系外惑星大気研究会2024

主旨

本研究会では、様々な太陽系外惑星大気の物理的・化学的環境と、その多様性の要因となる惑星形成・進化過程について議論する。さらに、系外惑星とその周辺分野(太陽系内惑星、衛星)の現状を共有し、系外惑星の起源や大気、表層環境への理解を深める。そしてJWSTやArielなどの大型観測ミッションから近い将来に得られる高精度な系外惑星大気分光データを用いた理論研究の可能性について議論を行う。また、巡検を実施し過去から現在にわたる火山活動や海洋・気候現象について理解を深めることで、地球表層のシステムや進化を学ぶ。地球環境との比較を通じて、系外惑星表層環境のより包括的な理解を目指す。

プログラム

8月20日

9:00 - 10:00 初期地球大気の光化学進化（吉田辰哉、東北大学）

10:00 - 11:00 系外惑星の大気構造（押田恵介、東京大学）

11:00 - 12:00 惑星形成期の内部構造進化（枩村顕史、東京大学）

12:00 - 13:00 昼食休憩

13:00 - 14:00 系外惑星のマグマ・大気相互作用（Chanoul Seo、国立天文台）

14:00 - 15:00 スーパーアースの大気進化（伊藤祐一、国立天文台）

15:00 - 16:00 系外惑星大気のエアロゾル（大野和正、国立天文台）

16:00 - 17:00 系外惑星大気の地上高分散観測（川内紀代恵、立命館大学）

8月21日

9:00 - 10:00 火星衛星探査（玄田英典、ELSI）

10:00 - 11:00 火星衛星の起源（松岡亮、北海道大学）

11:00 - 12:00 原始火星の内部構造（齊藤大晶、函館大谷短期大学）

12:00 - 13:00 昼食休憩

13:00 - 14:00 ハビタブル惑星の気候（小玉貴則、ELSI）

14:00 - 15:00 地球型惑星の大気散逸（中山陽史、立教大学）

15:00 - 16:00 巨大衝突による大気進化と熱進化（黒崎健二、神戸大学）

16:00 - 17:00 巨大惑星の内部構造と熱進化（蔭谷泰希、東京大学）

8月22日

終日 恵山  地質巡検

8月23日

9:00 - 10:00 白色矮星周りのダスト熱放射（奥谷彩香、国立天文台）

10:00 - 11:00 原始惑星系円盤の化学進化（野津翔太、東京大学）

11:00 - 12:00 地球型惑星の大気進化（生駒大洋、国立天文台）

開催地

リブマックスリゾート函館  グリーンピア大沼（〒049-2142 北海道茅部郡森町赤井川229）

参加登録費

10000円（現地にて支払い）

SOC: 奥谷彩香（国立天文台）、蔭谷泰希（東京大学）

LOC: 齊藤大晶（Chair、函館大谷短期大学）、松岡亮（北海道大学）、奥谷彩香（国立天文台）、蔭谷泰希（東京大学）