大学院進学を検討している学部3年生を中心とした全国の女子学生を対象に、北海道大学低温科学研究所の最先端かつ学際的な研究現場において、実験・調査研究の体験プログラムを実施します。低温科学を基軸とする物理・化学・生物・地球科学などの複合領域において、1週間程度の研究実地体験をおこないます。
※本プログラムは、北海道大学低温科学研究所の「若手・女性研究者獲得に向けた最先端かつ学際的な研究体験プログラムの提供」事業の一環として開催しています。
対象:大学院進学を検討している四年制大学の学部3年生(4年生も可)
・定員:各テーマ6名程度
・実施期間:
テーマ1. 極地氷床アイスコアから読み解く古環境復元:2026年8月31日−9月4日
テーマ2. 実験から迫る宇宙の分子進化:2026年8月31日−9月4日
テーマ3. 分子生物学から迫る哺乳類の冬眠の謎:2026年9月7日−11日
テーマ4. 電子顕微鏡でみる、ミクロな世界の動的現象:2026年8月24−28日
・交通費・宿泊費は支給いたします
・申込み期間:4月1日ー5月11日
※応募は、一人につき1テーマのみ可能です
・Google formに必要事項を記載の上、ご応募ください
・選ばれた方には、5月19日までに、連絡します
参考:昨年度の様子
テーマ紹介
南極や北極で採取された氷「アイスコア」は、過去の地球環境を教えてくれる重要な手がかりです。大型低温実験室で極地のアイスコアを解析して、研究の最前線を体験します。
ゼミ形式の講義で基礎を学んだあと、大型低温室でアイスコアの切断や分析を体験。得られたデータから地球の過去を一緒に考察します。
担当者から一言:
専攻や成績は問いません。雪氷学に興味があり、進学を考えている方を大歓迎!氷を切り出し、磨くといったマイナス世界での特別な作業を、「面白そう!」と一緒に楽しんでいただける方のご応募をお待ちしています。
参考HP:https://www2.lowtem.hokudai.ac.jp/gisg/
問い合わせ先:飯塚
iizuka@@lowtem.hokudai.ac.jp(@を1つにしてください)
宇宙における分子進化は、極低温空間に漂う氷星間塵表面での原子・分子過程が鍵を握っています。最先端の実験装置を使って、その第一線の研究を体験します。
1) 研究の背景などに関する講義(ゼミ形式)、2)超高真空実験装置を用いた質量分析実験、3)氷星間塵を模した極低温氷表面の実験、等を予定しています。
担当者から一言:宇宙だけではなく、原子・分子・表面に関する物理・化学にも興味が持てる人、実験が好きな人が向いていると思います。現在の学科や成績は問いません。好奇心がある方は大歓迎です。
参考HP:https://www2.lowtem.hokudai.ac.jp/astro/
問い合わせ先:渡部
watanabe@@lowtem.hokudai.ac.jp(@を1つにしてください)
分子生物学から迫る哺乳類の冬眠の謎
哺乳類の一部は極端な低体温となる冬眠を行います。ヒトはそうした低体温には耐えられません。なぜ一部の哺乳類だけが冬眠できるのか、その謎に個体生理や遺伝子から迫る研究を体感します。
i) 冬眠研究の背景などに関する講義(ゼミ形式)、ii) 冬眠時の生理変化の解析実験(遺伝子発現解析、呼吸量測定)、等を予定しています。
担当者から一言:冬眠の仕組みや生きている仕組みそのものを、組織・細胞・分子・遺伝子の言葉で理解したい方に向いていると思います。将来的な博士課程進学を視野に入れている方、大歓迎です。
参考HP:https://www2.lowtem.hokudai.ac.jp/hibernation/
問い合わせ先:山口
bunbun@@lowtem.hokudai.ac.jp(@を1つにしてください)
雪の形は千差万別。このような結晶の構造や形の多様性はどのように決まるのでしょうか。その現場を直接観察する実験から、ミクロな世界の不思議な現象に迫ります。
i) 電子顕微鏡やナノ粒子の基礎と多分野への応用に関する講義(ゼミ形式)、ii) 氷やバイオミネラル、宇宙ダストなどの“その場”観察実験等を予定しています。
担当者から一言:基礎学問を元に様々な分野へと展開する科学の最先端を垣間見ることが出来ます。将来、博士課程に進学して研究者になることを志している方、検討している方は大歓迎です。ぜひ、実際の現場で、修士・博士課程の学生、若手研究者から教授まで、生の声を聴いて将来の糧にして下さい。
参考HP:https://www2.lowtem.hokudai.ac.jp/astro/ykimura/index.html
問い合わせ先:木村
ykimura@@lowtem.hokudai.ac.jp(@を1つにしてください)