所在地 〒689-4201 鳥取県西伯郡伯耆町溝口309番地
位 置 東経133度26分9.2秒 北緯35度20分37.1秒 海抜65m
伯耆町は鳥取県の西部にあって,役場本庁舎は米子市から南に8kmの位置にある。地勢的には山が多く,町面積全体の70%が山林原野である。平坦地は河川の流域に見られる程度で,耕地は約12%である。
「伯耆」とは,旧国名「伯耆国」のなごりで,「大山」は古来より「伯耆富士」「伯耆大山」と呼ばれ親しまれて来た。大山は見る方向により様々な山容が楽しめる名山として有名で,大山西側にある溝口地区からは均整の取れた,まるで富士山のような山容を望み,日光地区からは南側から望む山の背が美しい「南壁」を望むことができる。
本校区は,大山の頂上を基点に西南に続く扇状台地に広がり,学校は台地が日野川に落ち込もうとする溝口に位置している。古来より出雲街道の要所で,駅亭・御休み場などが軒を並べる溝口宿として栄えた地である。
校区の主な産業は農業で,大山山麓には黒ボク畑と水田が混在し,日野川流域は水田地帯となっている。農業生産は稲作が中心だが,スイカやメロン,白ネギなどの野菜栽培や花苗の生産,「伯耆牛」というブランド和牛も飼育されている。
校区は米子市から16kmの位置にあり,交通の便がよいことから,兼業農家,自営業,会社員,公務員が増え職種の多様化が著しい。保護者や地域の教育に対する関心は高く,学校教育に大変協力的な校区である。
校区には,36の集落があり,そのうち26集落は学校から2km以上の距離にあることから,スクールバス通学の対象となっている。