「ワークシート」ボタンからこのコースで使用するワークシートを開き、左上のメニューのファイル>ダウンロード(.docx)からダウンロードしてください。
課題や演習の答えはワークシートに入力してください。
ここでは、広い分野を検索対象としたWeb of Scienceというデータベースを使って海外論文の探し方を説明します。
Web of Science以外の海外論文を探すためのデータベースについては、以下のリンクよりご確認ください。
世界中の主要な学術雑誌論文を検索可能。高品質な学術雑誌のみを厳選して収録。
広い分野を収録。自然科学(約8,300タイトル)、社会科学(約2,900タイトル)、人文科学(約1,600タイトル)
引用文献データベースであり、リンクされた引用文献をたどることが可能です。
シソーラスはなし
※シソーラス:同義語や類義語をまとめた検索用の辞書機能
Step.1
図書館HPの右側のメニューの「データベース一覧」をクリックし、「よく使われるデータベース」から【Web of Science Core Collection】を選択します。
Step.2
ポップアップのメッセージが2つ出た場合は、「すべてのCookieを受け入れる」、「Remind me later」をそれぞれ選びます。
Step.3
検索フォームではどの項目から検索するか指定できます。検索条件の追加、期間を絞るといったことも可能です。
Step.4
検索欄にキーワードを入力することで検索できます。
Step.5
検索結果画面では、左側の項目で出版年、トピック、著者などで絞り込めます。
並び順の変更は右上のプルダウンから行うことができます。
各論文の右側の引用・被引用数の数字をクリックすると、引用・被引用文献のリストを表示することもできます。
Step.6
論文のタイトルをクリックすると、論文詳細画面が表示されます。
論文によっては詳細画面左上に「連携サービスへのリンク」が表示され、クリックするとPDFが読めることがあります。
また、「北大図書館Full Text Navi」という黄色のアイコンも表示されています。これは、論文が北大でPDFで読めるかどうかを自動で調べてくれるものです。
Step.7
右側を見ると、被引用数、引用文献の数が表示されています。被引用文献はこの論文を引用した文献、引用文献はこの論文を書く上で引用した文献です。それぞれ数字の部分をクリックすると、被引用文献、引用文献のリストを表示できます。
Step.8
右側の「引用文献」の数字部分をクリックします。
Step.9
引用文献リストが表示されたら「検索結果のセットとして表示」をクリックします。
Step.10
このようにして引用文献リストを表示することができます。Web of Science上にデータがあるものは論文詳細へのリンクや引用文献の引用文献の情報などが表示されています。
左側の絞り込み項目を使って、引用文献の中からさらに絞り込むこともできます。
ここで検索のコツを少しご紹介します。これらの機能はWeb of Science以外のデータベースでも使えることがあります。
1)フレーズ検索
ダブルクォーテーションで囲むと、複数の単語をフレーズとして検索できます。
2)ワイルドカード
ワイルドカードを使うと文字の一部をあいまいにしたまま検索することができます。
また、この2つを組み合わせて検索を行うことも可能です。
3)検索条件の指定
キーワードを入れるだけではなく、タイトルから検索するのか、出版物名から検索するのかなど、どの項目から検索するかをあらかじめ指定すると検索精度が高まります。
4)絞り込み
検索結果画面で左側から絞り込み項目を選択することで、さらに結果を絞り込むこともできます。
演習1 その1
好きなキーワードを用いてWeb of Scienceで論文を検索し、読んでみたい論文をひとつ選んで情報をワークシートに入力しましょう。
検索に使ったキーワード:
論文タイトル(メインタイトルのみでOK):「 」
著者名:
掲載誌名:「 」
巻号:
ページ(ない場合もあり):
出版年:
演習1 その2
検索結果を日付が新しい順に並べ替え、「高被引用文献」のみに絞り込んでみましょう。
絞り込みを行ったら、1番上に出てきた論文の情報をワークシートに入力しましょう。
論文タイトル(メインタイトルのみでOK):「 」
著者名:
掲載誌名:「 」
巻号:
ページ(ない場合もあり):
出版年:
演習1 その3
その2で検索した論文の引用文献リストを確認し、論文を1つ選んでワークシートに入力しましょう。
論文タイトル(メインタイトルのみでOK):「 」
著者名:
掲載誌名:「 」
巻号:
ページ(ない場合もあり):
出版年:
課題1
Web of Scienceを使い、スライド48で提示されたキーワードがタイトルに含まれる論文を以下の条件のもとで探してみましょう。(スライドがない場合は自分でキーワードを設定してみましょう。)
【条件】
・スライド48のキーワードは英語に直す
・検索条件を「タイトル」に設定する
・ダブルクォーテーションを使いフレーズ検索を行う
ペアワーク
ペアワークの時間になったら、隣の人とワークシートを交換して確認してみましょう。
選んだ記事とその閲覧方法について、パソコンの画面を見せながら手順を隣の人に説明してみよう。
説明を聞いていた人は、採点欄に○(合っている)・△(そうだっけ?)・×(違います)を記入しよう。
ここでは、北大の蔵書検索を使ってより細かく条件を設定した検索について説明します。
北大蔵書目録以外の図書を探すためのデータベースについては、以下のリンクよりご確認ください。
・国内編
・海外編
北大の蔵書検索でも1.3.で説明した検索のコツを使うことができます。
ワイルドカードを使った検索を行ってみましょう。
演習2
それぞれ①「communication」と②「communi*」をキーワードとして北大の蔵書目録を検索して検索結果の件数を比べてみましょう。
①「communication」の検索結果件数: 件
②「communi*」の検索結果件数: 件
北大蔵書検索での検索に役立つコツについてさらに追加で説明します。
ここで紹介する検索方法は他のデータベースでも使える場合があります。
5)完全一致検索
検索語の先頭に「# (シャープ) 」を入力して検索すると、完全一致検索ができます。探したい語句が確定している場合、ピンポイントで検索することができます。
6)論理演算
【AND検索】
複数の入力項目の間にスペースで挟んだ「*」もしくはスペースを入力すると前後両方の入力した項目を含む検索結果を表示します。
【OR検索】
複数の入力の間にスペースで挟んだ、「+」を入力すると、前後どちらかの入力した項目を含む結果を表示します。
【NOT検索】
複数の入力の間にスペースで挟んだ、「-」を入力すると、前項目を含むが後項目は含まずという検索結果が表示されます。
課題2
(1)授業に関連するキーワードを2つ連想し、それぞれ「AND検索」「OR検索」「NOT検索」を行い、以下の条件に合う資料を見つけて情報をワークシートに入力しましょう。
※出来そうな人はキーワードを英語で考えて検索してみましょう!
【条件】
・AND検索
資料の種類:図書
配架場所:北図書館(検索結果の中から【北図書館西棟2階or北図書館西棟3階】の資料を選んでください)
状態:貸出中ではないもの
・OR検索
資料の種類:雑誌
・NOT検索
資料の種類:電子コンテンツ(電子ブック・電子ジャーナル)
ヒント:電子ブック・電子ジャーナルの利用方法はスライドやアカデミックスキルガイド(電子ブック・電子ジャーナル)を参照しましょう。
(2)授業内のアクティビティで、北図書館内の図書を探す時間が設けられている場合は【AND検索】で検索した図書を探しましょう。
ペアワークの時間が設けられている場合は、課題1と同様に、探した資料とその入手方法について、隣の人と説明・採点を行ってください。
データベースに表示される論文を読むためのリンクはいくつかありますが、その中には北大で利用することができるものとできないものがある場合があります。
以下の図では、簡単にオレンジ色のリンクを北大で購入しているか、無料のため読めるもの、紺色のリンクを北大で購入していないため読めないものの2つに分けています。
データベースに表示されることのある「連携サービスへのリンク」は、北大で読めるかどうかにかかわらず表示されるもののため、リンク先にアクセスしても論文が読めない場合があります。
「北大フルテキストナビゲーター」を使うと、北大で読めるリンクのみ表示されますので、読みたい論文を探す際には「北大フルテキストナビゲーター」を使うようにしてください。
このコースや図書館情報入門では「北大フルテキストナビゲーター」を使って本文が読めるか確認する流れを説明していますが、実際に①連携サービスへのリンクを使った場合②北大フルテキストナビゲーターを使った場合 にわけてそれぞれ確認してみましょう。
①連携サービスへのリンク(ここでは出版社のページへのリンクが表示されています)
②北大フルテキストナビゲーター
①連携サービスへのリンクの場合
出版社のサイトへ遷移しました。全文を読むためのリンクは表示されず、購入の案内が表示されています。
この論文は北大では購入しておらず、北大のネットワーク内でも無料で本文を読めないのでしょうか?②の場合も確認してみましょう。
②北大フルテキストナビゲーターの場合
「Step.1 本文へアクセスする」に本文へのリンクが表示され、クリックしてみると本文を閲覧することができました!
このように連携サービスへのリンクからでは本文を読めない場合でも、北大フルテキストナビゲーターを使うと、北大で購入しているリンクが表示され本文が読める場合があります。