第37回 国際生物学賞記念シンポジウム

人類の誕生と地球の未来

Commemorative Symposium for the 37th International Prize for Biology

Human Origins and the Future of the Earth

主催:東京大学・日本学術振興会

Cover image: © T. White

日時:2022年12月17日(土)9:00~17:00、18日(日)13:00~17:50

場所:東京大学本郷キャンパス

どなたでも無料でご参加いただけます。

12月17日(土)

研究者・大学院生を対象とした英語の講演が行われます(定員80名)。参加には事前の登録が必要です。

【定員に達したため登録受付を終了しました】

12月18日(日)

一般を対象とした日本語の講演が行われます(定員400名)。事前の参加登録は不要です。

また18日の講演をライブ配信します。ライブ配信の視聴には事前の登録が必要です。以下よりお申し込みください。登録締め切りは12月11日(日)です。配信URLは後日メールにてお知らせいたします。

開催趣旨

国際生物学賞は、昭和天皇の御在位60年と長年にわたる生物学の御研究を記念するとともに、本賞の発展に寄与されている上皇陛下の長年にわたる魚類分類学の御研究を併せて記念し、生物学の奨励を図ることを目的とした賞です。国際生物学賞委員会が毎年1つの授賞分野を選定し、当該分野の研究において世界的に優れた業績を挙げ、世界の学術の進歩に大きな貢献をした研究者が授賞されています。

第37回国際生物学賞の授賞対象分野は「ヒト進化の生物学」であり、カリフォルニア大学バークレー校教授のティモシー・ダグラス・ホワイト博士が受賞されました。ホワイト博士は、440万年前のアルディピテクス・ラミダス(ラミダス猿人)化石を始めとする様々な段階の人類化石や、その周辺の動物層及び環境(古環境)資料の発見と分析を通じて、それまでは不明であった初期人類の起源とその進化過程の理解を飛躍的に高め、その業績は国際的にも高く評価されています。

本シンポジウムは、ホワイト博士の受賞を記念して、「ヒト進化の生物学」をテーマに企画されました。1日目はホワイト博士による特別講演、および国内外からお招きした関連分野の研究者による研究者・大学院生向けの講演が行われます。2日目は、ホワイト博士による特別講演(同時通訳)に加え、同分野における先端的な研究に取り組まれている日本人の研究者にご講演を頂き、「ヒト進化の生物学」の最前線を紹介します。

プログラム

12月17日(土)

9:00~17:00(開場8:30)

東京大学 小柴ホール

09:00 Opening Remarks

Hiroki Oota (Univ. Tokyo)


09:05 – 10:35 Session 1 Environments, Primates, and Hominization (1)

Chair: Osamu Kondo (Univ. Tokyo)

09:05 – 09:35 Masato Nakatsukasa (Kyoto Univ.)

Miocene Ape Evolution in Africa: What Are Apes?

09:35 – 10:05 Takeshi Furuichi (Kyoto Univ.)

Evolution of Socio-Sexual Relationships in Honininae

10:05 – 10:35 Leslea Hlusko (CENIEH, Burgos)

Integrating the Phenotype and Genotype in Primate and Human Evolutionary Studies


10:35 – 10:50 [Coffee Break]


10:50 – 12:20 Session 2 Environments, Primates, and Hominization (2)

Chair: Yasuo Ihara (Univ. Tokyo)

10:50 – 11:20 Yonas Beyene (CFEE, Addis Ababa)

Paleoanthropological and Prehistoric Record of Ethiopia

11:20 – 11:50 Clive Oppenheimer (Univ. Cambridge)

Volcanoes and Eruptions in Prehistory

11:50 – 12:20 Caroline Stromberg (Univ. Washington)

Environmental Contexts of Human Origins and Evolution: Paleobotanical Perspectives

12:20 – 13:30 [Lunch](Bento)

13:30 – 14:30 Session 3 Mechanism of Human Evolution (1)

Chair: Jun Ohashi (Univ. Tokyo)

13:30 – 14:00 Naomichi Ogihara (Univ. Tokyo)

Biomechanics, Motor Control, and Evolution of Human Bipedal Locomotion

14:00 – 14:30 Christoph Zollikofer & Marcia Ponce de Leon (Univ. Zurich)

A Brief Evolutionary History of the Human Brain


14:30 – 14:45 [Coffee Break]


14:45 – 15:45 Session 4 Mechanism of Human Evolution (2)

Chair: Reiko T. Kono (Keio Univ.)

14:45 – 15:15 Maria Martinon-Torres (CENIEH, Burgos)

Evolutionary Trajectory of the Genus Homo: What Fossil Teeth Can Tell Us

15:15 – 15:45 Nina Jablonski (Penn State Univ.)

Understanding the Evolution of Human Diversity and Adaptations in Light of Our Primate Ancestry


15:45 – 16:00 [Coffee Break]


16:00 – 17:00 Session 5 Award Lecture

Chair: Gen Suwa (Univ. Tokyo)

16:00 – 17:00 Timothy D. White (Univ. California, Berkeley)

Opening Windows on the Human Past: Ongoing Research in the Afar’s Middle Awash Study Area

12月18日(日)

13:00~17:50(開場12:00)

東京大学 大講堂(安田講堂)

司会:大橋 順(東京大学)


13:00 開会挨拶

大橋 順 (東京大学)


13:05 – 13:25 諏訪 元 (東京大学)

「ホワイト博士と人類進化研究」

13:25 – 14:15 ティモシー・D・ホワイト(カリフォルニア大学バークレー校)

「Integrating the Physical, Social, and Biological Sciences to Illuminate Human Emergence/人類の成り立ちを地球・社会科学と生物科学の融合から探る」(同時通訳)


14:15 – 14:35 [休憩](ホワイト博士との歓談の時間)


14:35 – 15:00 古市 剛史 (京都大学)

「ボノボから学ぶヒトの進化:メスたちがつくる平和社会」

15:00 – 15:25 中務 真人(京都大学)

「中新世アフリカの類人猿進化:類人猿って何?」

15:25 – 15:50 河野 礼子(慶應義塾大学)

「歯の形態から探る人類の進化」


15:50 – 16:00 [休憩]


16:00 – 16:25 荻原 直道 (東京大学)

「サルの歩行分析から探るヒトの直立二足歩行の進化」

16:25 – 16:50 井原 泰雄 (東京大学)

「言語の起源を探る」

16:50 – 17:15 高畑 尚之 (総合研究大学院大学)

「ゲノム情報からみた人類進化」


17:15 閉会挨拶

大橋 順 (東京大学)


17:20 – 17:50 講演者との歓談の時間

flyer.pdf