概要

Comet Interceptorは宇宙航空研究開発機構(JAXA)が参加する欧州宇宙機関(ESA)の彗星探査ミッションであり、彗星の中でも特に始原的とされるカテゴリーに属する長周期彗星を､初めて直接探査します。次世代小天体サンプルリターン(SR)はJAXAの戦略的中型探査として提案が検討されている彗星探査ミッションであり、彗星地下物質の試料を初めて地球に持ち帰ります。

このたび、2つの彗星探査ミッションの合同サイエンス会合を開催いたします。本会合では、彗星研究を含む太陽系科学・天文学の現状をレビューし、彗星探査が切り拓くサイエンスを議論します。本会合を通じて、Comet Interceptorと次世代小天体SRのサイエンスを強化するとともに、両者のシナジーを見出します。各分野の専門家によるレビュー講演に加え、両ワーキングチーム内外の研究者による講演を募集いたします。

招待講演

※講演タイトルは仮のもの

• プレソーラー粒子のサイエンス：瀧川 晶（東京大学）

• 彗星有機物のサイエンス：癸生川 陽子（横浜国立大学）

• （微）惑星形成理論：奥住 聡（東京工業大学）

• 原始惑星系円盤観測とのシナジー：古家 健次（国立天文台）

• 彗星観測とのシナジー：大坪 貴文（国立天文台）・河北 秀世（京都産業大学）

• 彗星の軌道進化・表面物質の熱史：金丸 仁明（東京大学）

• 表面・内部物質進化：荒川 創太（海洋研究開発機構）

• 太陽風–彗星相互作用：原田 裕己（京都大学）

プログラム

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お問い合わせ

世話人：黒川 宏之（東京大学；hirokurokawa@g.ecc.u-tokyo.ac.jp），笠原 慧（東京大学；s.kasahara@eps.s.u-tokyo.ac.jp），河北 秀世（京都産業大学；kawakthd@cc.kyoto-su.ac.jp）