ヒトとのインタラクションをともなうメディアコンテンツデザインの研究
・教員紹介
・安原広和 yasuharahk@edu.teu.ac.jp
研究室:研C410
Labメンバー室 :研C413
2026年度 創生課題生の募集については、一番下の欄をご覧ください
キーワード
インタラクティブ、コンテンツデザイン 、ヒューマンインタフェイス、認知科学、UI/UX、次世代メディア、VR/AR/MR , インストラクショナルデザイン、シリアスゲーム
・概要
ゲームデザイン、メディアコンテンツデザインの根底にあるのは「ヒト」とのインタラクションです。私たちの研究室では、「ヒト」とのより良いコミュニケーションを実現するためのメディアのインターフェイス、UI・UXはどうあるべきか、また、そのコンテンツはどのように設計されるべきか、ヒトにとって良いコンテンツを設計する手法はどうあるべきか、という課題に常に取り組み続けています。ゲームコンテンツに限定せずに機械やコンピュータの介在するインタラクティブなヒトとメディアとのコミュニケーション、メディア機器によって拡張された身体的感覚、生み出したアイデアの実装・実証を通して、仮説を検証、発見をしながら、ヒトの実生活に応用・発展させるデザイン手法、デザインアイデアを研究・提案します。
・研究の目的
- コンピュータ技術の発達に伴い成長してきたゲームなどの「インタラクティブ コンテンツ」、いわゆる「コンピュータゲーム」に代表される設計・デザイン手法はコンテンツ制作のために必須な工程ながら、個々のゲームデザイナーの発想や過去のデザイン事例に帰納的に頼る部分が大きく、その根本原理、そして成功、失敗事例や経験から得られた知見は、一般的に同じ分野のゲームデザイナーに共有されず、新規参入者にとってデザイン、コンテンツの設計原理を学ぶことが未だ困難な状況が続いています。
- どのようにヒトにとって「おもしろく、たのしいゲームをはじめとするインタラクティブコンテンツをデザイン、設計するのか?」、つまりはヒトの感情を励起(excitation)できるデザイン、ヒトの行動はどのような認知メカニズムをもって成されるのか?という基礎的な知見が、設計・デザインを建ち上げるファウンデーション(礎石)となります。
- 各ゲームのゲームデザインに含まれている「たのしい」、「おもしろい」、と感じさせる技術、「無意識に反応してしまう」人の習慣など各種の要素を解明し、それらのメカニズムを、ヒトのかかわる生活、産業分野に広げて応用・活用することで、さらなる未来の「たのしい」社会生活デザインの構築につなげることを本研究室活動の主目的としています。
・研究テーマ
・ゲームデザインと社会生活: あそびやゲームデザインの手法を応用した各種産業や作業の効率化、直観的(intuitive)で分かりやすい現場環境の構築や、ある種の疾患の治療など「シリアスゲーム」なども含めて、関連コンテンツの社会や産業への応用、 社会に存在するissueの低減に寄与するすデザインを考える
・VR/AR/MR(3D仮想空間・現実)におけるインタフェイスデザイン: 仮想空間内で迷わない3Dゲームフィールドの設計、ARを使ったメディアコンテンツ・インタラクティブコンテンツの社会への応用事例、VR/AR空間でのヒトにとっての把握しやすいUI・UXのあり方を考える
・ゲームのレベルデザインと学習教育: 元来ゲームコンテンツに備わる学習構造を実装した教材を制作して、あらゆる「学び」「教育」に対応したインストラクショナルなデザインを用いたコンテンツを提案する
・社会インフラにおけるUI/UXの設計: 人の生活環境において利用されるUI/UXには、明確に意味や指示を伝える目的をもって設計されている。より良い情報の伝達を実現するためにインタラクティブな特性を持たせたUI/UXをどのように設計すべきか? その提案を行う
・当Labの具体的な研究内容、取り組むべき研究課題
- あそびやゲームデザインの手法を取りいれた、インタラクティブでたのしくおもしろい学習教材、玩具の提案、試作、実験、実習を行う
- インタラクティブなメディアを通じて生活習慣の改善や、社会生活や家庭、学習などの場面での参加者同士のコミュニケーションの活性化を図るアプリの開発と提案
- ヒトとインタラクティブメディアコンテンツとのデヴァイス(入力・出力装置)を介したコミュニケーション方法の調査と、入力・出力デヴァイスによるメディア機器(visual 、instruments、manipulation、など)の試作、提案を行う
- あそびやゲームデザインの手法を応用して、教育、医療、治療、補助、交通、など社会全般に存在する事例データを集めて解析し、産業や公衆の現場での応用の可能性を実験で実証、issueの軽減へ向けたアイデアの提案などのアプローチを行う
The Fun Theory : https://www.youtube.com/watch?v=2lXh2n0aPyw
- ヒトのあそびやインタラクティブなコミュニケーションに近年実用化されたスマートフォンやVR・ARなどの機器、入力コントローラなど新しいメディアデヴァイスを用いた時の不具合、不便さなどのissue調査研究と、それにより可能となる新しいUI・UXデザインの試作提案を行う
・ゼミでの活動の内容
- 各種インタラクティブメディアコンテンツ、社会にあるコンテンツデザインの調査、分析、提案、学術論文、資料調査
- ゲームデザイン、メディア機器とヒトとのコミュニケーション、UI・UXの企画、立案、試作
- Unityなどのゲームエンジンを使ったアプリの実装実習と制作、研究機材の開発と実装、検証
- 粉ものイベントの開催
2024年度卒業論文テーマ
M0A21007 阿部 木乃圭
・顔表情でフォントサイズ補正を促すシステムに関する研究
M0A21048 大里 一颯
・プレイヤーの指標となるゲーム内情報が及ぼす上達度合への影響の研究
M0A21164 髙橋 海
・VR を用いたギターストローク練習ゲームの提案
M0A21212 長山 鈴音
・場面やシチュエーションに合わせた道案内手法に関する研究
M0A21241 深谷 麗華
・移動停止時に道案内表示を行う AR アプリの提案
M0A21249 藤本 麻理菜
・虚偽心拍フィードバックが集中力に及ぼす影響についての研究
M0A21301 山浦 悠暉
・仮想キャンバスによる書き込みと貼り付けを用いた複合現実における実空間メモシステムの研究
M0A21309 姚 蓉
・ビッグファイブによる性格傾向とゲーム内の行動との関連性に関する研究
・もとめる人物像(こんなヒトたちにはきっとたのしい場所です)
- ビデオゲームのテクノロジー、インタラクティブメディアや新しい技術に興味があり、
積極的に問題を解決する側や、コンテンツを制作する側になりたい人
- 人の行動、習慣、挙動の心理に興味・好奇心を持って接することができる人
- チームメンバーの声に耳を傾け、協調してチーム作業やアイデアを出せる人
- 自分の手で「たのしいものを作りたい!」という意欲のある人、Proactiveな人、
- インタラクティブなソフトウェア、ハードウェアに関するアイデアを実現したい人、
- ゼミに積極的に参加できるヒト、粉ものが好きな人
2026年度生 ゼミ生の募集に関して
・たくさんのご応募をありがとうございました。
希望者が多かったため、提出された研究内容、具体的なやりたいこと、課題の回答等を考慮して決めさせていただきました。