海神祭は広島県呉市にある海上保安大学校で毎年開催される学生祭です。例年様々な企画が催されています。　

多様な活動の成果を発表・展示する館内企画
多彩なパフォーマンスを披露するステージ企画
受験から大学校生活まで、学生が本音で語り尽くす相談会 

　他にも学生に限らず、地域の方々をはじめとした多くの人に楽しんでいただけるイベントが満載です。

大学校長挨拶

海上保安大学校長　筒井直樹

皆さん、こんにちは。本年４月に大学校長に就任した筒井でございます。

私は昭和５９年に本大学校入学し、学生・研修生の生活や訓練を担う訓練部教官等として呉の地では

合計約１０年間生活し、海上保安庁勤務では最も長い勤務の期間となりました。それから約３０年、再び大学校の地に帰ってまいりました。学生当時、日々目にしていた教舎や学生寮は月日とともに歴史すら感じられる佇まいに変貌すると共に様々な施設も増え、そんな環境の中で毎年、海の治安と安全を担う海上保安庁の幹部候補生を輩出してきた本大学校の運営を任せられましたこと、今さらながら、気の引き締まる思いでございます。

この第二のふるさととも言える呉の地で、地元の皆様方の多岐にわたる温かいご支援を引き続きお願いしつつ、信頼され、愛される学生・研修生の育成に励んでまいりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。

さて、今年７１回目を迎える当校の学生祭は「海神（わたつみ）祭」と銘打って毎年開催されて来ましたが、コロナ感染症の拡大により、令和２年度は開催を自粛せざるを得ず、その後についても地域の皆様の入場を制限しての開催を強いられて参りました。学生・研修生にとっては、地元の皆様と触れ合える貴重な機会を失ったことに大きな落胆を禁じ得なかったことと推察します。

　幸いにして、昨年５月にはコロナ感染症の５類移行を踏まえ、昨年度からは以前の形での学生祭の開催も可能となり、学生・研修生の溢れんばかりのエネルギーは健在であることを証明できたわけですが、限られた期間の中、手探りで急ごしらえの学生祭でもありました。その意味では、今年度はいよいよ学生祭の本格的な再開ができます。

学生・研修生は、ご来場の皆様に満足いただける海神祭となるよう、日々「おもてなし」の気持ちを胸に、熱心に準備を進めています。

学生祭の期間中、本大学校が皆様の笑顔でいっぱいになる光景を私自身とても楽しみにしています。

５月最後の週末は是非、海上保安大学校に来てみんさいや～！