世界中で作られていて種類もたくさんあります。
日本で一般的にかぼちゃとして売られているものは「西洋かぼちゃ」と呼ばれるものです。
西洋かぼちゃは寝かせることでおいしくなる種類のかぼちゃなので,夏ごろから収穫がはじまり,その後3ヶ月ほど貯蔵して甘みが増してから出荷されます。
かぼちゃは緑黄色野菜に分類され,ビタミン類を多く含みます。
中でもカロテンはほうれん草に匹敵するほど多く含まれています。
カロテンはがんなどの病気を予防する働きがあるほか,体に取り込まれてビタミンAに変換されて,目や皮膚の健康のために役立ちます。
令和6年1月26日(金)今日の献立は,
ごはん・牛乳・ハヤシシチュー・アメリカンサラダ・カスタードプリンです。
今日は,給食で人気のデザート「カスタードプリン」です。
「プリン」はプディングからきた和製用語になります。
プディングは昔からイギリスの各地で作られており,小麦粉,卵,牛乳を材料とする料理の部類に属するものは5~6世紀ごろからあったそうです。
12世紀の王室の料理人が果物にプディングの生地を塗ったものを作ったのが現在のプディングの原型と考えられています。
日本には江戸時代後期~明治時代の初期ごろに伝わったと言われています。
また,一般家庭で普及したのは,冷蔵庫が普及し,家庭で子供でも手軽に作れるプリンの粉が発売された1960年代後半と言われています。
カスタードプディングは,卵のたんぱく質の熱凝固性を利用したデザート菓子で,卵黄と砂糖を混ぜ,温めた牛乳を加えてこし,バニラ香料を落とし,カラメルソースを底にいれたプリン型に流し込んで蒸し焼きにして作られます。
令和6年1月25日(木)今日の献立は,
米粉パン・牛乳・肉うどん・ほうれん草と鶏ささみの和え物・レモンタルトです。
今日は 給食で人気のデザート「レモンタルト」です。
レモンタルトが給食に出ると,各クラスで争奪戦がはげしいですね。
レモンの酸味と甘いカスタードが濃厚でとてもおいしいですね。
みなさんは,レモンタルトに使われている「レモン」の働きや日本で生産量が多い県をご存じですか?
レモンはビタミンCやポリフェノールなどの栄養素が豊富に含まれています。それぞれの栄養が身体に作用し,疲労回復や血圧の抑制,免疫力アップ,アンチエイジングなど期待できる健康効果が豊富です。
生口島とは瀬戸内海の島で広島県尾道市にあります。
島の約半分が急傾斜になっているため日当りが良く,瀬戸内海でも指折りの柑橘類の産地となっています。
レモンタルトに使われているのは,広島県の「瀬戸内レモン」です。
国産レモンの生産量は広島県が全国一で国内の5割以上を占め,広島県内では生口島と高根島の「瀬戸田レモン」と大崎下島の「大長レモン」の2つがあり,瀬戸田レモンのみの生産量は国産レモンの3割近くを占めています。
令和6年1月24日(水)今日の献立は,
ごはん・牛乳・まぐろのオーロラ煮・中華クラゲの和え物・みそ汁です。
今日は「ふるさと給食」についてお話しします。
私たちの住む塩竈市はみなさんの知っているとおり,魚のまちです。
食べ物をとおして,塩竈の良さを知り,魚をおいしく,たくさん食べてほしいという願いを込めて,ずっと作り続けている給食の献立をふるさと給食と呼んでいます。
このふるさと給食の献立は,各学校の栄養士が集まってレシピ開発をしたものや,市民の方から応募してもらったおすすめ料理を給食用にアレンジしたものなどがあり,30年以上前から続いている,塩竈ならではの給食です。
給食は栄養面だけでなく,その食材の良さや食べ物の歴史・文化を知ってもらうために,毎月目標を立てて献立を考えています。
今日はふるさと給食のまぐろのオーロラ煮です。
まぐろを角切りにして,でん粉と小麦粉をつけてカラッと揚げて,みそとケチャップ,砂糖で作ったタレに絡めて作ります。
令和6年1月23日(火)今日の献立は,
ミルクパン・牛乳・ベーコンオムレツ・パックケチャップ・ペンネのクリームソテー・きゃべつとしめじのスープです。
今日は,「卵」についてお話します。
冷蔵庫に必ずといっていいほど入っている卵。
卵には,ひよこが成長するために必要とされるたくさんの栄養素が含まれています。
良質のたんぱく質をはじめ,脂質,ビタミンA,B群,鉄などほとんどの栄養素が含まれているので,『完全栄養食品』と呼ばれています。
しかし,栄養価が高い卵ですが,ビタミンCや食物繊維など不足している成分もあります。
そこで,野菜などを一緒に食べると栄養バランスがグッとよくなります。
今日は,ベーコンオムレツに野菜たっぷりのスープでした。
年明けてから,各学年の残食が少しずつ減ってきています。
食缶が空っぽになっていることもあり,給食室一同とてもうれしいです。
これからも,子ども達が喜ぶ給食作りに励んでいきます。
令和6年1月22日(月)今日の献立は,
ごはん・牛乳・ビビンバ(豚肉ソテー・ナムル)・肉団子入りワンタンスープです。
今日は「風邪のときの食事」についてお話します。
寒くなると体調を崩しやすく,風邪をひきやすくなりますね。
風邪やインフルエンザを予防するためのポイントは,
①こまめな手洗い・うがい
②1日3回のバランスの良い食事
③十分な睡眠
④適度な運動
⑤適度な保温と保湿 などです。
中でも,食事はみなさんの体をつくったり,体調を整えるために大切ですので栄養バランスに気をつけて食べるようにしましょう。
しかし気をつけていても体調を崩してしまうことがありますね。
食欲がわかないこともあるかもしれませんが,早く回復するためには栄養を補給することもとても大切です。
まず,胃に負担がかからないように消化の良いものを食べるようにしましょう。
脂っこいものや食物繊維の多いものは消化に時間がかかるので避けるようにしましょう。
熱が出ているときには水分補給が大切です。
水だけを飲むよりも,スープや味噌汁で体を温めながら,ビタミンやミネラルも一緒に補給するようにしましょう。
以前の給食メモでお知らせしましたとおり,ビタミンB1は体力の消耗を防いで,体調の回復を助けてくれる栄養素ですので覚えておきましょう。
令和6年1月19日(金)今日の献立は,
蒸しパン・牛乳・揚げ春巻き・笹かまぼこのごま酢和え・醤油ラーメンです。
今日は「にんじん」についてお話します。
にんじんは給食でも登場回数の多い野菜です。
日本には江戸時代に伝わってきた野菜で,今では日本人にもなじみのあるものになっています。
流通している品種はオレンジ色のものがほとんどですが,白,黄色,赤紫などさまざまな種類があり,日本でもいろいろな種類のにんじんが栽培されるようになってきました。
栄養面ではカロテンを多く含み,皮膚や粘膜を強くして風邪の予防にも役立ちます。またビタミンCも多く含みますが,ビタミンCの働きを邪魔する酵素も含まれているので,加熱するか酢やレモンなどの酸を使って酵素の働きを抑える調理方法を選びましょう。
にんじんを食べる時には皮をむく人が多いと思いますが,皮に近い部分が甘く,中心のほうは甘みが少ないので,皮をむかずに食べるかピーラーなどでうすくむくようにするのがおすすめです。
にんじんは,1年間を通して作られていますが,すずしい気候を好む野菜なので,秋や冬にとれたにんじんはおいしいと言われます。
令和6年1月18日(木)今日の献立は,
ごはん・牛乳・みなと塩釜海保カレー・卵とクリームコーンのスープ・フルーツ白玉です。
1月18日は,「118番の日,海のもしもは18番の日」です。
この番号は,海での事件・事故があった時に使われる,海上保安庁の緊急通報電話番号です。
海上保安庁は,1948年(昭和23年)5月1日に創設されました。
宮城海上保安部は,発足当時から塩釜港を拠点(きょてん)に,東北の海の安全を守り続け,活動しています。
宮城海上保安部の船艇で食べられている海保カレーは,料理長が代々引き継がれた伝統あるカレーレシピを持ち,今も一航海の区切りとなる入港日の昼食時に船員達へ振る舞われています。
そのカレーで長い航海の疲れを癒やし,次の航海に備えています。
巡視船の中では,長いと約一ヶ月間は,陸に上がることができないため,船員達にとっては,「食事」は1つの楽しみとなっています。
今回,このカレーレシピにあるフルーツキーマカレーをもとに,「みなと塩竈海保カレー」を子ども達に広く知ってもらうため,市内の学校栄養士が児童・生徒の食べやすいようにアレンジした「学校給食版」のカレーが完成しました。
よく味わって食べてください。
令和6年1月17日(水)今日の献立は,
五目ごはん・牛乳・厚焼きたまご・茎わかめの炒め煮・つみいれ汁です。
今日はふるさと給食「つみいれ汁」です。
この料理はたらのすり身の団子や野菜をたっぷり入れた具沢山の汁物です。
鱈はとても大食いの魚と言われていて,見た目もお腹が膨れています。
「たらふく」という言葉は,その性質から鱈にお腹という漢字をあてて作られた言葉だそうです。
鱈はたんぱく質をたくさん含み,カリウム,カルシウム,リンなどのミネラルをバランスよく含んでいる魚です。脂肪分は少なく,低カロリーでアメリカやヨーロッパではダイエット食とされているようです。
味のクセがなく鍋やムニエル,フライなどいろいろな料理に使われます。
鱈は塩竈でも昔からたくさんとれる魚で,塩鱈の加工もさかんに行われてきました。
かまぼこの原料となるのも鱈などの白身の魚ですね。
今日のつみいれ汁のすり身団子は給食室で一つずつ作ったものです。
ふんわりとした食感も楽しんでください。
令和6年1月16日(火)今日の献立は,
ごはん・牛乳・鶏肉の唐揚げ・ゆかり和え・みそ汁です。
今日は「学校給食の歴史」についてお話します。
昨日の放送で学校給食の始まりは明治22年とお話しました。
今から100年以上も前のことです。
給食が始まった頃は貧しくてお弁当を持ってこられない子どものために食事を提供していました。
大正12年に起きた関東大震災や太平洋戦争後には,食料が不足するなかで義援金や配給,支援物資による給食が行われていました。
明治時代はおにぎりと焼き魚につけもの,大正時代はごはんと具だくさんの栄養みそ汁,戦時中はすいとんのみそ汁など時代によって給食の内容は変化しています。
今のような主食やおかずのそろった給食が始まったのは昭和25年ごろ,給食に麺が登場したのは昭和40年ごろ,主食としてごはんが正式に導入されたのは昭和50年ごろです。
給食の献立や行われていた背景を見てみると,昔は栄養不足を解消するためのものだったことが分かります。
昔と比べると日本はとても豊かな国になり,好きなものが好きなときに食べられるようになりました。
時代の変化に伴って学校給食の役割も栄養不足を解消することから,食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身につけることへと変わってきています。
令和6年1月15日(月)今日の献立は,
揚げパン・牛乳・パスタサラダ・白菜と大根のスープ・豆乳パンナコッタです。
毎年1月24日から30日までの一週間は全国学校給食週間です。
日本の学校給食は山形県鶴岡市(つるおかし)の小学校で明治22年に始まったとされています。
この頃は,お弁当を持ってこられない子どものために,おにぎりや焼き魚などが提供されていました。
その後,戦争などの影響により一度中断されていましたが,昭和22年に子どもの栄養状態を改善するためにアメリカの支援を受けて学校給食が再開されました。
二中の給食週間は1週間早いですが,15日~19日です。
給食週間のテーマは「感謝の心を持っていただきましょう」です。
給食は毎日調理員さんが作ってくれていますが,材料となる食材を作ってくれている人や学校まで運んでくれる人がいることを忘れてはいけません。
食事が出来上がってみなさんの前に届くまでには,野菜などを育てている農家のさん,魚をとってくれる漁師さんなど食べ物の生産に関わる人,配送してくれる人や,八百屋さんなど私たちに食材として売ってくれる人,それを調理する調理員さんなどたくさんの人が関わっています。
また,肉や魚,野菜などの食べ物は生き物ですので,命をいただいているということも忘れないようにしましょう。
みなさんが食事の前後に言う「いただきます」や「ごちそうさま」には食べ物や食べるまでに関わってくれたたくさんの人への感謝の言葉です。
ただ口にするだけでなく,気持ちを込めて言うように心がけましょう。
令和6年1月12日(金)今日の献立は,
ごはん・牛乳・豚キムチ炒め・中華卵スープ・フルーツポンチです。
今日は「ビタミンB1の働き」についてお話します。
ビタミンB1は日本人の主食であるご飯やパンなどの炭水化物が体内で分解されてエネルギーになる過程で必要となります。
ビタミンB1が不足すると,栄養素が体内でエネルギーに変わることができず,疲れやすくなってしまいます。
私たちの脳や神経機能を正常に保つためにもエネルギーが必要なため,エネルギー不足になると,イライラしたり集中力が低下してしまうこともあります。
ビタミンB1は豚肉やうなぎ,たらこ,ナッツ類に多く含まれています。日常的には豚肉が一番とりやすい食品ですね。
今日の豚キムチにも,豚肉をたくさん使用しています。
不足しないようにバランスよく食べることを心がけましょう。
3年生は受験に向けて頑張っていると思います。
力を十分に発揮するためには,食事をきちんととることも大切です。
時間がない中でも,規則正しく生活することを心がけると,勉強にもより集中して取り組めると思います。
栄養をしっかりとって,寒さや疲れに負けないようにしましょう。
令和6年1月11日(木)今日の献立は,
食パン・牛乳・いちご&マーガリン・ハンバーグ・ジャーマンポテト・オニオンスープです。
今日は「手洗いとハンカチ」についてお話します。
みなさんは,給食の前に丁寧に手を洗いましたか?
いろいろなところに触れる手は,目には見えなくても,汚れています。
ちょっとでも水でぬらす程度で洗っても,手に付いた雑菌を洗い流すことはできません。
石鹸で洗い,水で十分に洗い流したら,清潔なハンカチでふきましょう。
今日の給食のように手で持って食べるパンの時には,特に丁寧に手洗いをすることが大切です。
特にジャージで手を拭いたり髪の毛をセットしたりするのは,自然乾燥よりも多くの雑菌が付着します。
濡れた手には雑菌が付きやすいので,自然乾燥はせっかくの手洗いが無駄になります。
マナーの一つとして,手洗い後はハンカチで拭くことを習慣づけるようにしていきましょう。
令和6年1月10日(水)今日の献立は,
ごはん・牛乳・さばのみそ煮・三色のおひたし・仙台雑煮です。
遅くなりましたが,あけましておめでとうございます。
冬休みが明けて,今日から給食がスタートします。
一年間の総まとめの時期ですが,寒さや空気の乾燥により感染症が流行しやすい季節でもあります。体調を崩さないように栄養バランスよく食べることや規則正しい生活を心がけましょう。
今日はふるさと給食の「仙台雑煮」です。
みなさんはお正月にお雑煮を食べましたか?
お雑煮は焼いた餅に火を通した鶏肉や青菜などを添えてすまし汁をかけた正月料理です。
お雑煮の作り方は地域や家庭によって違い,たくさんの種類があり,大きく4つの特徴があります。
一つは餅の違いです。
私たちの住む東北などの東日本では四角い角餅,西日本では丸餅が多く使われています。また餅を焼くか焼かないかの違いや,あんこの入った餅を使う地域もあります。
二つ目は,だしの違いです。
だしには,鰹節,昆布,煮干,するめ,鶏肉などが使われます。
仙台のお雑煮は,松島湾で大量にとれたハゼを焼いて干した物をのだしに使うのが特徴です。
三つ目は,味付けの違いです。
塩,しょうゆ,味噌など味付けは様々です。宮城県のお雑煮はしょうゆで味をつけることが多いです。
四つ目は,具の違いです。
野菜や魚介,鶏肉など主に地域でとれる食材が使われます。今日の給食では鶏肉,にんじん,大根,ごぼう,糸こん,高野豆腐,なると,せりを入れ,しょうゆで味をつけました。
令和5年12月22日(金)今日の献立は,
クロワッサン・牛乳・鶏肉のレモン煮・ブロッコリーのサラダ・コーンポタージュ・セレクトデザート(チョコ・ミルク・いちごプリン)です。
今日は「セレクト給食」についてお話します。
セレクト給食とは,数種類の献立の中から自分で選ぶことができる給食のことです。
最近,導入する小中学校が増えてきています。
単に自分が好きなものを選んで食べるのではなく,カロリーや栄養を考えることで,食べ物に対する興味や関心を高め,食生活や自分の健康管理に役立てる「食育」の一環として位置づけられています。
今回は3種類のデザートから好きなものを1つだけ,みなさんに選んでもらいました。
集計した結果,
チョコケーキ 213名,
ミルクケーキ 102名,
いちごプリン 53名でした。
圧倒的にチョコケーキを選んだ方が多かったです。すごい人気ですね。
二中生は,チョコケーキが好きな人が多いですね。
令和5年12月21日(木)今日の献立は,
ごはん・牛乳・うずらの卵入りカレー・もやしの中華和え・柿です。
今日は,「柿」についてお話します。
柿は中国や日本などの東アジアが原産の果物です。
品種は1000種類近くもあると言われていますが,収穫後にそのまま食べることができる甘柿は20種類ほどだそうです。
日本で生産がさかんなのは,和歌山県,奈良県などで,この2つの県で日本で作られる柿の三分の一を占めています。
品種によって収穫時期は多少ずれますが,10月から11月はおいしい旬の時期になります。
栄養面では「柿が赤くなれば、医者が青くなる」と言われるほど栄養価が高い果物です。
中でもカリウム,ビタミンA,ビタミンC,食物繊維がたくさん含まれています。カリウムは塩分を身体の外に出す役割があり,高血圧予防の効果があります。
また,筋肉の収縮をスムーズにする役割もあり,長時間の運動をする人にはとても大切な栄養素です。
ビタミンCは柿を一つ食べると一日に必要な量をまかなえるほど多く含んでいます。
これからの季節,風邪予防にもおすすめです。
ただし,柿は一度にたくさん食べ過ぎると消化不良をおこし,お腹を壊すこともあります。一度に食べる量は1個か多くても2個までにしておきましょう。
令和5年12月20日(水)今日の献立は,
ごはん・牛乳・ハンバーグ・マカロニサラダ・ひきな汁です。
今日は,リクエストにあった,「ハンバーグ」です。
ハンバーグの起源は,ドイツのハンブルクで労働者向けの食事として流行したタルタルステーキとされています。
タルタルステーキは、13世紀頃にヨーロッパに攻め込んだタタール人の生肉料理を原型としているそうです。
タタール人は硬い肉を細かくきざむことで、食べやすいものに調理していました。
その後、18世紀から20世紀前半にかけて移住したドイツ系移民によってアメリカにもたらされ、「ハンブルク風ステーキ」と呼ばれ,いつしか「ハンバーグステーキ」と呼ばれるようになりました。
日本では,野菜やパン粉などを入れてつくるようになり,日本人の口にあうようにアレンジされ,今では,日本独自の料理になっています。
令和5年12月19日(火)今日の献立は,
ごはん・牛乳・親子煮・みそ汁・みかんです。
今日は「みかん」についてお話します。
柑橘類の代表とも言える「みかん」は、冬に旬を迎える果物です。
栄養面ではビタミンCが豊富で,大きいものを2個食べれば,一日に必要とされるビタミンCのおよそ80%を満たすことができます。
ビタミンCはウイルスの侵入を防ぐ働きがあり,風邪の予防や血管の老化を予防する効果もあります。
また,みかんの酸味のもとになるのはクエン酸です。
クエン酸は疲れをとってくれたり,血行をよくする効果もあります。
このほかにビタミンA,B群,E,カリウム,食物繊維など体に必要な栄養素をたくさん含んでいます。
みかんは柑橘類の中でも甘く,皆さんも食べやすい果物の一つではないでしょうか。
これからの寒い季節の風邪予防として,旬のみかんを食べて元気に過ごしましょう。
令和5年12月18日(月)今日の献立は,
ソフトパン・牛乳・いちごジャム・たらのきのこソースがけ・ABCスープ・りんごゼリーです。
今日はふるさと給食の「たらのきのこソース」です。
このメニューはタラの切り身に片栗粉をつけて油で揚げ,しめじ・えのき・マッシュルームなどが入ったきのこソースをかけたものです。
きのこソースはケチャップや中濃ソースを使っていてパンにも合う献立です。
タラはくせのない白身魚で低カロリー,高たんぱくなのが大きな特徴です。タラは漢字で書くと魚へんに雪と書きます。
文字のとおりおいしい旬の時期は冬で,特に雪の降る最も寒い季節においしくなると言われています。
たんぱく質のほかにビタミンAも多く含んでいるので,風邪の予防にも役立つ食材です。
タラは脂質が少なく,焼いたり煮たりしてもかたくなりにくいので,食べやすく,消化も良い魚です。
フライや今日の給食のような揚げ物の他に,ムニエルのような焼き調理,また冬の季節に体を温めてくれる鍋にも欠かせない食材です。
令和5年12月15日(金)今日の献立は,
ごはん・牛乳・北海道産男爵芋のコロッケ・パックソース・豚肉と野菜のケチャップ炒め・卵スープです。
今日は,北海道産のじゃがいもを使ったコロッケです。
じゃがいもは,メークインや北あかり,インカのめざめなどのいろんな品種がありますが,今日のコロッケは「男爵芋」という品種です。
北海道の広大な大地で育てられる男爵芋は,長い日照時間と昼夜の寒暖差が大きい気象条件でデンプンの多いホクホクしたじゃがいもになります。
果肉の色が白色,でんぷん価が高いことから,サラダ・コロッケを中心にどんな調理にも利用できる万能選手です。
じゃがいもには風邪予防や美肌を作るために欠かせないビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCは水溶性で加熱に弱い性質がありますが,じゃがいものビタミンCはでんぷんに包まれているので加熱調理をしても損失が少なく効率的にビタミンCを摂取することが可能です。
その他にも高血圧予防に効果的なカリウムや生活習慣病予防に効果的な食物繊維も豊富です。
令和5年12月14日(木)今日の献立は,
蒸しパン・牛乳・醤油ラーメン・ポークシュウマイ・もやしときゅうりの中華和えです。
今日は,リクエストにあった「ラーメン」です。
ラーメンはただおいしいだけではなく,しょうゆ・塩・みそ・とんこつなど様々な味があります。
麺も太麺や細麺,ちぢれ麺などいろいろな種類があるので,飽きることもなく日本でたくさんの人に愛されていますね。
もともとは中国から日本に伝わったものですが,日本人好みの味に改良され,今では札幌ラーメン,博多ラーメン,喜多方ラーメンなど各地域特有のラーメンも食文化として根付いてきました。
日本全国にどんなラーメンがあるのか,そのラーメンの特徴はどんなものなのか,関東と関西で好まれているラーメンに違いがあるかなどを調べてみるのもおもしろいかもしれません。
令和5年12月13日(水)今日の献立は,
ごはん・牛乳・ふりかけ・厚揚げと里芋のそぼろ煮・塩釜サラダです。
今日はふるさと給食の「塩釜サラダ」です。
ふるさと給食については4月にも説明したとおり,さかなの町塩竈の特性を活かしたオリジナルの献立です。
塩釜サラダの材料はわかめ,キャベツ,きゅうり,えび,いか,笹かまぼこで,レモン汁を入れたさっぱりしたドレッシングで和えています。
「塩釜サラダ」はふるさと給食の第1号とも言える献立です。
塩竈市の栄養士さん達のアイディアでわかめやいか,えびを入れたシーフード
サラダに塩竈で作られた笹かまぼこを入れて塩竈ならではのサラダにしたものです。
実は20年以上も前から給食で出されているメニューです!
ふるさと給食は塩釜サラダのように,栄養士さんが考えたものもあれば,もともと地域にある料理を給食用にアレンジしたり,我が家の自慢料理として市民の方から応募されメニューが給食に採用されたものもあります。
みなさんもおいしいメニューのアイディアがあったら教えてください。
令和5年12月12日(火)今日の献立は,
背割りソフトパン・牛乳・オムレツ・パックケチャップ・ツナサラダ・クラムチャウダーです。
今日は「あさりに含まれている鉄分の働き」についてお話します。
あさりは鉄分が豊富に含まれているので,貧血予防や体の調子を整えてくれる働きがたくさんあります。
この鉄分には,体中に酸素を届ける大切な役目があります。
血液中の赤血球の中には,体中に酸素を届ける役割がある物質が存在します。
それがヘモグロビンと呼ばれるもので,鉄分でつくられています。
鉄分が不足すると酸素を体中に行き届ける力が足りなくなって,めまいを起こしたりする貧血になります。勉強やスポーツをしても,すぐに疲れてしまって頑張れなくなります。
酸素が体中に届かないと,新陳代謝が悪くなってしまい,冷え性の原因にもなります。
女性は,特に不足しやすいのでしっかり食べて不足しないようにしなければなりません。
鉄分は,バランスのとれた食事をしているつもりでも不足しがちです。
おにぎりや菓子パン,カップめんでは,鉄分は著しく不足することを知っておきましょう。
令和5年12月11日(月)今日の献立は,
菜めし・牛乳・五目厚焼き卵・きんぴらごぼう・ちゃんこ鍋です。
みなさんは,「食品ロス」という言葉を聞いたことがありますか?
これは,本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。
日本の食品ロスの量は,年間600万トンです。
これは,一人当たりが毎日お茶碗いっぱい分(約140g)のごはんを捨てているのと同じ量です。
学校給食において食品ロスが発生する理由として,量の多さ・食べる時間が短い・嫌いな食べ物があるからなど,様々な理由が挙げられます。
給食室でも量の調整や味付けの工夫をして取り組んでいますが,一口も食べずに残ってくることもしばしばです。
とくに,冬の時期になると牛乳の残食がとても多いです。
多くて50本から40本近く残ってくることがあります。
すこしでもみなさんの中で「食べ物を捨てるのがもったいない」という意識が持てればいいなと思います。
令和5年12月8日(金)今日の献立は,
ココアパン・牛乳・スパゲッティナポリタン・えのき入り野菜スープ・モンブランピーチです。
今日は「牛乳」についてお話します。
牛乳には,骨や歯を丈夫にしてくれるカルシウム,体を作るもとになるたんぱく質が多く含まれています。
成長期のみなさんにはとても大切な栄養がたくさん含まれているので,給食には牛乳が毎日出ています。
学校給食における牛乳摂取については,成長期に必要な食品として,カルシウムだけではなくタンパク質を摂取する上でも大切な役割があります。
独立行政法人日本スポーツ振興センターの調査では,学校給食のない日の児童生徒たちのカルシウム摂取量は日本人の食事摂取基準の1日の推奨量より30~50%不足しています。
これを受けて文部科学省の学校給食実施基準において,学校給食ではカルシウムを1日当たり約50%以上摂取するように基準値として定められています。
しかし,給食の牛乳を全部飲んでも一日に必要なカルシウムには満たないので,おうちでも牛乳を飲むようにしましょう。
カルシウムは牛乳のほかにも,小魚や海藻,豆類にも多く含まれているので,牛乳が飲めない人は他の食品で摂るようにしましょう。
令和5年12月7日(木)今日の献立は,
ごはん・牛乳・さばのおかか煮・ツナとひじきの炒め煮・すまし汁です。
先週,「寒さに負けない食事」についてお話をしました。
そのポイントは,たんぱく質をとりしっかり体力をつけることと,炭水化物をとり体を温めることの2つを紹介しました。
食事はみなさんの体をつくったり,体調を整えるために必要ですので,バランス良く食べるということがとても大切です。
しかし気をつけていても体調を崩してしまうことがありますね。
食欲がわかないこともあるかもしれませんが,早く回復するためには栄養を補給することが重要です。
まず,胃に負担がかからないように消化の良いものを食べるようにしましょう。脂っこいものや食物繊維の多いものは消化に時間がかかりますので避けるようにしましょう。
熱が出ているときには水分補給が大切です。
水だけを飲むよりも,スープや味噌汁で体を温めながら,ビタミンやミネラルも一緒に補給するようにしましょう。
また,ビタミンB1は体力の消耗を防いで,体調の回復を助けてくれる栄養素ですので,覚えておきましょう。
令和5年12月6日(水)今日の献立は,
ごはん・牛乳・豚丼の具・中華風コーンスープです。
今日は「感染症」についてお話します。
冬になると空気が乾燥して,感染症にかかりやすくなります。
今年はインフルエンザに目が行ってしまっていますが,冬に多いと言われている感染症には,ノロウイルスによる症状もあります。
少しでもかかりにくくするために,ノロウイルスの特徴や予防について知っておきましょう。
ノロウイルスは感染力が強く,少ない量でも感染しやすいのが特徴です。
ノロウイルスによる食中毒の原因となる食べ物で有名なのは,貝類で,特にカキを生で食べる時には注意が必要だと言われています。
食中毒の原因になるウイルスや細菌は比較的熱に弱いという特徴があります。
給食室では,毎日の調理の中で,できあがりの温度を確認して,必ず85℃以上になるまで加熱してからみなさんの手元に届けています。
生徒の皆さんに気をつけてほしいことは,食事の前や外から室内に入ったときなどの手洗いを徹底することです。
すべてを防ぐことはできないかもしれませんが,しっかりと手を洗うことで予防につながりますので意識してみましょう。
給食当番にあたっている人は,毎日の衛生チェックを忘れないようにお願いします。
体調が悪い人は無理せずに,クラスの給食委員や担任の先生にお話して,当番をかわってもらうようにしてください。
令和5年12月5日(火)今日の献立は,
ごはん・牛乳・鶏ささみフライ(みそだれ)・ゆかり和え・さつま汁・ミニゼリー(シチリアレモン)です。
今日は,「冬の野菜」についてお話をします。
冬に旬をむかえる野菜は,みなさんの体を守ってくれる働きをもっています。
のど,鼻などの粘膜や,皮膚を健康に保つ働きのあるビタミンAは,ブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれます。
鍋や温かい汁物に大活躍の大根,白菜,かぶにはビタミンCが多く含まれていて,風邪や感染症を予防する働きが期待できます。
一日にとりたい野菜の目安は350gと言われています。
健康な体を守るためには,体を作るもとになるものや,熱や力のもとになる食べ物だけではなく,毎日たっぷりの野菜をとることが大切です。
給食の残りを見ていると,戻ってくるのはほとんどが野菜です。
冬の寒さを乗り切るためにはどれも必要な食材ばかりです。
今は良くても,このままの食習慣が定着してしまうと大人になったときに疲れやすくなったり,病気にかかりやすくなることもあります。
中学生のうちから,好き嫌いせずにいろいろな食材に親しむように心がけましょう。
令和5年12月4日(月)今日の献立は,
米粉きなこパン・牛乳・肉団子のトマトソース・ペンネのクリームソースがけ・キャベツとしめじのスープです。
今日は12月の給食目標は「冬の栄養と食生活について考えましょう」についてお話します。
寒さや空気の乾燥で,風邪や感染症にかかりやすくなる時期でもありますので,しっかり栄養をとり病気の予防に努めましょう。
風邪予防に役立つ栄養素を3つ紹介します。
1つ目はたんぱく質です。
たんぱく質は血や筋肉を作る働きがあります。しっかりととることで,基礎体力がつき,疲れにくい体になります。感染症の原因となるウイルスや細菌への抵抗力も高まりますので,肉・魚・乳製品・卵・豆製品などのたんぱく質を含む食品をしっかりととるようにしましょう。
2つ目はビタミンAです。
ビタミンAは目や皮膚の健康に関わる栄養素です。その他にのどや鼻の粘膜を守ってくれる働きもあります。つまり鼻や口からのウイルスの進入を防ぐ働きをしてくれます。緑黄色野菜をきちんと食べるように心がけましょう。
3つ目はビタミンCです。
ビタミンCが風邪の予防に効くというのは聞いたことがあるかもしれません。ビタミンCには免疫力を高める効果と体の中に入ってきたウイルスを退治して,病気を早く治す働きがあります。
食事に果物を取り入れてビタミン不足を防ぎましょう。
令和5年12月1日(金)今日の献立は,
ごはん・牛乳・小籠包・春雨サラダ・みそ野菜スープです。
今日は「寒さに負けない食事」についてお話します。
寒くなると体調を崩しやすく,風邪をひきやすくなります。
寒さに負けない丈夫な体をつくるために,栄養素の役割を知り,毎日バランスのよい食事を心がけることが大切です。
今日はポイントを2つ紹介します。
一つ目は体力をつけることです。
体力をつけるためには,たんぱく質をしっかり摂ることが大切です。
肉・魚・卵や大豆製品を毎食しっかり食べるようにしましょう。
たんぱく質は血や肉を作る栄養素とも言われていますが,寒さで消耗した体力を回復させる働きがあります。
またウイルスなどへの抵抗力を高める効果もあります。
二つ目は体を温めることです。
体を温めるためには,炭水化物を摂ることが大切です。
ごはん・パン・麺類・いも類など主食となる食べ物をしっかり食べるようにしましょう。
特に朝は一日のはじまりですので,朝ごはんをしっかり食べるようにしましょう。
炭水化物は熱や力のもとになる食品ですね。
寒い季節は体温を奪われてしまいますが,炭水化物をしっかり摂ることで体が熱を作り,温めます。
今日は寒さに負けないためのポイントを2つ紹介しました。
毎日3回の食事をしっかりとり,風邪や病気の予防に努めましょう。
令和5年11月28日(火)今日の献立は,背割りソフトパン・牛乳・ボイルウィンナー・ブロッコリーとえびのサラダ・ジュリエンヌスープです。
今日は「ブロッコリー」のお話です。
ブロッコリーの祖先はケールというキャベツの仲間の野菜だと言われています。ブロッコリーは変わった形をしていますが,私たちの食べているのは花のつぼみの部分です。
小さなつぶ一つひとつがつぼみで,たくさんのつぼみが集まって私たちの食べているブロッコリーになります。
ブロッコリーは日本国内でも収穫時期をずらして各地で栽培されているので,一年間を通して買うことができますが,本来の旬の時期は秋の終わりから冬にかけてと言われています。
ブロッコリーはビタミンCやビタミンE・Kなども豊富です。
ビタミンCは果物などに多いイメージですが,ブロッコリーのビタミンCはオレンジにも負けないくらい含まれています。
これからの季節においしく,栄養価も高くなる野菜ですので,苦手な人もぜひ挑戦してみてください。
令和5年11月1日(水)今日の献立は,メロンパン・牛乳・ミルメークコーヒー・ペペロンチーノ・コンソメスープです。
今日は11月の給食目標についてお話します。
今月の目標は「偏食の与える影響について考えましょう」です。
私たちは食べることによって体をつくり,活動するエネルギーを得ています。健康な体をつくるためには,栄養バランスを考えて色々な食品を食べることが大切です。
嫌いなものは食べない,好きなものばかり食べる食事のことを「偏食」と言います。また,おやつなどの間食や夜遅くに食べる夜食などのために,朝・昼・晩の三回の食事がおろそかになることも問題です。
このような偏食や不規則な状態を長く続けていると体格や体力に影響が出たり,栄養素の過不足から生活習慣病などの病気をまねいてしまう原因にもなります。
将来,大人になっても健康な身体で生活するためには,今の食生活と生活習慣が特に重要になります。
食べないことや不規則な食事が習慣化してしまうと,大人になってから直すのはとても大変です。
この機会に毎日の食事を見直してみましょう。
令和5年6月 13 日(火)今日の献立は, 背割りソフトパン・牛乳・チリドックの具・ジュリエンヌスープ・ 山形県産佐藤錦のさくらんぼ です。
今日は,山形県産佐藤錦のさくらんぼです。 さくらんぼは紀元前からヨーロッパ各地で栽培されている果物です。 日本には江戸時代に伝わってきましたが,栽培するための条件があわず普及しませ んでした。 その後,明治のはじめ頃にアメリカやフランスから伝わってきたさくらんぼが定着 し,現在では山形県,青森県などで多く栽培されるようになりました。 さくらんぼは栽培にとても手間のかかる果物です。 特に天気に左右されるため,生産者の方々は寒さ対策や雨対策をして丁寧に育てて います。 また同じ木になる実でも同じように色づくわけではないので,食べごろを見極めて 一つひとつ収穫するためとても高価な果物として知られています。
令和5年6月 9 日(金)今日の献立は, ミルクパン・牛乳・ミルメークココア・ミートボールシチュー・グリーンサラダ・青梅ゼリ ー です。
今日のミートボールシチューで使われている「新たまねぎ」は,宮城農業高校の生徒さん たちが,畑に種を植えて暑い日も寒い日も管理を行い,愛情込めてつくったものです。追 肥・除草・収穫・出荷も全て生徒さんたちが行いました。
新たまねぎは,普通のたまねぎと違って,とてもみずみずしく肉質が柔らかく甘みがあり, 辛みが少ないのが特徴です。 新たまねぎを刻んで加熱調理をすると,ビタミン B1と協力して糖質をエネルギーに変え て,疲労回復を助ける効果があります。
農業高校の生徒さんたちが一生懸命作った新たまねぎを,感謝の気持ちをこめていただき ましょう。 また,各階の掲示板に,給食に関する内容を掲示しています。 来校される場合は,ぜひご覧ください。
令和5年6月1日(木)今日の献立は, 食パン・牛乳・チキンサンドの具・肉団子のトマトソース・コンソメスープ です。
今日から 6 月がスタートしますね。 今月の給食目標は『梅雨時の衛生について考えよう』です。 これから気温や湿度が上がり,食中毒などを引き起こす細菌が増えやすい季節になります。 安全に給食を食べるためにも,生徒へ次のことを守って食事をするよう指導しています。 一つ目は,教室内を清潔にすることです。
給食の前には,換気をして空気を入れ換えましょう。 また,給食台はしっかり拭くようにしてください。 二つ目は,よく手を洗うことです。 食中毒は原因となる菌が人の手について,そこから食べ物に移り,大きく広まってしまい ます。自分だけでなくまわりのみんなのためにも手洗いはしっかりしましょう。
三つ目は,給食着や帽子をきちんと身につけることです。 給食着は配膳をするための専用の服です。 また帽子は髪の毛が落ちるのを防ぐためにかぶるものです。 給食当番の仕事は給食がすべて配り終わるまできちんとした服装で行いましょう 。