中川聡(Satoshi Nakagawa)
生活システム工学研究室/二瓶研究室(Well-being Engineering Lab. )
生活システム工学研究室/二瓶研究室(Well-being Engineering Lab. )
<経歴>
2018 年 3 月 東京大学 工学部 機械情報工学科 卒業
2020 年 3 月 東京大学大学院 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 修士課程 修了
修士(情報理工)
2023 年 3 月 東京大学大学院 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 博士課程 修了
博士(情報理工)
2023 年 4 月 東京大学大学院 情報理工学系研究科 次世代知能科学研究センター(AIセンター) 人間的知能部門 特任助教
2024 年 4 月 東京大学大学院 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 助教
東京大学大学院 情報理工学系研究科 次世代知能科学研究センター 兼担
東大データサイエンススクール(機械学習) 講師
<研究歴>
2018 年 Harvard University, Center of Mathematical Sciences and Applications, Collaborator
2019 年 清華大学, Department of Computer Science and Technology, Visiting researcher
<研究分野>
ヒューマンロボットインタラクション,Well-being,対話システム,状態推定,福祉工学,ポジティブ心理学
AI技術と人間の能力の融合によって,well-beingの向上を目指しています.
主な研究プロジェクト
対話システムとの交流の過程でユーザのQOLスコアを推定する機械学習モデルを開発.ユーザの動画,音声,会話内容の統合処理を通じて,リアルタイムでのQOLの変動を捉えられるようにし,従来のアンケートベースの評価方法に比べ低負担かつ効率的な状態把握を可能にしました.
Best Student Paper Award受賞,FIT論文賞受賞
論文:Multimodal QOL Estimation During Human–Robot Interaction
実際のセラピストから集めたカウンセリングデータセットから共感的対話につながる要素を提案.また,LINEやVRを活用したテレカウンセリングシステム,および,対話ロボットに組み込んだカウンセリングシステムの評価を行い,ネガティブな感情強度の低下と精神的QOL向上など,心理的支援の可能性を実証しました.
若手プレゼンテーション賞受賞
論文:高齢者見守りのためのカウンセリングエージェントとの対話過程におけるQuality of Life推定システムの構築
臨床心理学や医学を専攻する学生,および,企業との連携により,カウンセリングデータの分析を通じてユーザの自己開示を促進する対話手法の解明と対話システムの構築を行いました.
特許共同出願 済
論文:継続的関係構築に向けたカウンセリングロボットの対話システムの構築
価値観や背景の異なる人同士の対立的な対話を円滑化させることを目的として,大規模言語モデルベースの介在システムを考案.人間同士の創造的かつ継続的なコミュニケーションの促進を実現させました.
人工知能学会優秀賞受賞
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