卒業文集づくりをスマートにしませんか?
これまで大変だった文章の修正や写真の整理も、学習端末を使えばあっという間に処理できます。
手書きと組み合わせる方法も、学習用端末だけで完結させる方法も選べます。ICT初心者でも、安心して挑戦できる
作り方を紹介します。
文章作成の負担
子どもたちが自分の思い出を文章にまとめるのが難しい。
書き直しや推敲が多く、時間がかかる。
誤字・脱字のチェック
手書きの場合、先生による確認作業が膨大になりやすい。
添削に時間がかかるため、完成までのスケジュールが圧迫される。
作業の進捗管理
クラス全員の原稿を集めて確認するのが大変。
提出漏れや進行状況の把握が難しい。
生徒 :PC、タブレット
教師 :PC、タブレット
意見出し用アプリ:Googleフォーム、Microsoftフォーム、Canva、Padlet、ロイロノート、オクリンクプラス
構想検討用アプリ:Googleスライド、Microsoftパワーポイント、Apple Keynote、Canva、ロイロノート、オクリンクプラス
下書き用アプリ :Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Microsoftワード、Apple Pages、Canva、ロイロノート、オクリンクプラス
清書用アプリ :Googleスライド、Microsoftパワーポイント、Apple Keynote、Canva、ロイロノート、オクリンクプラス
1.卒業文集のテーマ決め
ホワイトボードアプリ(Padlet、Canva、スライド)やフォームを活用して文集テーマの意見出しやアンケートを行います。
※Padlet・ホワイトボードを活用した事例です。
※Googleフォームでアンケートを活用した事例です。
2.文集の構想を検討
決まったテーマについて、シンキングツールを使って意見出し~整理を行います。
マインドマップの結果をもとに作文の構成を考えます。
3.下書き処理 ~ 添削
4.清書処理
<清書から手書きで行う場合>
清書を手書きで行う場合は、添削後の下書きをもとに原稿用紙に手書きで清書を行います。
清書した原稿用紙を回収後、製本を行います。
<デジタル化を行う場合>
ロイロノートを使った活用事例
②清書したカードを「書き出し」→「画像」で
ダウンロードします。
③写真等を差し込み、製本用カードを作成して
先生に提出します。
Googleドキュメントを使った活用事例
①Googleドキュメントで下書きします。
②縦書きに変換するためCanvaを利用します。
③Canvaで清書したイメージをGoogleスライドに取り込み、製本用ファイルを作成して先生に提出します。
5.製本処理
児童生徒から送信された清書ページ(画像またはPDF)を Googleスライド、Canva、ロイロノート、ミライシードなど一つにまとめ「デジタル文集」を作成します。
文章作成の負担軽減
テンプレートや入力支援を使うことで、児童生徒は書き出しや構成に迷わず原稿づくりに取り組むことができます。
クラウド上で自動保存されるため、途中で消える心配がなく、安心して推敲できます。
誤字・脱字チェックの効率化
自動校正ツールが誤字や文法ミスを見つけてくれるので、児童生徒が自分で修正しやすいです。
コメントやハイライト機能を使えば、フィードバックもオンラインで簡単に行えます。
作業の進捗管理の可視化
原稿がクラウドで管理されるため、児童生徒の進み具合を一覧で確認できます。
提出状況がリアルタイムで更新され、未提出者へのフォローもスムーズに行えます。
毎年多くの時間と労力をかけてきた卒業文集づくりも、ICTの力を活用すれば、よりスマートに、そして創造的に進めることができます。
児童生徒の表現の幅を広げるとともに、先生方の負担も軽減します。これまでの経験を大切にしながら、新しい形の文集づくりに一歩踏み出してみましょう。
#学習指導に係る業務 #卒業文集