学校概要
設立目的
当校は、福岡市内に居住する軽度の知的障がいのある義務教育修了者(中学校または特別支援学校中学部を卒業した者)のうち、当校を卒業した後「企業に就労して働き続けたい」という意欲・根気・実行力をもった生徒たちに対して、就労に必要な知識・技能・態度を身につけさせることを目的として、平成16年4月に開校された高等特別支援学校です。
校章
経営方針・教育目標
経営方針は、「当校の使命である知的障がいのある生徒の企業就労(働き続ける)をめざすために、生徒主体の『ホンモノに出会わせる』教育実践に取り組み、企業や関係機関等との連携を図り、職員一人一人が同じ目的に向かって協働している学校経営に務める」ことを全職員で確認しました。
教育目標は次の3点です。
1.生徒自身の実態と家庭環境等を的確に把握し、必要な指導や適切な支援を通して、生徒一人一人の社会参加及び職業的自立を図る。
2.生徒が主体的に活動できる教育活動を行い、社会生活・職業生活に必要な知識・技能・態度・習慣を養う。
3.集団における活動や体験的な学習を通して、社会性・協調性・自立心を養うとともに豊かな人間性(心・技・体)を育む。【ヒューマンスキル→テクニカルスキル】
「博多高等学園」学校要覧①はこちら
「博多高等学園」学校要覧②はこちら
育てたい生徒像
「博多高等学園 五語五心」に象徴されます
(1)自分が失敗したときに、「申し訳ありませんでした」という 「反省の心」
(2)人から頼まれたときに、笑顔で「はい、わかりました」という 「素直な心」
(3)目標を達成したときに、「みなさんのおかげです」という 「謙虚な心」
(4)人が困っているときに、「私がします」という 「奉仕の心」
(5)人から褒められたときに、「ありがとうございます」という 「感謝の心」
地域貢献について
当校は、太閤秀吉の時代に町割りをされたと言われる博多の町の中心に位置しており(博多部と呼ばれることがあります)、旧福岡市立御供所小学校(現在は、福岡市立博多小学校に統廃合されています)の跡地に開校、平成25年4月に旧福岡市立大浜小学校跡地に移転開校しました。当校が位置します博多部は、博多どんたく(博多松囃子)や博多祇園山笠等の伝統行事や灯明ウォッチング等の地域行事が多く、これらの行事への参加を通して生徒たちの社会性の育成に努めております。
また、総合的な学習の時間に地域清掃を取り入れる等、地域に積極的に出向いたり、地域の豊かな教育資源を活用するなど、地域の方々に「おらが学校」と親しまれ、地域とともに歩み成長する学校をめざしております。
教育活動の概要
当校では、できるだけ多くの生徒が卒業後に企業就労できるように、開校以来職業教育に力を入れてまいりました。週2回(火曜日、水曜日のいずれも全日実施)取り組んでおります作業学習では、食品・接客、流通・事務、清掃・福祉、環境・園芸の4つの班に分かれ、作業に必要な知識・技能の習得のみではなく販売・商品管理・接客など、幅広い活動を行っています。また、生徒によっては、1年生時の早い段階から企業等での職場実習に取り組んでいます。
一方、自立した生活を営むためには、社会生活や家庭生活を送る上で必要な知識・技能の習得が求められます。
それらを学ぶための
生活関連学習(生活基礎・生活技能・生活情報・生活充実)を設けています。
生活基礎では、日常生活に必要な読み書きや数の学習、履歴書や手紙の書き方などを学習します。
生活技能では、調理や洗濯等の家事に必要な知識・技能を実技を通して学習します。
生活情報では、パソコンをはじめとした情報機器等の操作やインターネットの活用(ネチケット学習も含む)を学習します。
生活充実では、音楽や体育、美術等の活動を通して余暇利用につながる学習を実施しています。
また、上記の生活関連学習の範疇に含まれませんが、就労や自立に必要な内容は職業という教科で学習します。
さらに、卒業後の生活の充実や余暇活動の広がりを支援するため、生徒の得意なことや興味・関心に基づき、全員参加の部活動にも取り組んでおります。
教育課程
学校評価
週時間割表
いじめ防止基本方針
部活動
パソコン部、音楽部、美術部、読書部、エクササイズ部、卓球部、トレーニング部
警報発令時の登校
保護者の方へ
社会的自立をめざして
自立した生活、働き続ける力を育てるためには、学校における支援だけではなく家庭支援がとても重要になります。
当校では、お子様の生活様子をチェックできる「保護者向けリーフレット」を作成しております。
ぜひご家庭で活用いただきますようお願いします。