県教育委員会では、基礎力診断テスト実施校を中心にAIデジタルドリル「すらら」を、導入を希望する学校にデジタルノート「ClasssPad.net」を、「情報Ⅰ」設置校にデジタル教材「ライフイズテックレッスン」を導入しています。
令和4年度から、国語、算数/数学、英語、理科、社会の5教科を中心に、生徒一人一人の学習進度や学習到達度に応じた「個別最適な学び」を充実させることを目的に、株式会社すららネットの「すらら」を導入しています。「すらら」を活用することで、基礎学力の向上とともに、授業と授業外学習のシームレス化を図り、授業外学習時間の確保も目指しています。
令和4年度から、協働学習に活用できるデジタルノート機能、オンラインの辞書機能や、グラフや図形などの理解や知識の定着を促進する数学ツールなどを備えたカシオ計算機株式会社の「ClassPad.net」を導入しています。デジタルノート機能では、多彩な付箋機能により、生徒が自由な発送で思考をまとめ、表現することで、思考の構造化を促し、学習内容の深い理解を目指しています。
令和6年度から、教科「情報Ⅰ」の全単元に対応した解説動画やCBT形式で学習できるライフイズテック株式会社の「ライフイズテックレッスン」を導入しています。指導案や授業用スライド、評価指標等の教材が充実しており、情報担当教員の指導力向上を目指しています。また、生徒に対して、一人一人の理解度に合わせて個別最適に学ぶことができるプログラミング教材や、単元ごとに学習到達度を測る「小テスト」等の教材により、教科「情報Ⅰ」の学習の充実させるとともに、大学入学共通テスト対策としての活用を目指しています。
DXハイスクールでは、ドローンや3Dプリンターなど、デジタル技術を活用した授業を通して、デジタル等成長分野を支える人材育成を目指す国の事業です。
令和7年度は、文部科学省に採択された高知県立高等学校14校が取り組んでいます。
高等学校課では、家庭連絡システム「すぐーる」(バイザー株式会社)を導入しています。こちらは、専用アプリまたはメールシステム等を通じた教育委員会及び学校等から保護者に対しての緊急連絡、保護者から学校への欠席・遅刻連絡、保護者への配付資料の電子化など、保護者の負担軽減及び教職員の一層の働き方改革を図るために、導入しています。
テストの解答用紙をスキャナーでPDFデータとして読み込み、そのPDFデータをパソコンの画面上に表示して採点する仕組みです。業務負担軽減や作業時間の短縮が見込まれ、創出した時間を授業準備や生徒指導に充てることで、教育の質の向上につながっています。