高橋 直輝
高橋 直輝
曲線通路の曲率半径が方向感覚に与える影響
ある場所から別の場所へ効率的に移動するためには、目的地の方向や自身の現在地を正しく見積もる必要がある。特に目的地の方向の推定においては、「方向感覚」が重要な役割を果たしていると考えられる。
本研究では、曲線通路の曲率半径が、人間の方向感覚の正確さに与える影響を検証した。仮想環境内に曲率半径の異なる曲線通路を用意して、通路を歩行する前後での方向感覚のずれを計測した。実験結果の分析をとおして、方向感覚が狂いにくい建物の設計に役立つ知見を得ることを本研究の目的とする。