令和4年11月17日(木)13:30~17:35 ・ 11月18日(金)10:00~12:00
東京大学大気海洋研究所 共同利用研究集会
2022年度水圏生態系 モデリングシンポジウム
開催場所: 東京大学大気海洋研究所2F 講堂
〒277-8564 千葉県柏市柏の葉5-1-5 TEL 04-7136-6009
終了しました。多数のご参加ありがとうございました。
こちらのリンク先にて概要・発表資料を公開しております。
https://cesd.aori.u-tokyo.ac.jp/MEM/sympo_marineeco2022.html
(発表資料へのアクセスは関係者限定とさせて頂きます)
プログラム
11月17日
- 13:30–13:40 伊藤幸彦 (東京大学大気海洋研究所)
はじめに
- 13:40–14:20 SDGsと生態系モデルの活用 ~沿岸海域の観点から~
生態系プロセスモデル Part1 (閉鎖性海域,豊かな海と気候変動)
- 14:40–15:00 気候変動・栄養塩類管理の影響評価に向けた陸域-海域統合水環境モデル
- 15:00–15:20 海草植生抵抗が浅海域の一次生産および炭素輸送に与える影響
- 15:20–15:40 生態系モデルによるブルーカーボンと豊かな海再生に向けた予測・評価の試み
- 15:40–16:00 沿岸生態系モデルの環境影響評価への活用
生態系プロセスモデル Part 2 (日本近海,低次生産と高次生産)
- 16:15–16:35 Computationally efficient approaches for modeling the adaptive response of phytoplankton,
- 16:35–16:55 日本周辺太平洋陸棚域~開放型湾の低次生態系モデリング
- 16:55–17:15 日本周辺における生態系モデルEcopathの構築とその可能性
- 17:15–17:35 栄養塩循環から高次栄養塩段階生態系までを取り扱う統合モデルの現状と課題
11月18日
生態系ラグランジュモデル・AIモデル
- 10:00–10:20 日本近海高解像度粒子追跡
- 10:20–10:40 アサリ浮遊幼生や仔稚魚を対象としたラグランジュ型モデルによる漁業影響評価への活用
- 10:40–11:00 漁獲量を予測するーAI活用の可能性についてー
- 11:15–12:00 総合討論
![](https://www.google.com/images/icons/product/drive-32.png)
開催趣旨
持続可能な開発目標(SDGs)が国連加盟193カ国の共通目標として設定される中,水圏生態系のしくみと価値を理解し,利用・管理することは重要である.一方,水圏生態系は,物理学,化学,生物学,水産学,海洋学,陸水学,環境学など多様な学術分野が関わる系(システム)であり,また,その持続的な利用と管理にあたっては,社会学・経済学・行政学までも関わる分野横断型のシステムでもある.このような複雑なシステムを理解し,予測・評価するためには,問題となっている現象を明確化・単純化し,現象の理解にとって本質的と思われる概念を導入する思考過程,即ち,「モデル化」は有用である.しかしながら,モデル化における数学の活用方法は,その適用・応用分野に応じて様々なバリエーションが存在し,それぞれに発展してきた.こうした状況下,分野の異なるモデル研究者が交流し,その相違点・共通点を互いに理解し発見する機会は,「多様な価値を生み出す生態系」の理解と予測・評価にとって,今後,益々重要となるであろう.本研究集会では,水圏生態系における様々な生態系のモデル化と,それらに基づく機構解明,予測・評価,さらには,科学と政策のコミュニケーションプラットホームとしてのモデル活用の可能性について議論し,学際分野から政策分野まで,数理モデリングの幅広い活用・展開のきっかけとなることを目的とする.
会場
会場名 東京大学大気海洋研究所2F 講堂
住所 〒277-8564 千葉県柏市柏の葉5-1-5
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