東日本大震災復興祈念ウォーキングの軌跡】一般社団法人元気座ブログ

東日本大震災の津波被災地である太平洋の沿岸部を歩いてみよう…そう思い立ち平成25年夏に八戸の蕪島を 起点として歩き始めました。日頃は仕事もあるため連休等を使っての断続的な行程で、お遍路で言えば「区切り打ち」ではありますが、足かけ四年をかけ目標の千葉県犬吠埼に到達。ざっと通算での歩数は160万歩になりました。そもそもはかつて知人のアメリカ大陸自転車で横断!というチャレンジに触発され、気まぐれで始めた地元房総半島の海沿いウォーキングでした。毎年夏の恒例行事として実施していたその延長線上の着想ではありましたが、この新たな挑戦は完全に独りで歩き切りました。しかし、そこで気付いた事は一人旅は「独り」で はない…という事。この間、数えきれない程の出会いや出来事に恵まれ、それは「想い出」という単語では到底 表現しきれるものではなく、我が人生においてかなり重要な経験となりました。また、実際にひたすら徒歩で見てきた風景は遠く関東の地元で想像していた復興とは全く別次元であるという現実も思い知ることもできました。その中でも現地の方々の沢山の笑顔に触れ、元気付けられたのは寧ろ自分の方であり、その温かさが「区切り打ち」を途絶える事なく貫徹できた原動力であったことに間違いはありません。またこれからも、ここまでに出来たご縁を辿って再訪を重ねていきたいと思っております。