マンドリンを愛した、本校OB 詩人萩原朔太郎の思いを受け継いで
1963年創部。今年で創部63年となる。県内で最も古いマンドリンクラブである。(と思う。)
現在、2年14名、1年3名で活動中。全国大会で3年連続優秀賞表彰をうけることが目標。1年生の部員不足と、慢性的な楽器不足が課題である。
萩原朔太郎 (はぎわら さくたろう)
詩人
1886(明治19)年11月1日、前橋生まれ。旧制前橋中学校在学時代に、 従兄弟である萩原栄次から短歌の手ほどきを受け、文学の道に入る。 後に詩に転向し、1917(大正6) 年 に第一詩集 『月に吠える』 を刊行。 口語の緊迫したリズムで、感情の奥底を鮮烈なイメージで表現し、後の詩壇に大きな影響を与えた。さらに、1923(大正12)年に出版した 『青猫』で、口語自由詩の確立者として不動の地位を得る。 音楽にも熱心で、マンドリン楽団を主宰して演奏活動を行い、また、趣味の写真の実力も並々ならぬものがあり、多才の人だった。1942(昭和17)年 5月11日、 肺炎のため死去。享年55歳。
前橋文学館 HPより
マンドリンオーケストラは、以下のパートによって構成されています。すべてのパートがなくてはならない、個性的で美しい音を奏でます。マンドリン・ドラ・セロはマンドリン族といわれ、弦が2本で1組(合計4組、8本)となっていることが特徴です。この2本の弦をピックで連続して小刻みに上下して演奏する技法をトレモロ奏法と言います。ピッキングでは弾いた瞬間から音は減衰し、声や管楽器、擦弦楽器のように持続した音を出すことはできませんが、マンドリンはトレモロ奏法によって、音の持続を可能としています。主に長く延ばす音として使われます。
イタリア語でtremoloとは、振動、ゆらぎの意味である。
左からマンドリン、ドラ、セロ、ギター