東京大学 大学院理学研究科 物理学専攻 A2サブコースに興味がある方を主な対象とする大強度陽子加速器施設J-PARCの見学ツアーを6月17日(土)に開催します。
東京大学 大学院理学研究科 物理学専攻 A2サブコースに興味がある方を主な対象とする大強度陽子加速器施設J-PARCの見学ツアーを6月17日(土)に開催します。
参加には事前申し込みが必要です。詳細は参加申込者に連絡します。
開催形式:
実際に現地に来ていただき実験装置を見学します。
大型バスで送迎を行います(東大本郷キャンパス付近発着)。
現地近くからの参加希望なども対応できる可能性があります。お問い合わせください。
昼食はこちらでお弁当を提供いたします。
茶菓を交えて研究者や大学院生との歓談を行います。
状況によっては開催形態の変更や中止の可能性があります。
参加費用: 無料
日程: 2023年 6月17日(土)8:45集合、9:00出発、20:00頃 解散(予定)
9:00 東大本郷キャンパス出発
11:00 J-PARC到着
11:20-12:50 J-PARC概要説明・昼食
13:00-16:30 各施設の見学(下記参照)
加速器制御棟、T2K前置検出器、ハドロン実験施設、ミューオン実験施設を順番に見学し説明を受けます
16:30-18:00 研究者・大学院生と懇談
20:00ごろ 東大本郷キャンパス付近で解散
参加申し込み:申し込みは締め切りました。
プログラム(予定)
イントロダクション
世界最大強度の陽子ビームを供給する加速器実験施設 J-PARC で行われている研究と施設の概要を説明します。 (小林 隆 J-PARCセンター長)
加速器
「世界一の大強度陽子ビーム」を作る高周波加速器とそのビームを制御する制御室の様子を見学し、J-PARCで行われている加速器の研究の概要を説明します。(小関 忠 研究室)
ニュートリノ実験施設
「ニュートリノのCP対称性は破れているのか?」J-PARCから295km離れたスーパーカミオカンデにニュートリノビームを打ち込んでいるT2K実験の前置ニュートリノ検出器を間近で見学します。(横山 将志 研究室・中島 康博 研究室)
ハドロン実験施設
30GeVの陽子ビームや、それを標的に当てて生成される二次粒子を使った原子核・素粒子実験を行うハドロン実験施設では、当日ビームが出て実験をしている最中の予定です。制御室の様子を見学し、行われている実験の説明をします。
「ハドロンの自発的対称性の破れは回復するのか?」新たに稼働したビームラインで原子核内でのハドロン質量変化を測定する実験をしています。(小沢 恭一郎 研究室)
「重い中性子星の謎」ストレンジクォークを含んだハイパー核の性質を調べる実験をしています。また、これまでの10倍の分解能で精密測定を行う次世代プロジェクト、高分解能高強度ビームラインでの研究を計画しています。(中村 哲 研究室)
ミューオン実験施設
「素粒子標準理論に綻びが見えたのか?」新しい実験手法で行うミューオンの異常磁気能率・電気双極子能率の精密測定実験を行う新設ビームラインと実験装置の準備状況を見学します。(齊藤 直人 研究室・三部 勉 研究室)
懇談会
J-PARCで実際に研究をしている大学院生や研究者を交えて、J-PARCでの研究活動や学生生活などについての質疑応答を行います。
問い合わせ先:横山将志(東京大学) masashi@phys.s.u-tokyo.ac.jp