本顕彰館は、大正11年7月7日、白石川で溺れた子供たちを助けようと殉職した小野さつき訓導の遺徳を後生に伝えようと建てられたものです。
開館時間 平日のみ 8:30~16:00
見学希望の際は、蔵王町立宮小学校(TEL 0224-32-2004)にご連絡ください。
大正11年7月7日、小野さつき訓導は、60名近くの子供たちを連れ、白石川河畔で野外での写生の指導をしていた。そのさなか、川の深みに嵌まり、溺れた子供3名を助けるため、自ら川に飛び込み救出へと向かった。溺れた3名のうち2名の子供は救出した。しかし、残り1名の救出に向かった際、自らも川の深みに足を取られ、最後の1名と共に溺死した。享年21。宮小学校に赴任してわずか71日目のことであった。
事故に遭われた際に、着用されていた衣類などが展示されております。
当時のご葬儀の様子やその後の地区の皆様の取組についても紹介しております。
当時の新聞記事をはじめとした文献も展示しております。