話す no.5「“会い方”がつくる関係性」
話す no.5「“会い方”がつくる関係性」
考えてみましょう
私たちは、誰かと会うとき、何を大切にしているのだろうか?
会い方が変わると、その関係はどう変わるのだろうか?
実際に会う(生身で会う)のと、分身ロボットで会うこと。
どちらも「人と会う」ことに変わりはありません。
それでも多くの人が、「やっぱり違いますよね?」と感じます。
その違いは、相手が人かロボットか、という単純な話ではありません。
分身ロボットの向こう側には、いつも操作している人がいます。
話している相手は人。
声も、考えも、反応も、人のものです。
違うのは、その人が、どんな形でその場に関わっているか、という点です。
実際に会う場合と、分身ロボットを通して会う場合では、距離の感じ方、緊張の仕方、会話の始まり方が少しずつ変わります。
分身ロボットは、相手を「物理的に連れてくる」わけではありません。
けれど、その場に関わるための別の入口をつくります。
ここで大切なのは、生身が優れていて、ロボットが劣っている、あるいはその逆、という話ではないことです。
深く関係を築きたいとき
初めて会うとき
長時間一緒に過ごすとき
短い会話を重ねたいとき
目的や状況によって、向いている会い方は変わります。
また、人によっても違います。
分身ロボットは、「代わり」ではなく、選択肢を増やす存在です。
「“私”を知ってほしいときは、分身ロボットで会うほうが話しやすいです。でも、例えば仕事を一緒にするうえで、こちらの状況のことをよく知っておいてほしい、という場合は、ビデオ通話だったり、実際に会ったりすることで、生身の私を知ってほしい、と思います。」
オンライン会議、分身ロボット、生身。
いまは、会い方を一つに決めなくていい時代です。
重要なのは、「どれを使うか」ではなく、「何を大事にしたいか」。
安心して話せることなのか
同じ空間を共有している感覚なのか
無理をしないことなのか
分身ロボットは、その問いを私たちに投げ返します。
「分身ロボット関係なく、人って自分の状況をどこまで他者に開示するかっていうのは、状況によると思うんです。車いすに乗っているとかは、誰の目にも明らかなだけで、外見には表れない障がいや苦しさっていうのはわからないですよね。
初対面の人には、自分の情報を全部開示したくはないっていう場合もあるし、逆に、一回しか会わない人だからこそ、ざっくばらんに話しやすいっていうこともあるかと思います。」
あなたが誰かと会うとき、何を一番大事にしたいでしょうか。
その条件は、すべての人にとって同じでしょうか。
改めて考えてみましょう
私たちは、誰かと会うとき、何を大切にしているのだろうか?
会い方が変わると、その関係はどう変わるのだろうか?
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