出会う no.1「分身ロボットの基本的な仕組みをしろう」
出会う no.1「分身ロボットの基本的な仕組みをしろう」
考えてみましょう
私たちは、何を手がかりに、相手の「その人らしさ」を感じるのだろうか?
直接会っていなくても、誰かが「そこにいる」と感じることはあるだろうか?
「こんにちは!」と話しかけてくるロボット。
両手をぱたぱたと動かしながら、流暢な声であいさつをするロボット。
分身ロボットOriHimeを初めて見た人の多くは、こう思います。
「え、これってAI?」
「ロボットなのか、人なのか、よくわからない」
この戸惑いは、とても自然なものです。
目の前にあるのは、たしかにロボット。
でも、会話をしていると、「人と話した感じ」が残る。
よくある誤解から整理しましょう。
OriHimeは、人工知能(AI)が自動で話しているロボットではありません。
必ず、どこか別の場所にいる人が操作しています。
このロボットを遠隔で操作している人たちは、「パイロット」と呼ばれています。
パイロットは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどを使って、声を届ける、相手の話を聞く、ロボットの手や首を動かすといった操作を行ないます。
中には、視線入力装置を使って操作している人もいます。
では、なぜロボットなのに「人と話した感じ」が残るのでしょうか?
分身ロボットと話をしていると、だんだんと「その人らしさ」を感じられます。
その理由は、顔があるからでも、声が自然だからでもありません。
いくつかの要素が組み合わさっています。
ロボットの顔が動いて、自分と「目が合う」
相手の話すテンポに合わせて、間が生まれる
感情の動きに合わせて、手や首の小さな動きがある
これらが重なると、私たちは自然に「誰かが、そこにいる」と感じます。
ここまで読むと、こんな疑問が残るかもしれません。
「じゃあ、これは人なの? ロボットなの?」
はっきりした正解はありません。
でも、この問いを立てることで、技術をどう見るか、人の存在をどう考えるか、「そこにいる」とはどういうことかを、立ち止まって考えることができます。
目の前にあるのは、ロボット。
会話の相手は、人。
分身ロボットは、人をそのまま映す装置でも、人を置き換える機械でもありません。
人が、別の場所に存在するための新しい「関わり方のかたち」と言えるのではないでしょうか。
改めて考えてみましょう
私たちは、何を手がかりに、相手の「その人らしさ」を感じるのだろうか?
直接会っていなくても、誰かが「そこにいる」と感じることはあるだろうか?
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