〒277-8564 千葉県柏市柏の葉5-1-5 TEL 04-7136-6009
終了しました。多数のご参加ありがとうございました。
こちらのリンク先にて概要・発表資料を公開しております。
https://cesd.aori.u-tokyo.ac.jp/MEM/sympo_marineeco2022.html
(発表資料へのアクセスは関係者限定とさせて頂きます)
開催趣旨
持続可能な開発目標(SDGs)が国連加盟193カ国の共通目標として設定される中,水圏生態系のしくみと価値を理解し,利用・管理することは重要である.一方,水圏生態系は,物理学,化学,生物学,水産学,海洋学,陸水学,環境学など多様な学術分野が関わる系(システム)であり,また,その持続的な利用と管理にあたっては,社会学・経済学・行政学までも関わる分野横断型のシステムでもある.このような複雑なシステムを理解し,予測・評価するためには,問題となっている現象を明確化・単純化し,現象の理解にとって本質的と思われる概念を導入する思考過程,即ち,「モデル化」は有用である.しかしながら,モデル化における数学の活用方法は,その適用・応用分野に応じて様々なバリエーションが存在し,それぞれに発展してきた.こうした状況下,分野の異なるモデル研究者が交流し,その相違点・共通点を互いに理解し発見する機会は,「多様な価値を生み出す生態系」の理解と予測・評価にとって,今後,益々重要となるであろう.本研究集会では,水圏生態系における様々な生態系のモデル化と,それらに基づく機構解明,予測・評価,さらには,科学と政策のコミュニケーションプラットホームとしてのモデル活用の可能性について議論し,学際分野から政策分野まで,数理モデリングの幅広い活用・展開のきっかけとなることを目的とする.