ここは、2024年度の春に東京大学大学院経済学研究科(東大経研)修士課程 経済専攻 経済学コースに入学した方を対象として集めた、東大経研の体験談を公開しているページです。全部で18名の回答が匿名で掲載されています。
本ページの想定読者は、東大経研の新1・2年生や、東大経研への入学を検討している方々です。
この情報提供により、みなさんの将来の予見可能性が増すこと、外部進学者の情報量が内部進学者と同等になること、そして世界の幸福が増えること(!)を願っています。
※基本的にお答えいただいたままを掲載していますが、一部私が注を入れたり、表現を修正している部分があります。
アンケートを実施したのは、私、たぬき(@kentotanuki )です。今から3年前、私の先輩にあたるKoさん(@ko_kokekkokooo)という方が、「東大経研の学生の修士2年間の体験談を公開する」という試み(東大経研の修士2年間ってぶっちゃけどうだった? )を行っていました。公開当時、学部生だった私はその体験談を何度も読み返して東大経研への想像を膨らませていました。
今回の企画は、その試みに大いに触発されたものです。質問内容についても、Koさんのアンケート項目をおおむね踏襲させていただいています。
内部進学 or 外部進学?
内部進学
専門分野
ミクロ経済学、マーケットデザイン
進路についてどう考えていた?(入学時点➡M1の3月時点➡実際の進路)
博士7〜8割、就職2割程度
➡博士進学
➡博士進学
この2年間でRA・TAを務めた?
UTEcon RA: 学部からの延長線、M1秋とM2の最後に1プロジェクトずつ
UTMD RA: 学部からの延長線、修士のメインの活動を占める
GrasPP Microeconomics TA: Y先生から突然連絡をいただいた(UTEconのプロジェクトで関わったことはあり)
コアミク2 TA: 指導教官のK先生からの連絡
Q1. M1のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
Sセメ: コアはエコノメ1のみ持ち上げのため、ミクロ1・マクロ1・エコノメ2の3科目。+ 尾山先生のMath 2、経済学のための数学を履修。Math 2は良だったものの、これを受けたことがミクロ1に大きく影響があったので、聴講だけでもしておくのは良いと思います(難しい科目なので無理はしない方が良いと思いますが) 後は無難な履修でしょう。
9月頃Sセメのコアの成績が出ました。ミクロ1がA+、マクロ1がA、エコノメ2がA+。持ち上げていたエコノメ1のA、ミクロ2のA+と合わせて、博士進学要件を満たすことがほぼ確実(マクロ2でB以上を取れば良い)になり、かなり博士進学に寄ります。
Aセメはマクロ2に加えて、トピックコースを2-3つ履修。正直この頃何をやっていたかはあまり記憶にないです...とりあえずマクロ2は無事にAを確保しました。卒業単位もほぼ確保し終えた形になり、この時点では特段問題はなくM2に進みます。
Q2. M2のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
M2の初期はDC1の書類とUTMDのRAプロジェクト、さらには初めて行うGrasPP MicroeconomicsのTAとしての業務に結構追われていました。5月下旬に、今まで博士進学していたような先輩方が受かっていた卓越に不採択となり、ここで博士進学の前提として考えていた「一定の収入を自力で得られること」が満たされなくなる懸念が出てきます(もっとも、実家での生活であるため、すぐに博士進学できない、ということにはならない状況でしたが)。そこそこメンタルにはダメージがあったものの、ひとまずDC1の結果を待ちつつ、やるべきことをやることに専念していました。
8月に小樽で開催されたワークショップ「SWET 2025」と、韓国で開催された国際学会「ESWC 2025」において、UTMDで携わっていたRAのプロジェクトでの研究を発表する機会がありました。そのため、6〜8月はかなりその準備に時間を割いていました。人生初の発表者としての学会参加はとても刺激的で、今まで軽視してしまっていた「研究をどうやって人に伝えるか」、という部分を考えるきっかけになりました。また、様々な研究者の方との交流・議論も非常に楽しく、博士課程進学にあたって留学とどう向き合うか、という部分に大きな影響を与えています。
9月にDC1の結果発表がありました。結果は採択圏からはあまりにも遠い不採択でした。研究テーマは上手く結果が出るかどうかはともかくアイデアには自信を持っており、単に不採択だったこと以上に、評価がかなり低かったことにショックを受けた記憶があります。修論の方もあまり上手くいっておらず、また経済学以外の活動もかなり不調で、修士2年間で1番厳しかった時期です。活動も総じて低調であったものの、RAとTAに関しては最低限進捗を出し続ける必要があったので、何とか作業を進めていた記憶があります。
11月あたりに修論がかなり軌道に乗り始め、12月頭には修論に載せる結果が出揃いました(修論に関してはQ3,4で後述)。コアミク2のTA、UTMDのRAともに佳境を迎えてはいたものの、何とか時間を確保し修論は形になりました。こちらについては修論の提出と併せて3月のゲーム理論ワークショップにも投稿し、発表を行なっています。
修論提出後にSPRING GXとBOOST NAISという、2つの博士課程支援プログラムに出願しました。当初はSPRING GXだけ出すつもりだったのですが、UTMDのRAとして取り組んでいた活動をAIと絡めることができそうだったので、BOOST NAISにも出願することにしました。が、あまりにも修論提出後作業時間が足りなかったので、今思えば微妙だったかもしれません。結果として両方とも落ち、当初想定していなかった全博士課程支援プログラム落ち、という状況になってしまいました。もっとも、RAやTAの活動はかなり多く行わせていただいているので、現状すぐにこのことが致命傷にはならない状況ではあります
Q3. 修論の概要と大体のスケジュールを教えてください。
マッチング理論にInformation Acquisitionを絡めたモデルを考えていました。具体的には、多くのマッチング理論では個人の選好は所与として扱われますが、この仮定を外し、「学生がコストを支払って学校について情報を集め、マッチングアルゴリズムに提出する選好を決定する」という状況を考えています。この中で特に、「学校ごとに情報の調べやすさが異なる」状況について考え、強い仮定の下ではありますが、それぞれの学校が情報を調べやすくなることが、必ずしも学生の利益にはつながらないという結果を得ました。
Q4. 修論に関して一番大変だったポイントは?
先行研究が非常に少ない分野で、当初使おうとしていた先行研究のモデルを触っていても全く自分がやりたい拡張について結果を得られず苦戦していました。10-11月頃に今まで見つけられていなかった先行研究を見つけ、そのモデルをもとに考え直したところ非常にスムーズに結果に繋がり、なんとか無事修論に間に合う結果を出せたかなと思います。
Q5. 大学院入学時点の想像と実際の大学院生活で、想像と違った点と想像通りだった点は?
概ね想定通りでしたが、アカデミアに残る上では、純粋な研究力だけではなく、プレゼン力や博士支援プログラム等で申請書を書くなど、いわゆる就活で求められるような能力は必要になる、という点は知っておいても良いかもしれません。どんなに良い研究をしている人でもそれが他の人に伝わらないと意味がないので、他の人にそれをアピールする努力はいずれ必要になるのだと思います。
Q6. 就職する人は就活に関して、博士に行く人は博士進学に関して、この情報/tipsは知られておくべきだというものを教えてください。
大学の財政状況が決して芳しくない(編集者注:こちらの記事などを参考)ので、SPRINGや卓越などはもはや簡単には通らなくなっています(編集者注:SPRING GXの直近4年間の採用内定者数は、228名(23年度春入学)、352名(24年度春入学)、517名(25年度春入学)、350名(26年度春入学)です 。東大経研の卓越については、採用数が公表されていないため正確なところは不明です。)。充分な対策を取る必要があるのと、いわゆる公募制の博士支援プログラムに全落ちした時に、どのように対処するかはあらかじめ考えておく必要があると思います。
Q7. 修士課程に対する全体的な満足度を100点満点で表すと?
65。卓越かDC1かSPRINGか、いずれか取れていれば80-90くらいあったかなと
内部進学 or 外部進学?
外部進学
専門分野
応用ミクロ理論
進路についてどう考えていた?(入学時点➡M1の3月時点➡実際の進路)
学部時点では、東大以外の修士進学なら100%D進に決めてました。東大経研に入れたので、海外Dを狙える成績ではなければ就職に決めてました。
➡コア科目は無事に取り切れたので、就職に決めました。
➡就職
この2年間でRA・TAを務めた?
指導教官の研究手伝いのRAを、M1の2月頃からM2の修了まで行いました。
Q1. M1のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
Sタームは、ミクロ1・マクロ1・エコノメ1,2のコア科目とMath1を取りました。私はミクロ理論を専門にし、コードや直観が極めて優れているわけではなかったので、エコノメが得意なことが研究者生活をする上で不可欠でした。エコノメ1のみがS1タームで成績が出る授業だったので、その成績で今後進学するかを決めていました。
結果として、エコノメ1はD進学条件を満たすことが出来たが、優秀な成績ではなかったので就職にしました。
次に、各授業の課題等について述べます。
ミクロ1, エコノメ1はほぼ毎週課題が出ました。毎回課題が重たいのとtexに答えを書く作業が時間かかるから、グループ組むのを推奨します。
マクロ1は、個人提出課題が2回出て、院生室で10人以上で徹夜して行ったのは良い(辛い)思い出です!(しかも徹夜後の2限がMath1の中間試験で地獄でした…)
エコノメ2も毎週課題が出ました。グループ推奨です。内容は伏せますが、コードの課題も出て初学者には難しかったです。
Math1は線形代数を扱う授業でしたが、2025年度から開講されなくなりました。なんで?
(課題は毎週出て、試験が2回ありました。)
Aタームは、ミクロ2, マクロ2, Topics in economics, Information design, ビジネスエコノミクスを取りました。(Topics in economicsはA1ターム開講, ビジネスエコノミクスはA2ターム開講でした)
ミクロ2は6回課題が出ました。グループ組むのを推奨しますが手書きで各自提出でした。計画的に課題の回答を書いとく必要があります。(採点するTAさんのためにも読みやすく書いてあげてください…笑) ミクロ1よりは全然分かりやすい内容なので、万が一Sタームで落ち込んでも気楽に受けてください!
マクロ2は2回小テスト+期末試験がありました。恐らく先生が異なるので内容は割愛しますが、1限に行われたので、良い思い出はありません。
Topics in economics, Information designは、英語プレゼンをしました。(前者はリサーチペーパーも最終課題で書きました)
個人的に、既存研究をプレゼンする授業はコア以外の単位を集める上で楽なのでおすすめです。(105分1人で英語プレゼンする経験は、面接などであの時よりは楽勝と思えるから就職組にもおすすめです)
それに、院生は論文を読むものなのでそういう意味でも一石三鳥以上だと思います!
リサーチペーパーは、卒論でした拡張を別の論文でもする形で提出しました。1週間で結果も出すレポート提出だったので、正直この手法がかなり書きやすいと思います。
ビジネスエコノミクスは、A2ターム開講で、A1ターム開講のTopix in economicsの代わりに入れました。日本語の授業は癒しです。
2026年度からマクロ1,2がAタームに回ることで試験や課題をこなすことが楽になると思うので、特にD進も候補に入れてる人には悔いなくやり切って欲しいです!応援しています📣
Q2. M2のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
修了に向けてコア以外でも単位数を取得する必要があります。そのため、Sタームに産業組織論と経済学のための数学を取りました。
産業組織論は学部開講科目です。他学部の授業も4単位まで認められるので、自分の予定に合わせて取得するのをお勧めします。
経済学のための数学は、M1で聴講していたのでM2で単位をとりました。経研に来る人にとっては簡単だと思うので、単位数を取り切るためにはお勧めです。
別枠ですがGame theory workshopをzoomや対面で聴講しました。こんな感じで研究を考えるのかと、修論の参考になると思います。また、プレゼンの参考になる箇所も多いのでお勧めです。
次に就活について話します。特に外部から来た人たちはコア科目で時間を取られるので、本格的な就活はM1の2月からでした。(M1のコア科目が終わってから本格的に始まるイメージです)
世間一般ではめちゃくちゃ遅いですが、それでも皆んな就職できてるので意外となんとかなります。
(勿論、外資等はM1でインターンしとくべきです)
僕は、M1の夏休みはワンデイインターンに2つ行きましたが、それ以外は公務員の色んな省庁の説明会に参加しました。公務員筆記試験はM2の3月だったので、コア科目が終わったM1の2月から試験勉強しました。
M2は、某訪問が6月に終わるのでそれまで就活と単位取得に集中しました。
就活が終わった後は、修論のみでした。修論だけ考えても行き詰まるので友人たちと思い出作りも色々としました!
個人的にはM1よりも時間的余裕があったので楽しい2年目に是非してください!
Q3. 修論の概要と大体のスケジュールを教えてください。
出社率が動学的キャリアコンサーン環境において、レピュテーションインセンティブをどのように変化させるかを理論的に分析しました。簡単に言うと、出社率をアウトプットの情報の精度のみに影響を与える変数として、動学的に賃金最大化を目指すエージェントがどのように出社率を選択するかについて考えました。
着想は、就活と新聞です。就活していてリモートワークを好む労働者が多いと感じた一方、リモートワークは労働者の能力が分かりにくく人事目線で出世させにくいという内容が、新聞に載っていたのを見て興味を持ちました。
スケジュールは、9月までテーマや軸含めて迷走していました。10月に計算結果が出ましたが良い直観が思い浮かばず、進捗がなかなか進みませんでした。11月に修論指導中に良い直観が出たので、11月末から書き出しました。
Q4. 修論に関して一番大変だったポイントは?
論文として、何が面白いのか、何が面白くないのか、その拡張に意味があるのかなどを掴むことが難しかったです。中々僕は掴めず、かなり迷走して指導教官から何度も没をくらった記憶があります。
それと、やっぱりエコノメは出来ないとダメだなとモデル設計や先行研究を読む時点で感じました。
Q5. 大学院入学時点の想像と実際の大学院生活で、想像と違った点と想像通りだった点は?
想像と違った点、想像通りどちらも同じですが、同期や院生の人たちです。
想像と違った点は、良い人たちが本当に多い!諸事情で僕は特殊なバックグラウンドがありましたが、それでも馴染めたのは良い人たちのおかげです。それに、勉強以外の趣味が多い人がほとんどでした。雑談やボードゲーム、色んなイベントもして楽しかったです!
想像通りだった点は、皆んな経済学に詳しい!最近や昔の論文も当たり前に知識があるし、本当に凄い!皆偉いなーと思いながら、話していました。学部時代に周りと自分の経済学への熱量の差に不満を感じていた人にとってはオアシスだと思います!
Q6. 就職する人は就活に関して、博士に行く人は博士進学に関して、この情報/tipsは知られておくべきだというものを教えてください。
サマーインターンの締切は、Sタームのコア科目で忙しい時期なので、気をつけてください!
公務員試験は、D進する同期も親の説得に使うために受けていたので、お勧めです。(某訪問は対策しといた方がいいです)
Q7. 修士課程に対する全体的な満足度を100点満点で表すと?
95点!(エコノメ1が良かった世界線も気になるので5点引きました)
最後にひとこと
フリーライダーにだけはならないでね!!
良い思い出が出来ることを願ってます🙏
Good Ancestor!!
内部進学 or 外部進学?
内部進学
専門分野
ゲーム理論等
進路についてどう考えていた?(入学時点➡M1の3月時点➡実際の進路)
就職6割
➡就職10割
➡就職
この2年間でRA・TAを務めた?
いいえ
Q1. M1のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
コアをスケジュール通りに着実に勉強しました。
マクロ2が楽しかったです
Q2. M2のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
なし
Q3. 修論の概要と大体のスケジュールを教えてください。
社会保障のシミュレーション。10月から12月で形にしました。できることをやりました。
Q4. 修論に関して一番大変だったポイントは?
テーマぎめ。テーマの面白さと論文に膨らませられるか、これら2点のバランスをとるのが難しかった(トレードオフというわけではないが)
Q5. 大学院入学時点の想像と実際の大学院生活で、想像と違った点と想像通りだった点は?
1年目の院生室が大部屋で楽しかったです。2年目は小部屋で、コミュニティが弱まって悲しかったです
Q6. 就職する人は就活に関して、博士に行く人は博士進学に関して、この情報/tipsは知られておくべきだというものを教えてください。
就活するなら早くからきっちりやるべきだと思います。
Q7. 修士課程に対する全体的な満足度を100点満点で表すと?
90点(いい友達に恵まれたから。修論は低得点)
内部進学 or 外部進学?
内部進学(修士課程短縮修了)
専門分野
ミクロ経済理論
進路についてどう考えていた?(入学時点➡実際の進路)
博士
➡博士
この2年間でRA・TAを務めた?
RAは、UTMD(やりたいと先生にお願いして)とERATO小島(先生から誘われて)
TAは、コアミクと学部ミクロ(どちらも先生から誘われて)
Q1. M1のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
授業期間中は、TA業務、授業、修士論文の執筆に追われ、忙しい日々を過ごした。コア科目については、学部時代にコアマクロとコア計量を履修していたため、M1ではコアミクロの代替としてSセメスターに公共ミクロを履修した。夏休みや春休みには、国内外の学会等に参加する機会にも恵まれ、貴重な経験をさせてもらった。修士論文については立ち上がりがやや遅く、夏休み明けにモデルが定まってから書き上げた。
Q2. M2のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
短縮のため無し
Q3. 修論の概要と大体のスケジュールを教えてください。
M1のSセメスターの情報デザインに関するトピックコースで得たアイデアをもとに、研究を形にしていった。卒業年度の夏休み明けの時点ではほぼゼロの状態だったが、そこから11月末までに一度本文を書き上げた。その後、先生方や友人からフィードバックをもらいながら修正を重ね、1月初めに提出した。
Q4. 修論に関して一番大変だったポイントは?
卒業年度の夏休み中までは、いろいろモデルを立ててみたが、どれも面白くないか解けないかで、うまくいかず、かなり絶望していた。
Q5. 大学院入学時点の想像と実際の大学院生活で、想像と違った点と想像通りだった点は?
想像以上に同期で仲良くなる。それ以外は想像通り。
Q6. 就職する人は就活に関して、博士に行く人は博士進学に関して、この情報/tipsは知られておくべきだというものを教えてください。
DC1のために実績作りするといいかも
Q7. 修士課程に対する全体的な満足度を100点満点で表すと?
100
内部進学 or 外部進学?
外部進学
専門分野
ミクロ理論
進路についてどう考えていた?(入学時点➡M1の3月時点➡実際の進路)
博士進学と就職が5:5くらい
➡博士進学
➡博士進学
この2年間でRA・TAを務めた?
いろいろやってました。僕はたまたまやることになったのですが、興味がある方はRAをやってる人か教員に相談するのがよいのではと思います。
Q1. M1のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
Sセメはコア(ミクロ1 • マクロ1 • 計量経済学1,
2)を取りました。その他、経済学のための数学は履修登録をしたが試験を受けず、数学1、2は履修せずにたまに出席していました。
Aセメはミクロ2、マクロ2の他、ミクロ系のトピックをいくつかを取りました。ちょっと興味がある別分野のトピックも履修しましたが、成績は良くなかったです。多くがA1に固まっており、更に聴講もしており、取りすぎたとは反省しています。
僕は成績を気にしないで (進学要件は満たしてますが) 取りたいのをたくさん取ってました。
Q2. M2のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
専門分野に近いトピック科目をたくさん取りました。
Q3. 修論の概要と大体のスケジュールを教えてください。
定期的に指導教員とミーティングを行いました。毎回アイディアをホワイトボードで説明するという形式でした。内容が最終的に決まり始めたのが9月とかだったと思います。
Q4. 修論に関して一番大変だったポイントは?
2週間に1回の頻度でミーティングを行なってました。進捗がなかなか生まれず、ミーティングの前の日にほぼ徹夜で持っていったりしました。そのアイディアがうまくいったり (いかなかったり) したので締め切りを作って諦めないでなんとかしようとすればなんとかなるかもと思います。
自分が面白いと思ったことが、ほかの人にとって面白いのか、あるいは学術的に面白いかなどについては大変でした。いろいろな人にアイディアを聞いてもらい、コメントをたくさんもらうのがよいと思います。
Q5. 大学院入学時点の想像と実際の大学院生活で、想像と違った点と想像通りだった点は?
思った以上にコア科目に時間を取られ、興味があることにあまり時間を使えなかったのは想像と少し違いました。
意外と殺伐としてないのは嬉しかったです。
Q6. 就職する人は就活に関して、博士に行く人は博士進学に関して、この情報/tipsは知られておくべきだというものを教えてください。
金銭面について、貰えそうな制度についてたくさん知っておくのが多いと思います。意外といろいろなところからお金をもらっている人がいるので、心配な人は先輩たちがどこからお金をもらっているのかなどを聞いてみるものいいかと思います。
Q7. 修士課程に対する全体的な満足度を100点満点で表すと?
100
最後にひとこと
困ったら周り(同期 • 先輩 • 後輩 • 教員など)の人に頼るのがいいと思います!みんな助けてくれると思います!
内部進学 or 外部進学?
内部進学
専門分野
ミクロ理論
進路についてどう考えていた?(入学時点➡M1の3月時点➡実際の進路)
博士進学
➡博士進学
➡博士進学
この2年間でRA・TAを務めた?
学部のときからやっていたRAと同期に誘われたTA
Q1. M1のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
基本ずっとコア。あまり節目はなかった。
Q2. M2のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
コアの取り直しをしながら修論を進める。あと事務作業(DC1の申請とか)がちょくちょくあって忙しい。特に節目はない。
Q3. 修論の概要と大体のスケジュールを教えてください。
サーチのモデルを拡張した。中間発表の前までにいくつもアイディアを出して選んだ感じ。
Q4. 修論に関して一番大変だったポイントは?
全然結果が出なかった。提出直前になって、間違ってたことがわかった。
Q5. 大学院入学時点の想像と実際の大学院生活で、想像と違った点と想像通りだった点は?
TAとかが忙しくて腰を据えて研究に取り組める時間があまりとれないのは想像と違った。就活があったらもっと大変なんだろうな。
Q6. 就職する人は就活に関して、博士に行く人は博士進学に関して、この情報/tipsは知られておくべきだというものを教えてください。
修論は早めに取り組むべき
Q7. 修士課程に対する全体的な満足度を100点満点で表すと?
70
内部進学 or 外部進学?
内部進学
専門分野
医療経済学
進路についてどう考えていた?(入学時点➡M1の3月時点➡実際の進路)
就職
➡就職
➡就職
この2年間でRA・TAを務めた?
RAをやった。学部の頃の先生の紹介とRAブートキャンプがきっかけ
Q1. M1のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
1月ごろに就活とコアが重なってどうしようと思った気がする
Q2. M2のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
特に節目になった出来事はない。ゆったりしていた
Q3. 修論の概要と大体のスケジュールを教えてください。
ミクロ実証。6-11月でゆっくりver.1の結果を出して11-1月で詰めた。卒論の延長で、データはRA先の先生から使用許可を得た。(修論にデータを使っていいということだったのでRAをやったともいう)
Q4. 修論に関して一番大変だったポイントは?
SQLでデータを整形・抽出する必要があり時間がものすごくかかった
Q5. 大学院入学時点の想像と実際の大学院生活で、想像と違った点と想像通りだった点は?
ほとんど全て想像通りだった。内部進学者はB4時点でほとんど全ての想像がついてしまうと思う。
Q6. 就職する人は就活に関して、博士に行く人は博士進学に関して、この情報/tipsは知られておくべきだというものを教えてください。
経研の人は就活を全然しないので、比較対象を経研の人にすると就活が危うくなる。
Q7. 修士課程に対する全体的な満足度を100点満点で表すと?
80
最後にひとこと
進学時点で就職かな〜と思っているのであればすべてを効率的に進めよう!
内部進学 or 外部進学?
外部進学
専門分野
Political Economy, Development Economics, Economic History
進路についてどう考えていた?(入学時点➡M1の3月時点➡実際の進路)
PhD
➡PhD
➡PhD
この2年間でRA・TAを務めた?
Yes, I was a RA for the empirical micro workshops.
Q1. M1のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
Assignment of Academic Advisor
Q2. M2のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
Thesis Presentation
Q3. 修論に関して一番大変だったポイントは?
Writing the draft in parallel to PhD applications.
Q4. 大学院入学時点の想像と実際の大学院生活で、想像と違った点と想像通りだった点は?
Core courses.
Q5. 修士課程に対する全体的な満足度を100点満点で表すと?
80
内部進学 or 外部進学?
外部進学
専門分野
IO
進路についてどう考えていた?(入学時点➡M1の3月時点➡実際の進路)
博士進学
➡博士進学かな?
➡博士進学かな?
この2年間でRA・TAを務めた?
ノー
Q1. M1のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
コア終了!
Q2. M2のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
特になし
Q3. 修論の概要と大体のスケジュールを教えてください。
先生の話をよく聞きましょう!
Q4. 修論に関して一番大変だったポイントは?
先生の話をよく聞きましょう!
Q5. 大学院入学時点の想像と実際の大学院生活で、想像と違った点と想像通りだった点は?
めちゃくちゃ勉強した。そして最後はみんな友達になった。みんな優しい。ただ始まった瞬間はちょっとギスギスとか読み合いがあるから人によっては苦手かもね。僕は苦手だったけど最後はみんなわかり合ってめちゃ好きだった。院生室いいよね。
Q6. 就職する人は就活に関して、博士に行く人は博士進学に関して、この情報/tipsは知られておくべきだというものを教えてください。
何にせよ焦らないこと。休学しても良いと思うし、仲間を頼るのもいいと思う。いろんな人生があることを忘れないでほしい。振り返った時に最高の人生を。
Q7. 修士課程に対する全体的な満足度を100点満点で表すと?
this course:100 ; myself: 50
最後にひとこと
どうせ好きなら博士まで行こう!
内部進学 or 外部進学?
外部進学
専門分野
環境経済
進路についてどう考えていた?(入学時点➡M1の3月時点➡実際の進路)
博士1割、就職9割
➡就職10割
➡シンクタンクへ就職
この2年間でRA・TAを務めた?
M2で学部授業と公共の授業のTA。前者は指導教員からの依頼、後者は同期の紹介。
Q1. M1のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
Sセメはコアと他の科目も受けていたが、最終的にはコアに集中した。Aセメは、エコノメが無くなり余裕がでてきたので、コア以外に2~3科目受けていた。並行して夏前ぐらいから夏インターンの選考を受けたり、夏休みはインターンに3=4つぐらい参加した。節目になった出来事は特にないが、外部進学で学業と就活の両立はほぼ不可能だと(自分の実力では)思ったので、夏休み頃から博士は考えないことにした。
Q2. M2のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
Sセメで修論以外の単位を取り終え、Aセメは修論に集中した。ただ、AセメはTAを2つ引き受けていたので、そちらもそれなりにリソースを費やされた。
Q3. 修論の概要と大体のスケジュールを教えてください。
日本の自動車市場の環境政策の実証分析を行った。夏前までは、研究テーマを決めるために、先行研究を読んだり、データを探したりしていた。また、構造推定を行うのは初めてだったので、経セミの実証エコノミクス(今は柴犬本)や論文を読んで理解を深めた。夏休み前ぐらいに研究テーマが決まったので、販売台数データの購入やその他のガソリン価格や自動車情報データの取得を行い、8月頃にデータのクリーニングを終え、分析に入った。最初は簡単なロジットモデルの推定などから始め、10月頃からランダム係数ロジットに取り掛かったが、自前のpcだと計算に時間が掛かりすぎるので、東大の計算サーバー(csgs3)を使うようになった。最初のモデルだと直感的な結果が得られず、やむを得ず単純化したモデルで推定をするようにし、12月ぐらいから反実仮想シミュレーションに取り掛かったがかなりぎりぎりになってしまった。
Q4. 修論に関して一番大変だったポイントは?
データ取得、クリーニング。自動車の属性データの入手のためにスクレイピングが必要だったので、そのコーディングが手間だった。また、そのあとのデータクリーニングもかなり労力が必要だった。Chat GPTにお世話になりっぱなしだった。
Q5. 大学院入学時点の想像と実際の大学院生活で、想像と違った点と想像通りだった点は?
想像通りコアが大変だったけど、想像以上にカリキュラムが充実していた。学部時代にも大学院(外部大)のコアを受けていたが、東大の方が圧倒的に内容が充実していた。学部から東大の大学院の授業も受けれる内部生がとても羨ましい。
Q6. 就職する人は就活に関して、博士に行く人は博士進学に関して、この情報/tipsは知られておくべきだというものを教えてください。
特に外部進学の学生にとって、コアと就活の両立はめちゃくちゃ大変です。自分はM1夏頃から博士課程の進学要件を満たすのも諦めて、就活へのリソース配分を増やしました。就活を頑張りたい人にとっては、経研はあまりおすすめできないと思います。
Q7. 修士課程に対する全体的な満足度を100点満点で表すと?
85
最後にひとこと
2年間の経研での学びはかけがえないものです。後悔のないよう全力を尽くしてください。
内部進学 or 外部進学?
内部進学
専門分野
実証ミクロ (Political Economics, IO)
進路についてどう考えていた?(入学時点➡M1の3月時点➡実際の進路)
博士進学(⇒海外博士)だろう
➡博士進学(⇏海外博士かも)だろう
➡博士進学(⇒海外博士に向けて頑張りたい)
この2年間でRA・TAを務めた?
・学部4年生から、ある先生の下で複数のプロジェクトをまたいでずっとRAとして務めた(博士課程でも継続予定)。実証ミクロのプロジェクトで、作業の流れは「ミーティングで次にやることを先生(方)と議論➡Rコードを書いて分析、報告用ドキュメントをquartoで作成➡結果をミーティングで報告➡...」だった。
きっかけ:元々別の先生のRAをしていたが、そのRAのプロジェクトで共著者としてその先生も参加していた。そこの働きである程度能力のシグナルを見せられていたので、継続して主力のRAとしてやっていけたと思う。
・M1でコア科目のTAを務めた。
きっかけ:学部でゼミ長を務めたゼミの先生の講義だった。学部の間にその先生のコアでA+を取得していた。
Q1. M1のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
コアミクとコア計量は学部で履修&持ち上げていたため、コア科目はコアマクのみ履修した。SセメではRAに加えてTAとしての宿題の作成・採点、あと測度論的確率論Ⅰにそれなりに時間をかけていた。
夏休みが悪い意味で節目になった。海外博士への出願をM2の12月かD1の12月のどちらにするかは決めていなかったが、修論に追われていないM1の間にTOEFLを仕上げるべきだろうと思いTOEFLに向き合おうとした。そこまでSWの対策をせずに学部3年次で99点(R28L28S19W24)を取得していたので、SWの点数を上げたかった。しかし、まったく英語の勉強に身が入らず、というよりSWの練習がかなり嫌で、まさしく空転の日々を過ごした。先延ばし癖が極まったような状態になってしまい、かといって研究を進められたわけでもなかった。M1の8・9月は丸々何もしていない、のに近い感触があった。
AセメではTAもなくなりやはり時間に余裕があったはずだが、英語をやらなければという焦燥感の下、RAと専門にしたい分野のトピックコースの履修以外何もしていなかったような気がする。このトピックコースで提出したタームペーパーが修論の元になった。
Q2. M2のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
指導教員とのミーティングが始まり、研究ムードが高まる。一方、M1で何もできなかったことを引きずり、自分への信頼感を自分が失う。研究にも十分向き合えていたとは言い難い。M2で海外博士出願する場合のスケジュールは把握していたが、「M2では辞めておこう」とどこかで明確に決断したわけでもなく、なんとなく何も進めずにいて出願はしなかった。
かろうじての節目は後述する修論の詰めの期間。なんとか形になって、「まだこいつ努力できるんだな」などと他人事のように思った。
Q3. 修論の概要と大体のスケジュールを教えてください。
M1 Aセメで履修したトピックコースのタームペーパーのために考えたアイデアを元にした。(このアイデアは講義で学んだリテラチャーの隙間と、それを埋められそうなレアな出来事が起きたことをニュース等で知ったことから生まれた。)そこからM2 Sセメの6月にかけて、それを修正・発展させたリサーチプロポーザルを考えた。この初期稿を基にDC1を申請したり、指導教官を含む先生に聞いてもらって感触を伺ったりした。この時点ではかなり構造推定寄りだった。
夏休みにはデータクリーニングまでできており、準備万端かと思いきや、その後の進捗は芳しくなかった。一番の要因は精神的に研究に向き合えていなかったことだが、構造推定のために要する仮定が強く、それで得られた結果に意味があるか自分で分からなくなってきたことも影響している。
11月頃に「このままでは先が見えないし間に合いもしない」と感じ、分析対象はそのままに着眼点と問いを変えて、完全な誘導系の分析に切り替えた。必要な追加的データを急いで収集し、なんとか修論を提出した。
使用したデータはほとんど公開データで、申請が必要なものもあったが大学院生であれば問題なく使用できるものだけで完結した。
Q4. 修論に関して一番大変だったポイントは?
最初の勝算があるからこそプロジェクトを始めるわけだが、ひよっこ修士学生の勝算通りに進むことなど稀有で、そこでどうするかの意思決定。迂回路を探すか、問いを変えるか、そもそもプロジェクト全体を捨てるのか。
Q5. 大学院入学時点の想像と実際の大学院生活で、想像と違った点と想像通りだった点は?
想像通りだったところは頑張れればそれが先に繋がってくるところで、想像と違ったのは自分が思ったより頑張れなかったところ。また、自分自身は卓越・DC1(二次)に通ったが、東大経研の博士進学者でもそれらに通らず、苦労を抱える同級生もいること。
Q6. 就職する人は就活に関して、博士に行く人は博士進学に関して、この情報/tipsは知られておくべきだというものを教えてください。
・卓越・学振DC1・SPRING GXなどが通れば、国内博士進学の際の金銭面での不安はかなり軽減する。
・卓越・学振DC1・SPRING GXの結果が出たのは、今年度はそれぞれ5月下旬、9月下旬(二次に残った場合12月下旬)、3月中旬。
・博士進学を金銭的な面で迷っている場合は、このスケジュール感を持っておくとよい(「学振がダメだったら就職しよう」、ということが時期的に可能か?など)。不安を持ち越さない意味で卓越に通りたければ、(審査基準はよく分からないが、)コア成績、指導教官に早くから自分を知ってもらう事、早い時期の研究計画などに力を入れるべきかもしれない。
Q7. 修士課程に対する全体的な満足度を100点満点で表すと?
50点
最後にひとこと
あなたのここでの生活が暖かくつややかであることを祈っています。何かある前に院生室に寄ってみてね
内部進学 or 外部進学?
外部進学
専門分野
ミクロ実証
進路についてどう考えていた?(入学時点➡M1の3月時点➡実際の進路)
博士進学
➡博士進学
➡博士進学
この2年間でRA・TAを務めた?
M2の秋ごろに指導教官からお誘いをいただき、半年ほどRAを行った。
Q1. M1のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
コースワークに追われていて、自分の研究テーマについてじっくり考える時間があまり取れなかった。自分の関心に合う実証系の授業が少ないのもあり、分野の理解を深める機会が限られていたと感じた。長期休みの間に論文を読んだり、関心のある分野の勉強をもっとしておけば、研究テーマを考えるときにもう少しスムーズに進められたのではないかと思う。
Q2. M2のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
夏休みごろに修士論文のテーマがぼんやりと定まり、研究を始めるきっかけになったと感じる。また、ゼミなどを通じて同期や先輩方との交流の機会が増え、研究について多く相談できたのもよかったと思う。
Q3. 修論の概要と大体のスケジュールを教えてください。
政府統計を用いて実証研究を行った。4月からは学振の出願に向けて指導教官と話し合いながら複数の研究テーマを検討したが、研究内容がうまくまとまらず、結局夏休みにテーマを決め直した。その後、データの整理や分析を11月末までに終え、12月は論文執筆に集中した。
Q4. 修論に関して一番大変だったポイントは?
特に大変だったのは、使えるデータを見つけることだと思う。たとえば、日本の政府統計を使って実証研究を行う場合、修士学生のうちは集計データにしかアクセスできない。研究テーマを考えることももちろん重要だが、それと同じくらい、どのようなデータが利用可能なのかを事前に理解しておくことも大切だと思う。近年は利用できるデータが増えているため、いろいろな人と交流しながら、使えるデータの幅を広げておくことも重要だと感じた。
Q5. 大学院入学時点の想像と実際の大学院生活で、想像と違った点と想像通りだった点は?
大学院入学時点では、コースワークなどで勉強に追われ、ある程度忙しくなるだろうとは思っていた。しかし、実際には想像していた以上に時間的な余裕がなく、日々の課題や授業の準備に追われる忙しい毎日だった。一方で、想像していたよりも友人との交流の機会も多く、分野の垣根を越えて交流できる点は経研の良いところだと感じた。
Q6. 就職する人は就活に関して、博士に行く人は博士進学に関して、この情報/tipsは知られておくべきだというものを教えてください。
東大の博士課程は金銭的な支援が比較的充実しているため、お金の面で過度に心配する必要はないと思う。
Q7. 修士課程に対する全体的な満足度を100点満点で表すと?
90点
最後にひとこと
気楽にやりましょう
内部進学 or 外部進学?
内部進学
専門分野
秘密
進路についてどう考えていた?(入学時点➡M1の3月時点➡実際の進路)
博士、就職半々
➡就職100%
➡就職
この2年間でRA・TAを務めた?
RA、TAどちらもやりました。学部時代に申し込んだものや、あとは自分の修論と同じ分野の先生からお仕事をもらいました。
Q1. M1のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
Sセメはとにかくコアと就活の両立が大変でした。節目は多分内定が取れたことです。そのおかげもありAセメは多少気持ちが楽でした。
Q2. M2のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
Sセメは修論のアイデア探しに苦しんだのですが、夏休みくらいにテーマが決まったので、Aセメはひたすらそれをやるだけでした。強いていえば節目は修論のアイデアが固まったことだと思います。勉強より研究の方が好きだったので、M1より格段に気持ちは楽でした。
Q3. 修論の概要と大体のスケジュールを教えてください。
特定が怖くてかなり曖昧な書き方になってしまうことをお許しください…!
実証ミクロで書きました。着想はかなり身近なところ、机上というより普段の生活から得ました。データは指導教官が研究室単位で契約しているものを使ったので、一度先生に何か使えるデータがないか聞いてみるのはありかもしれません。
Q4. 修論に関して一番大変だったポイントは?
アイデア探しです。Sセメ全部使いました。いい論文ばかり読んでいても、自分がそれを1年でできる訳ではないので、理想と現実とのギャップが苦しかったです。
Q5. 大学院入学時点の想像と実際の大学院生活で、想像と違った点と想像通りだった点は?
想像と違ったのは、就活をSセメからしている人が全然いなかったことと、就活をしていると意外とコアに身が入らなかったことです。後者についてですが、人によると思うのですが、別のオプションが見えているとどうしても楽な方に行ってしまい、あまりコアをきちんとやれなかった感じがあります。もちろん、就活とコアとどちらが楽、またはどちらをよりやりたいと思うかは人次第なので、こればかりはやってみないと分からないです。
内部進学だったので、それ以外の点は概ね想像通りだったと思います。
Q6. 就職する人は就活に関して、博士に行く人は博士進学に関して、この情報/tipsは知られておくべきだというものを教えてください。
会社探しの時に、院生と学部生の給料に差があるかどうかを見た方がいいと思います。お給料が完全に一緒な場合、学問や院生というものに対する理解、またはリスペクトがあまり見られないのかなという気がしました。
Q7. 修士課程に対する全体的な満足度を100点満点で表すと?
100!楽しかったです!
最後にひとこと
会社との兼ね合いもあり、特定避けのため曖昧な書き方ですみません。これのとりまとめをしてくださっている方経由で連絡をもらえれば、もう少し具体的に話せます…!
内部進学 or 外部進学?
内部進学(修士課程短縮修了)
専門分野
International Macroeconomics
進路についてどう考えていた?(入学時点➡実際の進路)
就職した後にアメリカPhD
➡就職(→アメリカPhD)
この2年間でRA・TAを務めた?
B4のSセメスター:地方の自治体データを扱うRAを行ったが興味を持てず半年程度続けてやめた。
その後RAはやらないつもりだったが、仲良くしていただいていた&コアの担当教員だった教員からM1の2月ごろRAを紹介され、興味がある内容でもあったため、海外大学の教授 のRAをshort-termでやることになった。
M1のSセメスター:近い先輩から誘われ、新任の教員のTA(近めの分野)を務めた。
Q1. B4のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
4月に申込&発表があり卓越生になることが確定した。このあたりで就職先から内定をもらった。
B4Sセメスターはコアミク1,マク1,ノメ1,2を履修したが限界を感じミクマクに絞った。二つゼミもあったため正解だった
B4Aセメスターは、B3でコアマク2を履修していたのでミク2のみ履修した。並行でゼミ参加と卒論を執筆したが、卒論は締切5日前にコロナに初感染し、無念の提出。このころは修士修了後に就職するか、PhDに出すかは決めていなかった。
節目は卓越に出した&通ったこと。コアの履修へのコミットメントにもなり、かつ計画書執筆の段階で卒論や修論で扱いたいテーマの発見に繋がった。M1の1年で84万円をもらえるのもうれしかった。
Q2. M1のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
この時点で修士に入学したが、成績に納得がいかず、コアを3個しか持ち上げなかった。
M1Sセメスターは4月DC1書類準備、5月ノメ1、7月末ノメ2、ずっと修論アイデアで溶けた。モチベーション→モデルがこの時点で定まっていたのは大きかったように思う
夏休みは節目があった(後述)が研究は進まず
M1Aセメスターはマク2&修論&他学部履修。1月までは修論(と他学部履修)に全力、修論締切後はマク2に集中した。これはよい集中の仕方だった。ただ、卒業年度のAセメまでコアと10単位が残っているプレッシャーは強く感じ、修論の数値計算がうまくいかないこともあり、精神的にきつい部分もあった。夜に数値計算が強い先輩にたびたびアドバイスを求めにいき、頭を整理できたのは本当に助かった。
節目は、夏休みに全学研修プログラムでIMF,World Bankを訪問したこと。職員の方とお話しする機会も豊富にあり、とりわけ興味があったIMFについては理事室の方から多くの情報を得ることもでき、国際機関勤務への志望度が一気に強まった。そのためには米国のPhDに行くのが最短経路だと思い、将来的にPhDに出願することを決定した。DC1の結果は出ておらず、資金面で厳しいなと思い、東大博士進学の選択肢を捨てた。就職→PhDのルートが自動的に定まった。
Q3. 修論の概要と大体のスケジュールを教えてください。
4月にDC1の計画書のためにテーマを考え始めた。そこで提出したアイデアは、修論指導ゼミで発表するうちに、データを取ることが非常に困難だと考えるようになった。そのため、5-6月にはテーマを変えることを決意した。その折、たまたま読んでいた論文が面白く、この論文をinternationalに拡張すれば面白いのでは?と着想を得た。このアイデアをモデルに落としてゼミで発表するうちに、7月までにモデルは大まかに定まった。並行でデータを東大のCARFから取得した。
8-9月はmotivating factの執筆をするべくミクロデータをいじっていた。(旅行など挟みつつ)2か月をかけて関係を模索したが、先進国(先行研究)で見られる関係が途上国では全く見られないことに気づき絶望した。
ミクロ的なモチベーション構築を10月まであがいていたが、さすがに進捗がまずいということで一旦モデルを解き、theoretical resultは導出・執筆したうえで11月上旬ごろcomputationに取り掛かった。しかし数値計算の経験はなく、手探りで元論文のreplication packageをベンチマークに進めた。12月末までglobal solutionをjuliaでも試みたがうまくいかず、dynareで試してみたらすぐにうまくいったのでそれをresultにした。残りの時間でmotivating factの関係を再度整理していたらうまい関係が見つかり、それを入れて完成・提出。
Q4. 修論に関して一番大変だったポイントは?
モデルを数値計算して結果を出すことが難しかった。
普通の開放経済モデルに銀行のheterogeneityを入れて全部入りみたいなセッティングにしたためstateも多く、数値計算するにはあまりに複雑なモデルになってしまった。corner solutionを取ることも多くkinkもあり、後から振り返ると数値計算するには非常に難しいモデルだった。それに気づかず、より計算量が求められるglobal solutionでのコード作成にこだわってしまった。
最終的には12月末にdynareを使ってコードを回せることを発見し、なんとか結果を出すことには成功した。
数値計算で修論を書いた先輩も言っていたが、「数値計算での修論は0か100かなのでおすすめしない」。
Q5. 大学院入学時点の想像と実際の大学院生活で、想像と違った点と想像通りだった点は?
想像と違った点
①コアは超難しいものだと思い震えていたが、苦手分野でなければ理解できないことはないと思った。頭の良さより時間投下が重要だった
②同期・先輩とは思った以上に仲良くなれた。1学年かそれ以上上の世代の中に飛び込むことは不安もあったが、院生室で時間を過ごす中でどうにかなった。楽しい人が多かった。
想像通りの点
①大学が24h使えるのは神。食生活と生活習慣は終わった。
②優秀な先輩・同期がたくさんいる。初めて聞くような論文の発表でも即座にモデルを理解して直観的な解釈からハイパー鋭い意見を出してくる先輩方には最後まで追いつける気がしなかった。
Q6. 就職する人は就活に関して、博士に行く人は博士進学に関して、この情報/tipsは知られておくべきだというものを教えてください。
就職:外資系はM1夏くらいにかなり枠が埋まることもありえるので受けたいなら早めの意思決定が求められる。ケースバイケースだが外資企業は入社を遅らせてくれる場合もあるのでB4のうちに就活を終えてコアに専念というのはありかも。
博士:休学は無料。ジャーナルアクセスはできる。
Q7. 修士課程に対する全体的な満足度を100点満点で表すと?
80
最後にひとこと
Be stoic, Be happy!
内部進学 or 外部進学?
外部進学
専門分野
実証マクロ、金融
進路についてどう考えていた?(入学時点➡M1の3月時点➡実際の進路)
就職
➡卒業できないと思った
➡卒業して就職
この2年間でRA・TAを務めた?
TAやりました。いいチャンスに恵まれて、あと自分の研究に親和性があり。
Q1. M1のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
就活とコアワークが大変だった。特にサマーインターン。
Q2. M2のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
留学に行きました!!!留学と研究の両立😂
Q3. 修論の概要と大体のスケジュールを教えてください。
テーマはずいぶん前に決めましたが(研究計画書通り)、データの入手が大変だった。ちょこちょこやっている最後まで諦めなかったっていう感じ。あと、実は日経ニーズFQは定期的に勉強会開いてるし、メールで聞けば質問応答もできて結構おすすめ。大変役に立った!!
Q4. 修論に関して一番大変だったポイントは?
😂😂😂全般
Q5. 大学院入学時点の想像と実際の大学院生活で、想像と違った点と想像通りだった点は?
死ぬほど勉強しました...
Q6. 就職する人は就活に関して、博士に行く人は博士進学に関して、この情報/tipsは知られておくべきだというものを教えてください。
1️⃣OB訪問してな。2️⃣ミクロ・マクロ、研究分野に関わらずセミナーに出るのは損がなし〜3️⃣あと、東大の教授も先輩もいい方いっぱいいますから、とにかく一人で悩まないで〜留年全然大丈夫だと思います、絶対諦めないで🙆♀️
Q7. 修士課程に対する全体的な満足度を100点満点で表すと?
M1は-100点、M2は30点;プラス大学でいろんなチャレンジできて60点かな?。でも長目でみると変わるかも
最後にひとこと
外銀、デベロッパー就活が得意です!何かあれば連絡してください🙌応援しています!!
内部進学 or 外部進学?
内部進学
専門分野
マクロ経済学、金融政策
進路についてどう考えていた?(入学時点➡M1の3月時点➡実際の進路)
就職する予定だった
➡上に同様
➡上に同様
この2年間でRA・TAを務めた?
RAを務めた。学部よりお世話になっていた先生の紹介がきっかけ。他にも、経研の友達からの紹介もあった。
Q1. M1のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
M1は基本的にコースワークと就活が中心だった。中間と期末の季節は特に院生室の仲間と仲良くした。
Q2. M2のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
M2は、前半をRAに捧げ、後半は修士論文に取り組んだ。M1よりRAで課されていたテーマがうまく行かず、思い悩む時期が長かった。8月からテーマを変えることとしたが、設定に苦労しデータ集めや執筆が遅れてしまった。修士論文をなんとか出すことができたが、心残りは少なくない。
Q3. 修論の概要と大体のスケジュールを教えてください。
日本の所得不平等度に対する、金融政策の影響を研究した。RAで取り組んでいた手法のひとつにLocal Projection(局所予測法)があり、これを用いていて、かつ日本のデータで行われているものをリサーチする中で、このテーマを設定することができた。金融政策に関しても、構造ショックの推定が盛んにされており、データの収集もある程度目処がたっていたことも大きい。
Q4. 修論に関して一番大変だったポイントは?
正確なデータが集めにくい点や、実験結果が曖昧で解釈しづらい点が挙げられる。しかし、これらは事前の研究計画に不備があるまま進め、場当たり的に修正を繰り返してしまったことが原因だと反省している。データの収集可能性や結果の曖昧さについては事前に予測できる部分も多くあり、早い段階で方向転換することもできたのではなかろうか。なんにせよ、実験計画を事前に詰めておき、早い段階で教授からアドバイスをもらうことが大切である。
Q5. 大学院入学時点の想像と実際の大学院生活で、想像と違った点と想像通りだった点は?
想像通りだった点について
コースワークを英語で受けることは難しかった。日本語でさえ難易度の高い概念の説明に英語で取り組むことは想像以上にストレスだった。
想像と違った点について
コースワークがある割に、想像以上に放任主義であった。自由度が高く、自己管理能力の問われる場所だと痛感した。
Q6. 就職する人は就活に関して、博士に行く人は博士進学に関して、この情報/tipsは知られておくべきだというものを教えてください。
就職活動は1年の5月あたりの夏インターンエントリーシート提出から激化していくイメージだが、コアが大変な時期も重なっているため、就活を秋から始めるのも大いにあり得る選択肢である。しかし、業界によっては夏インターンで得られる優遇も大きいため、できる範囲で早めに取り組むことをお勧めする。
また、就活とは直接関係がないが、論文を輪読する類の授業は博士に進学しない人も必ず受けたほうがいいと思う。論文執筆にあたって必要な情報や、知っておくべき周辺知識を得ることができる点で有用だし、指導教員を同じくする同期がいない場合はなおさら重要だと思う。これは自戒です。
Q7. 修士課程に対する全体的な満足度を100点満点で表すと?
40点。
最後にひとこと
今まで大変お世話になりました!それぞれの場所でお互い頑張りましょう!
内部進学 or 外部進学?
内部進学
専門分野
マクロ経済学・理論系
進路についてどう考えていた?(入学時点➡M1の3月時点➡実際の進路)
99%就職。大学院には修士号を取りに行くという意識で入学していましたし、博士に行くということはあまりに別世界の話の感があって想像していませんでした。就職先に関しては、激務は絶対に無理な体質なので官僚やコンサルは全く視野になく、なんとなく「給料は高くなくていいので労働強度がそこそこのところ」に行きたいと思っていました。
➡100%就職。コア科目を取り終えて、また博士進学を真剣に考えている同期の話を本格的に聞くことで、やはり自分は博士に行くほどの能力や熱量ではないなという感じがしたので、就職ということで決まっていました。
➡就職。純粋な公務員ではないが民間でもない、公的機関への就職という形になりました。
この2年間でRA・TAを務めた?
学部の某必修科目のTAを、M1のAセメに務めました。学部時代のゼミの先生が担当する講義だったため、大学院に入学する直前にメールで依頼されました。
RAはやっていませんでした。あえてやっていなかったとかではなく、話が来なかったのでそもそもRAのこともよく分からないままでした。
Q1. M1のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
簡単に言うと、コアの勉強が軸だったので、4月スタートで「(1か月半の講義期間+1週間の試験期間)を2セット + 2か月の長期休みで1セメスター。これを2セット」という表現で要約されます。節目となった出来事は、時期が最後のほうすぎる気もしますが3月の友人(特にゼミの同期)の内定ラッシュです。これで就活を本格的に始めました。これ以前の期間については、本当に何もイベントが起きず、勉強して長期休みに突入というサイクルだったので節目と言える出来事はありませんでした。
以下の詳細スケジュールを記載します。僕の就活スケジュールは、非常に特殊な真似すべきでない例ですので、ご注意を。
- 3月。学部を卒業したら就職する友人と普通に遊んでいました。大学院に関連する主要なイベントで最初のものはおそらく3月末にあるマスキャンプだと思います。マスキャンプは、その内容よりも新M1同士が初めて顔を合わせる場としての意味のほうが大きいと思います(編集者注:私たちの代は対面の会場が設けられていましたが、今年度はオンラインのみのようです。)。僕は用事があって最終日は欠席しましたが、可能であれば全日参加して勇気を出して話しかけるなどして友達作りの最初の一歩を踏み出しておいたほうがいいと思います。ただ、僕はすっごい人見知りなので話しかけてもらいやすいオーラと位置で待機することしかできなかった記憶があります。
- 4月。講義が始まります。僕は内部生だったので受ける教室も学部時代と変わらず、ヌルっと始まった感覚がありました。院生室が決まったのは4月下旬でした。部屋割りアンケートに正直に答えた結果最初の配分では机の確保に失敗しましたが、マネジメントコースなのに経済学コースの机にミスって申し込んでいた人の分をもらって滑り込みセーフで机を得た思い出があります。院生室を得ると本格的に経研生活の始まりという感じがします。
- 院生室をもらってウキウキしているとGWがきて一旦小休止できます。5月中旬くらいに最初の試験期間が来ます。僕のときは「S1でマクロI(先生A)と計量I、S2でマクロI(先生B)と計量II、Sセメ通期でミクロI」という講義スケジュールでした。計量Iは学部時代に単位を取得していたので、S1はコアに関してはマクロI(先生A)の試験がありました。あと他のちょこちょこと講義をとっていたのでその試験も。S1を終えると、基本的な1サイクルが終わり、どういう感じで生活が進んでいくかの見通しが得られると思います。
- 6月。僕の場合はS1になかった計量IIが出現したので、ここからきつくなった感じがありました。院生室の雰囲気に本格的に慣れてきたのもこの辺です。僕は目を背けていましたが、ちゃんと就活をする人はこの時期に夏インターンのESを書いています。
- 7月は試験勉強に迫られる時期です。7月下旬に試験があり、試験直前に向けて最後の課題が出るので大変です。僕はできませんでしたが、7月に入った時点から試験勉強を本格的にやらないとだいぶ大変です。
- 8月9月はまるまる夏休みです。RAとかをやっていない場合は、大学関係の用事はゼロなはずです。僕はゼロでした。就活をちゃんとやっている人はここで夏インターンに行っています。僕は完全に趣味の大学数学の勉強をしていたら、夏が終わっていました。
- 10月になるとAセメが始まります。やることはSセメと一緒ですが、計量がないのと環境に慣れたのがありSセメよりも楽な印象でした。
- 11月には指導教官決めが始まります。指導教官を決めるうえで、事前に各教員に自分でアポをとって「ガイダンス」を受ける必要があります。これは、どういう形で指導をするかやどういう分野だったら指導できるかなどを伺う面談のことです。対面の先生もZoomの先生もいました。メールを見返すと、僕の場合は11月末くらいに3人の先生にガイダンスのアポをとって、12月上旬に面談していただいた感じでした。指導教員の志望届を出すのは1月初頭です。就活をちゃんとやっている人はこの時期に冬インターンのESを書いています。
- 12月は指導教員決めが一段落し、再び勉強に集中する期間という印象でした。年末年始は休みですが、課題はその時期にも普通に出るので消化は計画的に。
- 年が明けて1月になると試験です。ちゃんと就活をしている人はここと面接のスケジュールが被って大変そうでした。
- 2月3月は春休みです。就活をちゃんとやっている人はもう2月で内定が出たりします。驚くべきことに僕はこの時点でも就活をしていませんでした。すごいですね。この時期も趣味の数学をやっていました。
- 3月になり、周囲の人に内定がどんどん出ます。「おー流石にやばいか」と重すぎる腰をあげ就活を開始します。僕の場合は独法or非官僚の公務員で就活をしたので致命的な遅れにはなりませんでしたが、民間の場合はガチがヤバいことになるのでもっと早くに始めましょう。ちょうど「マズい!」と思い始めた時期に大学院の友人と3月中旬に野球のオープン戦の観戦に行ったことが記憶に残っています。ちょっと上の空でした。
- 独法は3月末-4月中旬くらいがES提出の時期だったので、ここから就活が本格的に始まります。根っからの先延ばし体質なので、公務員試験の参考書を買ったのは3月20日でした。真似しないように。
Q2. M2のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
自分はM1の時点で必要単位数をほぼ満たしていたので、M1のときに比べるとM2は講義数が一気に減り、その意味では「暇」でした。Sセメは就活、Aセメは修論というスケジュールです。節目になった出来事は、当然すぎる気もしますが、7月に就職先を確定したことです。自分の中でもそこを境に「M2前期」と「M2後期」に体感で分かれています。
4月・5月は就活です。ESを書いて通ったところから順に面接を受け、落ちる分もあるのでだんだん減るという感じです。並行して、4月下旬に行われる東京23区の公務員試験と6月に行われる国家公務員(一般職)の試験に向け超突貫工事で勉強していました。ちなみに、僕の代で国家公務員の一般職を受けたのはたぶん僕だけだと思います。だいたい5月下旬-6月上旬に公的機関のほうの最終面接があり、その直後に内定が出ました。その時点ですでに、のちに就職先となる公的機関でいいかなという感じはありましたが、結論は急がなくてよいという空気をその機関の方が出してくださっていたので、とりあえず国家一般職の筆記試験を受けてその後考えようという感じになりました。6月中旬の国家一般職試験は手ごたえ的にまあ受かっているだろうという感じでした。自分の中ではその公的機関ということで決まっていたので、6月下旬にそれ以外のところで内定を頂いていたところ(3つほどあった)に断りの連絡を入れ、7月開始時点で就職先がついに確定しました。国家一般職の筆記はやはり受かっていたので、合格後5年間有効の官庁訪問の権利だけもらうために面接も夏に受けて試験には通りましたが、官庁訪問には行きませんでした。4月下旬の23区の試験は筆記は受かってはいましたがその後の面接は辞退しました。
ここから、つまり7月1日からが自分にとってはM2の後半です。後半は、就活も無事なんとか終わったということでほぼ修論執筆です。修論に関することは下の質問の回答で書くことにします。修論以外では、はっきり言ってM2の後半にはほぼ書くことがありません。7階の院生室の同室の先輩のうち2人が7月末に留学に行ったことで部屋がほぼがら空きになったことくらいでしょうか。
Q3. 修論の概要と大体のスケジュールを教えてください。
金融政策論の、ニューケインジアンモデルについて修論を書きました。家計の構造を代表的家計ではなくOLGにするとリカードの等価性が崩れますが、それを一部の家計が貯蓄や借入手段をもたないという設定のTANK(二主体ニューケインジアンモデル)と組み合わせたモデルに関する理論を構築しました。最新のTANKの文献を踏まえて、既存のOLG+TANKの文献に比べてTANK側の構造をより一般化した形にしたところが一応の新規性です。着想は、いろいろと金融政策論関係でみるなかで、これとこれの組み合わせはまだやられてなさそうだなと思った比較的新しい2つのモデルから得ました。
スケジュールは、途中迷走をかなり挟んだせいでかなりギリッギリでした。まず、7月-9月はネタ集めと称してダラダラ論文を読みまくるという作業に終始していました。10月になると指導教員と週一でミーティングをするようになり、焦りを感じ始めます。そしてテーマを一旦仮決定しては無理だというのを繰り返していたら12月に突入。12月にようやっとテーマを決め、こっから先はもうテーマ変更はきかんぞと背水の陣で必死に成立させようとするも、なかなかうまくいかず1月1日になってようやっと形になる結果が度重なる手計算の末に誕生。そこから爆速で書き上げ提出という感じでした。発表順が早いほうで、提出の2日後だったので、こちらも中1日で発表準備をして何とか発表するだけ発表して乗り切った感じです。
Q4. 修論に関して一番大変だったポイントは?
OLGにもTANKにも矛盾せず、かつ政策的含意を導き出せそうなセットアップを考えることが難しかったです。OLGの文献とTANKの文献では、それぞれがそれぞれの分析にとって都合がよいような仮定をおいてモデルを設定していますが、その2つを同時に考える際にはどちらの分析にも適するようなより一般的な共通の1つの状況を考える必要があります。この際に、元の文献で置かれている仮定同士が一見するとバッティングすることがあり、分析の本質を変えないままにセットアップを調節することに非常に苦労しました。何は変えても本質的な違いにならないかや、どの仮定を外すと分析が自明になって面白くなくなるかという直感的理解がこの調整作業には必要になりますが、そのためにはモデルをいじりまくって結果を何回も確認するしかありません。時間に追われる中で、そのような本質的な部分の理解を深めていかなければならなかった点は非常に大変でした。
Q5. 大学院入学時点の想像と実際の大学院生活で、想像と違った点と想像通りだった点は?
想像と違った点は、M1の間は基本的に研究が課せられることなくほぼ講義のみで終わる点です。大学院生というと普通は入学してからずっと研究がついてまわるものだと思っていたのですが、実際には研究のことを本格的に意識するのはM2になってからだったので、そこは意外でした。ただ、博士に行く人など実績が欲しい人でM1の時点で論文を書いている人はいます。
あと、院生室の机が全員分用意されていないことと、割り振り後の机の所有権の管理がアバウトなことも意外でした。院生室は情報共有や親睦のために非常に重要だと思うので、机の確保に失敗した人は大部屋に定期的に行って、その時に人がいない机に座らせてもらって周囲の人と軽く雑談するなどをしておくといいと思います。良くも悪くも院生室の人間関係でM1の6月ごろ以降は固まってしまう節があるので、たとえ院生室の机がなくとも自分の存在を認知してもらうことは大事だと思います。
想像通りだった点は、修論がしっかり大変だった点です。思ったより楽とかそういうことはなくしっかりめちゃくちゃ大変です。しっかり取り組んで9月にはモデルの手計算をして、実証なら最初のコードも書くような段階にもっていったほうがよいと思います。
Q6. 就職する人は就活に関して、博士に行く人は博士進学に関して、この情報/tipsは知られておくべきだというものを教えてください。
就活は面接を受けたときの印象とか実際行ってみての印象とかでリアルタイムで志望順位が変わっていくことがあるので、あんま幅を狭めずに多めに受けておいたほうがいいと思います。あと、ESを書くのと面接に関しては経験を積めば積むほど上手くなっていくので、よく言われることですが自分の想定より早めに始めて練習しておいたほうがいいです。
Q7. 修士課程に対する全体的な満足度を100点満点で表すと?
90点。人生で見たことがないレベルで優秀な同期と過ごし、経済学を腰を据えて勉強できたことは非常に良い経験になったと思います。減点10点分に関しては、もうちょっと本気で勉強すればもっと先のレベルまで行けたのかなという感じがするので、その分です。特に、同期がものすごい成果を出しているのを見るとそう思います。環境面に関しては120点でしたが、自分の至らなさでいろいろとグダった分を考えると、100点とか言ったら怒られそうなので90点にしておきます。
最後にひとこと
整えるのが下手な側の人間から言わせてもらうと、生活リズムは整えたほうがいいです。本当に。マジで。生産性が目に見えて変わります。
内部進学 or 外部進学?
内部進学
専門分野
マクロ経済学
進路についてどう考えていた?(入学時点➡M1の3月時点➡実際の進路)
就職
➡就職
➡就職
この2年間でRA・TAを務めた?
2年生のときに1年間アクチュアリーワークショップという授業でTA的なもの(ゼミみたいな授業なので、扱う内容の説明役を2週間に一回行う)をやった。きっかけは、履修者の中で過去に履修した経験があったのが僕だけだったから成り行きで。
Q1. M1のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
Sセメはミクロ1、エコノメ2を中心に勉強した。学部でエコノメ1、マクロ1を取っていたので、数学2、経済学のための数学、測度論的確率論、アクチュアリーワークショップ、保険数理2など自分の興味のある授業も取る余裕があった。試験は受けなかったけど、金融政策と保険数理1にも出た。就活をするとは決めていたものの、コア科目に加え数学2と測度論的確率論に時間とエネルギーを吸われたので、就活を始めたのはS2タームだった😇。
アクチュアリーワークショップでアクチュアリーの仕事に興味を持ち、生保・損保のアクチュアリーコースのサマーインターンに応募。アクチュアリーワークショップで先輩から就活情報を教えてもらったことや、社会人の友だちとかエンカレッジという就活団体の人にエントリーシートを見てもらったこともあり、出したところはみんな通った。
サマーインターンはアクチュアリーの職種で6社参加した。会社の雰囲気とか仕事内容がわかって行ってよかったと思った。一方、ライバルの学生は上位の大学の理系院生ばかりで就活を頑張らないとまずい気がした😇。
Aセメはマクロ2と測度論的確率論の勉強を頑張った。一方で、アクチュアリーワークショップに継続して出たり、冬インターンへ参加したり入社試験のために微積分や確率・統計を復習したり、面接対策をしたりと就活にも多くの時間を割いた。
Aセメの試験が終わったら就活に生活の全てを捧げた🥶。選考対策を必死にやった。採用人数が少ないアクチュアリーの職種にしか応募しなかったのでプレッシャーがすごかった。3月半ばに第一志望の会社から内定をもらえたので就活を終えた。
Q2. M2のスケジュールと節目になった出来事を教えてください。
Sセメは金融工学基礎、上級デリバティブ演習、Development Economics: Macoeconomic Approach, インベストメント、アクチュアリーワークショップなど興味のあるものを履修した。修論については、ぼちぼち論文や教科書を読むなどしていたがこのときもっと頑張っていればよかったと思う。
夏休みも修論のために論文を眺めていたが、前進はなく、停滞していた。
Aセメになってから先生に泣きつき、毎週ミーティングでみっちりアドバイスをもらって12月になんとか完成。修論発表会や口頭試問もなんとかパスできた。
Q3. 修論の概要と大体のスケジュールを教えてください。
概要
経済成長理論の分野で書いた。具体的には、人口の減少が経済停滞につながるという先行研究の結果に対して、AIを研究開発に活用することで、経済成長が維持されうるということを書いた。
スケジュール
2年の夏まで芳しい結果が得られず、Aセメにいろいろ既存モデルの拡張・変更を試していたら、なんか先行研究と違う結果が出て、それなりに説得力のある説明もできたので、それを修論にすることにした。
Q4. 修論に関して一番大変だったポイントは?
自分が試そうと思ったことは、大抵先行研究で試されていること。
Q5. 大学院入学時点の想像と実際の大学院生活で、想像と違った点と想像通りだった点は?
想像と違った点
・マクロの人が少ない
・意外と就職する人も多い
想像通りだった点
・コア科目が重い
・優秀な人が多い
・やさしい人が多い
Q6. 就職する人は就活に関して、博士に行く人は博士進学に関して、この情報/tipsは知られておくべきだというものを教えてください。
就活は情報戦なので、自分の行きたい業界・職種で就活した先輩・知り合いとか、インターンで会う就活に詳しい学生と仲良くなって、選考フロー・選考内容について情報を得ておくといい。
Q7. 修士課程に対する全体的な満足度を100点満点で表すと?
30(振り返ってみると怠けていたと思うので)
最後にひとこと
非凡なる人のごとくにふるまへる
のちの寂しさは
何にかたぐへむ
(石川啄木)