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2026.01.28
第40回人工知能学会全国大会オーガナイズドセッション(OS-29 人と人,人と社会をつなぐAI)のオーガナイザを務めることが決定しました.
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<経歴>
2018 年 3 月 東京大学 工学部 機械情報工学科 卒業
2020 年 3 月 東京大学大学院 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 修士課程 修了
修士(情報理工)
2023 年 3 月 東京大学大学院 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 博士課程 修了
博士(情報理工)
2023 年 4 月 東京大学大学院 情報理工学系研究科 次世代知能科学研究センター(AIセンター)
人間的知能部門 特任助教
2024 年 4 月 東京大学大学院 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 助教
東京大学大学院 情報理工学系研究科 次世代知能科学研究センター 兼担
東大データサイエンススクール(機械学習) 講師
<研究歴>
2018 年 Harvard University, Center of Mathematical Sciences and Applications, Collaborator
2019 年 清華大学, Department of Computer Science and Technology, Visiting researcher
<研究分野>
ヒューマンロボットインタラクション,Well-being,対話システム,状態推定,福祉工学,ポジティブ心理学
多様な人間と多様なAIが混在する未来を見据え,AI技術と人間の能力の融合を通じたwell-beingの向上を目指しています.
主な研究プロジェクト
対話システムとの交流の過程でユーザのQOLスコアを推定する機械学習モデルを開発.ユーザの動画,音声,会話内容の統合処理を通じて,リアルタイムでのQOLの変動を捉えられるようにし,従来のアンケートベースの評価方法に比べ低負担かつ効率的な状態把握を可能にしました.
Best Student Paper Award受賞,FIT論文賞受賞
論文:Multimodal QOL Estimation During Human–Robot Interaction
キーワード:機械学習,状態推定,マルチモーダル
実際のセラピストから集めたカウンセリングデータセットから共感的対話につながる要素を提案.また,LINEやVRを活用したテレカウンセリングシステム,および,対話ロボットに組み込んだカウンセリングシステムの評価を行い,ネガティブな感情強度の低下と精神的QOL向上など,心理的支援の可能性を実証しました.
若手プレゼンテーション賞受賞
論文:高齢者見守りのためのカウンセリングエージェントとの対話過程におけるQuality of Life推定システムの構築
キーワード:支援AI,対話システム,臨床心理
臨床心理学や医学を専攻する学生,および,企業との連携により,カウンセリングデータの分析を通じてユーザの自己開示を促進する対話手法の解明と対話システムの構築を行いました.
特許共同出願 済
論文:継続的関係構築に向けたカウンセリングロボットの対話システムの構築
キーワード:共感インタラクション,内省,パーソナライゼーション(個人最適化)
価値観や背景の異なる人同士の対立的な対話を円滑化させることを目的として,大規模言語モデルベースの介在システムを考案.人間同士の創造的かつ継続的なコミュニケーションの促進を実現させました.
人工知能学会優秀賞受賞
論文:対立する立場間でのコミュニケーションにおける生成 AI の介在による対立緩和
キーワード:人間中心インタラクション,AI介入,関係促進,創造性,LLM
対話ロボットは,単なる情報提供の手段ではなく,人間の思考や意思決定に寄り添い,より豊かなコミュニケーションを支援する存在となるべきという考えのもと,異なる意見を持つ複数のロボットとの対話を通じて,新たな視点を受け入れる可能性について検証しています.
論文:個性をもつ対話ロボットによる同調圧力に抗う多角的視点に基づく意思決定支援(JSAI2025)
キーワード:共生AI,同調圧力,SNS,内省
感性的要因を活用した意思決定支援インタフェース設計に関する研究の一環として,複数の対話ロボットが異なる視点や意見を提示することで,人の判断や同調傾向がどのように変化するかを検証しました.対話ロボットたちの意見の一致・不一致が信頼感や納得感に与える影響を分析し,多様な視点提示がユーザの熟慮的判断を促す可能性を示しました.
論文:多様な対話ロボットによる視点提示が促す熟慮的判断の支援評価(JSKE2025)
キーワード:マルチロボットインタラクション,意思決定,感性工学
日常の移動量と滞在のバランスが人のポジティブ感情に与える影響に着目し,位置情報と感情データに基づいて,個人にとって最適な移動状態を推定・提示するアプリを提案.ローミングエントロピーを指標として,因果推論と機械学習を用いた個人適応型モデルを構築し,Well-being 向上につながる具体的な移動提案を生成できることを示しました.
論文:ポジティブ感情を最大化するローミングエントロピーの最適値解析
キーワード:行動変容,主観的Well-being,因果推論,パーソナライゼーション
居住空間における片付け行動を支援するため,生活空間の画像を解析し,片付けるべき物品を自動で特定・通知する判断支援システムを開発.Vision-Language Model(VLM)を用いて,住人の多角的なコンテキストを推定し,片付け着手の認知的負担を軽減しました.実生活環境での評価により,住人自身による片付け行動が促進されることを示しました.
論文:VLMを用いた生活空間における物品のコンテキスト理解に基づく片付け判断支援システムの開発
キーワード:生活環境知能,Vision-Language Model,片付け支援
超重症児の心電信号を用いて,発声や表情による表出が困難な子どもの気持ち(特に「不快」状態)をリアルタイムに推定する機械学習手法を開発.クラス不均衡問題に対してオーバーサンプリング手法を導入することで,不快状態の検出性能を向上させ,支援者が子どもの状態変化に気づきやすくなる支援システムの実現可能性を示しました.
論文:超重症児のリアルタイム気持ち認識システムの検討
論文:Investigating "Like" or "Dislike" emotional expressions in daily life among children with profound intellectual and multiple disabilities using electrocardiogram signals
キーワード:感情推定,生体信号解析,支援工学
日常の移動量と滞在のバランスが人のポジティブ感情に与える影響に着目し,位置情報と感情データに基づいて,個人にとって最適な移動状態を推定・提示するアプリを提案.ローミングエントロピーを指標として,因果推論と機械学習を用いた個人適応型モデルを構築し,Well-being 向上につながる具体的な移動提案を生成できることを示しました.
論文:ARグラスを用いた構成員の状況認識と声かけ介入が心理的安全性に与える影響の研究
キーワード:AR,心理的安全性,職場コミュニケーション,UWB positioning,リアルタイム介入
特定の人の話し方や言葉の選び方といった発話スタイルに着目し,対話システムが個人らしい応答を生成できる仕組みの構築を目指す研究です.過去の発話例や文脈情報を参照しながら応答を生成する枠組みを通じて,単に内容が正しいだけでなく,「その人らしく感じられる対話」とは何かを探ります.本研究では,発話の自然さや似ていると感じられる要因について基礎的な検討を行い,将来的な人に寄り添う対話AIの実現につなげることを目的としています.
キーワード:対話システム,発話スタイル,大規模言語モデル,人らしさ
メタバース空間における人同士のコミュニケーションのあり方に着目し,互いの振る舞いや雰囲気が影響し合うことで生まれる対話の質や創造性を探る研究です.現実世界の対面コミュニケーションでは,自然に起こる「相手に同調する」「呼吸が合う」といった現象が,関係性の構築や発想の広がりに寄与しています.本研究では,こうした人間らしい相互作用が仮想空間でもどのように再現・拡張されうるのかを検討し,メタバースを単なる情報共有の場ではなく,より豊かな対話や創造的なコミュニケーションを生み出す場へと発展させることを目標としています.
論文:Exploring the Chameleon Effect in Metaverse Environments for Enabling Creative Communication
キーワード:メタバース,コミュニケーション,身体性,創造性,ヒューマンインタラクション
広告やコミュニケーションに対する「好感」が,人の行動にどのような影響を与えるのかを,消費者の意思決定プロセス全体の流れの中で捉え直すことを目指す研究です.本研究では,認知・関心・購買意向といった段階的な行動変化に着目し,好感がどの段階に,どのように作用するのかを包括的に理解することを目的としています.また,人が「魅力的だ」と感じる表現の特徴にも目を向け,感情的・直感的な反応が行動につながるメカニズムを明らかにすることで,より人の心に届くコミュニケーション設計への示唆を得ました.
論文:CM好感度,何に効く?:消費者行動ファネルへの影響検証
キーワード:コミュニケーション評価,消費者行動,好感,テキスト分析
人がことばを通じて世界を共有し,協力できるようになる過程を手がかりに,AIエージェントが環境との相互作用の中で意味のあるコミュニケーションを獲得していく仕組みを探る研究です.特に,色や位置関係といった連続的で曖昧さを含む性質を,エージェント同士がどのように理解し,伝え合えるようになるのかに着目しています.本研究は,単なる記号操作ではなく,実世界との関わりに根ざした「意味をもつことば」がどのように生まれるのかを明らかにすることで,将来的な人とAIの協調や,状況に応じて柔軟に理解し合える知的システムの基盤を築くことを目標としています.
論文:Emergence of Grounded Language Representations for Continuous Object Properties through Decentralized Embodied Learning
キーワード:言語獲得,マルチエージェント,身体性,意味理解,協調
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