超新星爆発は、重力崩壊によって生じる極限的な高温・高密度環境のもとで、ニュートリノが主たるエネルギー輸送を担う極めて複雑な現象である。その理論的理解には、詳細なニュートリノ輸送計算と、広い温度・密度・陽子分率領域にわたって適用可能な原子核状態方程式の構築が不可欠である。これらは長年にわたり各分野で精力的に研究されてきたが、近年の計算機性能の飛躍的向上や新たな核物理データの蓄積により、再びその理解を深化させる好機が訪れている。
本研究会では、超新星におけるニュートリノ輸送と原子核状態方程式に焦点を当て、これまでの研究成果を振り返るとともに次世代へとつながる新しい展望を探ることを目的とする。
懇親会(12日夕刻)では、長年この分野で甚大な貢献をされてきた住吉光介氏の還暦をお祝いします。