東京大学 教養学部
文理融合ゼミナール「研究入門」

文理融合ゼミナール「研究入門」について

展開科目「文理融合ゼミナール」(東京大学教養学部前期課程、2021年度~)は、Science、Technology、Engineering、Math (STEM)にArtを加えたSTEAM教育の実践的科目です。少人数の演習を通して、創造力や分野を超えた発想・問題解決能力を体得することを目的としています。文理融合ゼミナールは「認知と芸術」「身体と芸術」「メディアと芸術」「研究入門」からなります。開講科目は、下記の芸術創造連携研究機構のリスト(他学部開講科目も含む)から参照することができます。

開講科目 : 東京大学芸術創造連携研究機構 (u-tokyo.ac.jp) 

文理融合ゼミナール「研究入門」(2022年度~)では、芸術と諸学術の協働により得られた諸分野の問いに実際に取り組み、教員のメンターシップのもと、研究発表、展示・公演、社会実装などを目指します。各教員2~3名程度の配属です。

2024年度Sセメスター

2024年度Sセメスターでは、下記の科目が開講されます。共通ガイダンスを行います。
2024年4月9日(火)6限 (19:00~20:00) オンライン(オンライン接続情報はITC-LMSで確認すること)

履修希望者は履修希望フォームにフリーフォーマットの研究提案書を提出してください

「つながるかたち」 舘 知宏

「つながるかたち」では、手を動かして「かたち」をつくることを端緒とし、科学的視点で発見すること、問いを得ること、その問いを解くことの連鎖を実践します。研究室のデジタルファブリケーション機器などを用いた製作や、CAD・プログラミングによるモデリングなども行います。

参考:

副産物ラボ」 中井 悠

「副産物ラボ」では、さまざまな専門を持つ学生とともに、広い意味での「パフォーマンス」の研究と制作、そして「癖」や「影響」などの関連トピックを軸とするセミナーや出版物の企画を行なっています。また教員が現在、国内外で関わっているさまざまなアート・プロジェクトに参加することも可能です。

参考:

過去の開講

2023年度Aセメスター

2023年度Sセメスター

2022年度Aセメスター

2022年度Sセメスター

マテリアルインタラクション」 筧 康明

「マテリアルインタラクション」では、物理的な素材の特性や現象に着目しながら、コンピュータを介した新しいインタラクションを創出することを目指します。身の回りの素材を含むものの特性に注目し、ディスプレイやセンシングなどインタフェースへの活用方法を考えます。さらに、アプリケーションシナリオの提示や作品表現などアウトプットやプレゼンテーション方法にもこだわりを持って進めます。研究テーマに応じて、研究室のデジタルファブリケーション機器などを用いた製作や、Arduinoなどを用いた電子工作なども行います。

参考:

アートする身体」 工藤和俊

スポーツ、ダンス、音楽などのパフォーマンスにおける動作、筋活動、眼球運動、心拍、呼吸等の生体情報計測、映像解析等を用いて身体パフォーマンスの熟達化プロセスや熟達者の身体技法を明らかにすることを目指します。

参考: