学校長 挨拶

『みんなでさかそう! うしおえスマイル!!

 子ども一人ひとりが生涯にわたって、自律的によりよい生き方を目指すための基礎となる資質・能力を身につけることが、学校の大きな目的です。学校教育目標「未来を生きる子どもの育成」は、その目的に至るために進んでいく学校の姿を示すものであり、日々の教育活動は、学校教育目標実現への営みとなります。本校は、子どもたちの「自分への信頼」(自分は大切にされている。大事な一人の人間だ、と思える心)を育むことを理念としながら、「みんなでさかそう!うしおえスマイル!!」を掲げて教育活動を進めます。 また、学校は国際化、知識基盤社会の進展の中にあって、社会や時代の要請にこたえる教育活動を展開することが求められています。これからの時代を生きる子どもたちが、自らの力を発揮しながら生きていくことができるよう、知・徳・体をバランスよく習得できるように努めていきます。 相手を大切にしながら学ぶ「ききかたあいうえお」、周りに優しく接する「あったかことば」、自分勝手をせずに規律正しく過ごす「3つのあたりまえ」を行動指針にして、子どもたちが安全・安心に過ごせる学校づくりを進めます。学校のビジョン「みんなでさかそう!うしおえスマイル!!」を合言葉にして、子ども達も教職員もともにスマイルがあふれる学校を創造していきます。
高知市立潮江小学校校長  藤川 尚司

GIGAスクール構想

Global and Innovation Gateway for All

すべての児童にグローバルで革新的な扉を

1人1台端末の適切な利用についての基本的な考え方

 すべての子ども達がコンピュータを活用し、調べ・学び・考え・対話する知的な活動により、さまざまなことを創造し、表現し自ら力を伸ばしていくことを期待しています。また、タブレットが授業の中のみならず授業以外の場面でも積極的かつ適切に利用され、学校外においても「学習の道具」として定着されるよう学校での指導はもちろんのこと、ご家庭の皆様にもご協力を頂きたいと考えております。 我が国が目指す未来社会Society 5.0 及びそれに伴うGIGAスクール構想に対応して、本校では令和5年度より家庭でも情報機器の活用ができるよう、タブレットの持ち帰りを実施しています。こうした状況において、情報モラル、個人情報の取扱い、著作権、情報セキュリティ等、様々な課題が生じてくることが考えられます。このような課題の解決方法として、これまで「禁止」や「制限」などの手段が多く取られてきました。しかし、「禁止」や「制限」などの対処方法では、短期的にトラブルの回避となっても、結果として課題に直面することを先送りすることになってしまいます。これからの情報社会を生きる子どもたちにとって情報通信機器の所有や活用は必要不可欠であり、将来的に個人所有の端末等を使用する以上、課題が解決することはありません。トラブルを防ぎ、守るだけでなく、トラブルからも学び改善していく態度が不可欠であり、適正な使用方法を身につけることこそ重要であると考えます

安全な利用に関する措置

・貸出のタブレットは、高知県教育委員会が発行する児童個別のアカウントのみログインすることができる仕組みになっています。・不適切なサイトInstagramやTikTok等のSNSに接続できないよう、フィルタリング(アクセス制限 )を行っています。・You Tubeについては有用な情報もあるため、閲覧は許可、動画のアップロードはブロックとしています。・午後10時から翌朝6時までの時間帯は使用制限(インターネット接続不可)を設定しています。

いじめ防止基本方針

いじめについての基本的な考え方

 いじめ防止対策推進法第2条には、「いじめとは、児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人間関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう。」といじめの定義が示されている。言うまでもなく、いじめは、いじめを受けた児童の教育を受ける権利を著しく侵害し、その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず、その生命又は身体に重大な危険を生じさせるおそれがある。いじめから子どもを救うためには、「いじめは、どの学校、どの学級でも起こりうるものであり、いじめに全く無関係ですむ児童はいない。」との基本認識に立ち、全校児童が、「いじめは絶対に許されない」「いじめは卑怯な行為である」との自覚を高め、いじめのない明るく楽しい学校生活を実現することができるよう、学校・教育委員会・地域住民・家庭・関係諸機関がそれぞれの役割と責任を自覚しながら、いじめを克服していかなければならない。

◆ 学校の基本的な認識

いじめは重大な人権侵害であり、絶対に許されないとの認識に立つ。いじめはどの子にも、どの学級にも起こりうるとの認識を共有する。いじめられている子どもの立場に立った手厚い支援を行う。家庭、学校、地域社会等、全ての関係者がそれぞれの役割を果たし、一丸となって取り組む必要があるとの認識を共有する。

いじめ防止等に向かう学校の姿勢

いじめはどの子にも起こりうる事実を踏まえ、全ての児童を対象にいじめに向かわせないための指導を継続して行い、いじめの防止に取り組む。いじめは大人が気付きにくく判断しにくい形で行われることを認識し、ささいな兆候であっても早い段階から的確に関わりを持ち実態把握に取り組む。特定の教職員で抱え込まず、速やかに組織的に対応する。

いじめを「未然に防止」するための取り組み

道徳教育・人権教育を基調とした豊かな人間性の育成・平和と人権を尊重する教育・道徳教育・特別支援教育の取り組みを教育活動全般で行う。・安心、共感、協同を基調とした学級づくりを達成することで学びの場(学び合う子)を成立させる。

日々の授業改善、教職員の人権意識向上を目指す校内研修の充実

・一人1回以上の公開授業を全教員が行う。・言語活動を授業に位置づけ、児童相互の関わりを生かした授業構成を行う。・共通理解を図りながら、児童の指導・支援を組織的に行う。また、年間を通じて「いじめ・虐待」「ネットいじめ」等の校内研修を行う。

いじめを予防する相談体制の整備

・QUやあったかアンケートを活用しながら情報を共有する。・校内支援委員会、生徒指導部等の校内組織、学校スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等に積極的に参加要請していく。

いじめの「早期発見」「早期解決」に向けての取り組み

いじめの早期発見のために講じる手立て・気になる児童については、小さな変化や兆候を見逃すことなく観察を強化する。・児童が悩みを打ち明けることができるよう、学級担任、学校・スクールカウンセラー、SSW等と相談しやすい雰囲気を作る。・個別の教員だけの判断でなく、学年内、校内支援委員会、生徒指導部等の組織でもって情報を共有し判断する。・事案発生から解消に至るまでの経過は、必ず、時系列にて記録を残すことにより原因や取組を可視化し、解決に向けての見直しの材料とするとともに、今後の予防的取組の資料とする。

方針や取り組みの検証と評価

 方針や取り組み、組織等については、次年度に向けてより一層効果的なものにするために、年度末に校内組織でPDCAを基本とした見直し・改善を図る。また、学校評価や開かれた学校推進委員会等での評価・改善をも視野に入れて検証と評価を行う。 
平成26年3月策定平成29年4月改定平成31年4月改定