2024年度 産学官連携シンポジウム
「素材(材料)を如何に上手く生かし、
経済性を担保する資源循環=サーキュラーバイオエコノミーを可能にするか」
日 時:2024年7月1日 12時50分~18時
会 場:対面(東京大学農学部中島ホール)とオンラインのハイブリッド開催
会場の定員は45名(東京大学農学部中島ホールの対面可能人数)までです。
参加申し込みフォームは下の方にございます。
※オンライン参加用のZoom URLおよび発表要旨につきましては、
参加費を振り込まれた方に対して28日にメールにて送信予定です。
趣 旨
本シンポジウムは、行政・産業界・アカデミアが一堂に会し、考える場とすることを目的としております。今回は、サーキュラーバイオエコノミーを取り上げます。「サーキュラーバイオエコノミー」については、世界・国内でも確立された定義はまだなく色々な捉え方がされていると思われます。そこで、概念から具体的な取り組みまでを半日という短い時間で網羅する企画をしました。日本木材学会としてどうとらえられるのかの理解の一助にもさせていただければ幸いです。
資源循環の観点で木材は再生可能な自然素材である事は言うまでもありませんが、 リサイクルの観点から木材のリサイクル率は約13%程度と他の素材に比べて非常に低い状況にあります。また現在、世界的な共通目標としての「脱炭素実現」に向けて、「木」に対するCO2吸収・炭素固定の機能による期待は大ですが、木の持つ機能を有していない他の素材では、その製造もしくは何らかの最終サービス形状形成の過程でCO2発生を大きく削減し、且つ、リサイクル率の高さで木の機能を上回る内容を実現しようとしています。
そこで今回のシンポジウムでは、ライフサイクル全体での徹底的な資源循環ということで、「木」に限らず、バイオマス(食品、木材)、土石・建設材料、温暖化対策により新たに普及した複合材料など、各素材についてどのように上手くサーキュラーバイオエコノミー達成に向かっているのかをテーマ骨子とします。本学会の会員はもとより、本シンポジウムのテーマに興味のある多くの皆様方のご参加をお待ちしております。
主 催 日本木材学会
後 援 日本木材加工技術協会、木材利用システム学研究会、セルロース学会、リグニン学会、日本森林学会
日 時 2024年7月1日(月) 12:50~18:00
会 場 対面とオンラインのハイブリッド開催(Zoomにて配信)/東京大学農学部中島ホール
プログラム
<12:50ー13:00> 日本木材学会会長挨拶 (東京大学) 岩田 忠久
<13:00ー13:50 >
「サーキュラーバイオエコノミー:ネイチャーポジティブとウェルビーイングの間で」
東京大学 五十嵐 圭日子(いがらし きよひこ)氏
<13:50ー14:30>
「木材利用は本当に環境に優しいか.」
森林総合研究所 渋沢 龍也(しぶさわ たつや)氏
<14:30ー15:10>
「持続可能な木材の利用・供給に向けて」
林野庁木材産業課 石田 良行(いしだ よしゆき)氏
<15:10ー15:30> 休憩
<15:30ー16:10>
「ブルーナチュラルキャピタルの実装:徳か経済か」
和歌山工業高等専門学校 楠部 真崇(くすべ まさたか)氏
<16:10ー16:50>
「地産地消の無機材料:未利用資源・産業副産物を用いた建築材料」
東京大学大学院工学系研究科 友寄 篤(ともよせ あつし)氏
<16:50ー17:20>
「環境にやさしい木質ボード = インシュレーションボードのヒミツ」
大建工業株式会社 伊藤 圭(いとう けい)氏
<17:20ー17:55> 総合討論
<17:55ー18:00> 実行委員長挨拶 (東京農工大学) 近藤 哲男
参加要領
1) 定員 45名(中島ホール対面可能人数)+オンライン
2) 参 加 費 ①日本木材学会 会員:4,000円
②日本木材学会 非会員:8,000円
③学生:無料(木材学会の会員・非会員に関わらず)
講演要旨集(pdf版、一部、講演スライド)代を含む(後日オンライン配布)
3) 申込方法 参加申込用フォームからお申込みください。
参加費は、6月24日(月)までに、お振込みをお願いいたします。
4) 振 込 先 銀行振込
三菱UFJ銀行 本郷支店 普通 49638
口座名義 一般社団法人日本木材学会 シヤ)ニホンモクザイガツカイ
5)そ の 他 演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。
問 合 先 〒113-0023 東京都文京区向丘1-1-17 タカサキヤビル4F
一般社団法人 日本木材学会 産学官連携シンポジウム係
E-mail: office[at]jwrs.org ([at]を@に変えて下さい)