食品機能科学分野【高橋グループ

作成中のHPです。これまでの研究成果などを紹介していきます。

A. 農産物・食品素材お米・大豆・伝統野菜・特産作物など)の機能成分研究と応用利用研究

① お米の機能成分に関する研究

お米の機能成分の研究

玄米に豊富なγ-オリザノール(OZ)はコレステロール低下作用などを示す機能成分であり、高脂血症や自律神経失調症の医薬品として使用されています。 しかし、OZ含量を高めるメカニズムは明らかになっていません。私達は、OZ含量の高いイネ品種を見出し、OZ含有化米の開発と利用を目指すとともに、OZ分子種ごとの活性について解析しています。
(成果公表) 医と食, 13, 72-75 (2021) 

お米を使った代替食品開発の研究

お米を使った代替食品開発の研究

 食品アレルギーに苦しむ方は多い。小麦は、第3位のアレルギー原因であり、小麦製品を食べられずに困っている方は多い。また国内で消費される小麦の約9割は海外からの輸入に頼っているため、小麦製品の市場価格は上昇し続けている。
 私たちは福井県内企業とともに、福井産コシヒカリを用いて高品質米粉を生産することに成功し、米粉100%パンの商品化した。また米粉とソルガム粉を混合することで食感制御が可能になる等を明らかにしている。アミロース含量の異なるイネ品種を使うことで、多様な製品が開発可能であり、現在お米を用いた代替食品開発に取組んでいる。
 (成果公表) ・福井県立大学論集,第51号, 27-37 (2019)
               ・FOOD Style21, 25, 23-26 (2021) など